来るとはわかっていても、どう対応したらいいのかよくわからない思春期。
まだまだ先だと思っているパパも多いと思いますが、今回は、パパしるべ総研のアンケートで思春期の子どもを持つパパたちの声を聴いたので、ぜひ参考にしてください!
子育てをしている20代〜50代のパパ200人に、LINE参加型アンケートコミュティ「パパしるべ総研」で毎週アンケートを実施。パパたちのリアルな声を見てみましょう!
思春期とは...みんないつから始まった?
そもそも思春期とはいつごろなのか?
日本産婦人科医会によると「子どもが大人へと成長するための移行期間を指し、8歳頃から17、18歳頃までの時期に相当します」とあります。
では、子育てをしている親は、それぞれいつ「思春期が来た」と感じているのでしょうか?
小学校高学年:47.1%
中学校:52.9%
おおむね定義の中に納まった形ですが、ポイントはこの問いが2択ではなく、5択(小学校低学年、小学校高学年、中学校、高校、大学生以上)だったこと。
これだけ選択肢があっても、この2つに集中しているということです。
回答数が統計を出すのに有効なほどではないことや、個人差があることを加味しても、おおむねスタートは高学年から中学生に集中するようです。
そんな思春期と言えば、やはり親との関係性が変わってくる時期だと考えられます。
イメージとしてはいわゆる反抗期となり、関係が良くないケースが多いと思いますが、実際はどうでしょうか?
思春期の子どもとの関係性は?
とてもいい:23.5%
まあまあいい:64.7%
あんまりよくない:5.9%
悪い:5.9%
なんと!「とてもいい」と「まあまあいい」を合わせると約9割!
皆さん意外とうまくやっているじゃないですか!
調べてみると、そもそも反抗期というものにも変化があるようです。
明治安田生活福祉研究所が2017年に発表したデータによると、反抗期の時期について「反抗期と思える時期はなかった」と回答したのが男子で42.6%、女子は35.6%とのこと。
そんなに多いのか!ということはもちろん、男子の方が多いことに驚きました。
(ちなみに親世代も反抗期ナシは男性28.1%女性26.4%とのこと。これも多くて驚きでした)
どうやら思春期や反抗期はそこまで恐れる必要はないものなのかもしれません。
思春期の接し方。父親の悩みは尽きない
恐れることはない、とは言っても子育てに悩みはつきもの。
思春期パパの悩みはどのようなものなのでしょうか?
- 美容意識が高すぎて面倒くさい。そこまでしないでもーと思ってしまいます。
- 言葉遣いが良くないことと、ゲーム時間が長すぎることが悩みです。
この辺は定番でしょうか。
美容については異性を意識し始める時期なので仕方ないことですよね。
- 思春期は子どもそれぞれいろいろ。自らいろいろ経験して乗り越えていってほしい。見守ることが親の務めかな。これがなかなか難しい^_^
- 親の思うようにならず、悩みもあるが、悩みをなくそうとする必要もないのではないかと悩みます。
- 娘だと、自分の思春期の頃の体験と違う部分があると思うので、そこが悩み。今はとにかく話を聞いて聞いて聞きまくって、より良い関係を築こうと頑張っています。
見守る難しさ…わかります。
あと、やはりパパにとって娘は異性なので未知の世界ですよね。
それでも良い関係を築こうとしている姿勢は素晴らしい!
- 自分のときと全く違って良い子なので戸惑う。
- もっと思春期っぽくなってほしかったというぜいたくな悩みが(笑)
これはいわゆる“肩透かし”にあった状況でしょう。
備えをすることは大事ですが、意外と取り越し苦労になることも子育てではよくあることです。
一方、そういう状況の中で、パパたちが心がけていることはどんなことなのでしょうか?
- からかったり、下に見るような態度を取らないこと。
- 思春期になる前からずっとですが、子ども扱いしないで一人の人間として対することです。
- 否定せずに子どもの考えを聞くこと。
- 認めることが最優先で、否定はできるだけしないこと。
- コントロールしようとしない、(勝手に)期待しないこと。
この辺りは、思春期でなくても大事なこと。
ただ、自我が強くなってくる思春期はこの部分でぶつかると大きな軋轢になりそうなので、より注意が必要かもしれないですね。
- つかず離れずを心掛けました。お互いに着替えは気をつけ、見ない見せないが基本!
- 性別を意識しないこと。
おそらく娘を持つパパのコメントだと思います。
パパの方が過敏になりすぎるのも変に意識させてしまうので良くないことかもしませんが、最低限のマナーを守ることは大切ですよね。
- 無理やり話さない。近づかない。自然な距離を保つこと。
- あんまり細かいことは言わない。かまってほしそうな時は親からも普通に話すこと。
- 細かいことまで口を出さないこと。
- 一緒に過ごす時間をつくること。
- 何でも話しかけること。ダメもとで!
「話さない」「細かいことは言わない」派と、「一緒に過ごす」「話しかける」派で分かれる形になりましたが、きっとこれはパパ自身と思春期の子どもの個性によるところなんだと思います。
必ずしもどっちが正解ということでもないですよね。
と思ったら、こんなコメントもありました。
- 距離のバランスと、子どもを観察すること。
まさにこれですね。
心地よい距離感は人それぞれですが、会話だけではわからないこともあります。
やっぱりしっかり観察することは、子どもが大きくなってきても大事ですよね。
今、思春期の子どもと対峙して悩んでいるパパや、これから思春期を迎える子どもがいるパパに参考になればうれしいです。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
さて!
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