孫を甘やかし、教育方法にも干渉する祖母。どんな対処方法がある?

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孫を甘やかし、教育方法にも干渉する祖母。どんな対処方法がある?

核家族化が進む中で、近くに住んでいる祖父母がサポートしてくれる環境は、時間がない共働き家庭にとってはありがたいものです。

ただ、ちょっと孫を甘やかしたり、教育方針について過干渉かなと感じた時の対応は、実親だけになかなか難しいところ。

その対応のコツを、アドラー式子育ての熊野英一さんにアドバイスをもらいました。

子どもの成長を願う気持ちは、親も祖父母も一緒

子どもの成長を願う気持ちは、親も祖父母も一緒

質問者
困ったときにサポートしてくれる存在がいることは、本当にありがたいことです。

物理的に人手が増えて負担は分散できますし、なによりそれだけで心に余裕がうまれることも多いでしょう。

しかし、それが行き過ぎていると感じたときのストレスもまた共感できるところです。

“共感ファースト”何よりも先に相手の気持ちに寄り添うことを大切にするアドラー心理学の観点からすると、まずはおばあちゃんに共感するところから始めてみましょう。

おばあちゃんは、あなたの娘、つまり孫のことが大好きです。

そして、心配で、大切で、助けたいと思っていることでしょう。

さらに、私はそれができる、役に立ちたい、総じていえば「良かれと思って」という気持ちがあると思います。

子ども=孫の健やかな成長を願っているという点では、あなたたち夫婦と向かっているゴールは同じなはず。

だから、決してわざとあなたたちに嫌な思いをさせようとはしていないと思います。

しかし、そんな思いがあるがゆえ、あなたが軽く断ろうとしたり、注意をしてもやめないし、反省することもなかなかありません。

実際にそれが迷惑にまでなっていることを納得してもらうことは、ハードルが高いこと。

やってもいいけど、現状でそれをすると敵対してしまうことも考えられますが、自分たちの家族にとってどっちがいいかというと、当然関係が悪くなることは望まないですよね。

では、どんなことから始めていけばよいのでしょうか?

感謝の気持ちを伝えて、まずは話し合える関係性を

感謝の気持ちを伝えて、まずは話し合える関係性を

日本には昔から「来てうれし、帰ってうれし、孫の顔」という言葉があります。

孫のことはかわいいし、たくさんお世話をしたいとは思うけど、やっぱりそれなりに疲れるものです。

こちらが困ったときにサポートをお願いした時、もしかしたらうれしいと思う反面、大変だと感じているところもあります。

そうした背景を考えると、おばあちゃんなりに頑張っているところもあるんだと思います。

それでもサポートしてくれるおばあちゃんに対して、まずは心から感謝し、それをちゃんと伝えるところからはじめてみてはどうでしょうか?

もちろん、口ではありがとうと言っている場合もあると思いますが、それが十分に伝わっていないこともあると思います。

例えば、あくまで推測ですが、仕事が遅くなっておばあちゃんに預かってもらったとき、お迎えに行って、寝る時間が遅くなっちゃうからとさっさと帰ってしまう。

このとき、寝る時間が遅くなってしまうことや、仕事が遅くなったのはあくまでこちらの事情。

おばあちゃんからすると、もう少し余韻を持っていたかったかもしれません。

頼るときだけお願いして、こちらが良かれと思ってアドバイスをしたら嫌がられる、と感じたらあまり気分は良くないですよね。

そんなこともあるかもしれません。

こちらも頼るのであれば、ある程度、先方の言い分を聞くことも必要なところのようにも感じます。

おばあちゃんは時間で雇ったシッターさんではないので。

とはいえ、全てを受け容れなければいけないというわけではありません。

ちょっとそれは受け入れられないという価値観の押し付けや、家に勝手に入ってしまうなど、本当に困ることが出てきた時には、きっぱりと断ることも必要だと思います。

また、受け容れ方にももう少しグラデーションがあってもいいと思います。

すべて受け容れるか、まったく受け容れないか、という極端な話ではなく、一部取り入れてみるとか、一回試してみる、というやり方も考えられるはず。

そういったやりとりをするためにも、まずはしっかりと共感して感謝することで、土台となる関係性を作ることは前提条件です。

一個一個のアドバイス内容については腹が立つこともあるかもしれませんが、もう少し大きく見たときに、受け容れてもさほど問題がないこともあると思います。

関係が悪くなると、おばあちゃんが言うことは間違っていると決めつけてしまったり、互いの価値観を正しいと間違っているという上下、勝ち負けというように考えてしまったりしがちです。

最初にも伝えた通り「わが子=孫のことを思っている」という部分では同志であるはずなので、まずは話し合える関係性を築けるように工夫してみてください。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 子ども=孫の成長を願うという目的は同じであることを再認識する
  • おばあちゃんに共感し、心から感謝をする
  • 関係性を築いたうえで、断るときはきっぱり。ただし、一部取り入れるなどグラデーションを持って対応する

時代が変わって、昔の価値観の中には今の時代にそぐわないものもあるかもしれません。

でも、すべてが変わってしまったわけではなく、変わらず大切なものもあるはず。

自分たちとはちょっと違う価値観でも、最初から間違っていると決めつけずに向き合ってみることで、夫婦だけでは気づけなかったことに気づくチャンスになることもあるかもしれませんね。

また、熊野さんのアドラー式コミュニケーションの講座では、家庭はもちろん仕事でも使えるコミュニケーションのコツを学ぶことができます。

こちらも気になった方はぜひチェックしてみてください!

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