改正育児・介護休業法の施行やコロナ禍などとにかく社会的な変化が続いています。
そんな中でパパたちが繋がり「パパ友」になる環境や思い、付き合い方法にはどんな変化があるのでしょうか?
公式LINE「パパしるべ総研」のメンバーたちに、昨年も聞いたパパ友に関するアンケートを実施しました。
コロナ禍でもやっぱりパパ友は必要
2020年頃から始まった行動制限で、大きく変わった人々の動き。
現在はかなり回復傾向がある状況ですが、世代を問わず交流には影響がありました。
そんな中、「パパ友」に対する意識なども変化はあるのでしょうか?
まずは、パパ友の必要性について。
パパ友は必要ですか?(2022)
- 必要:58.8%
- いればうれしい:29.4%
- 別にどっちでも:11.8%
約9割のパパは必要性を感じているという結果になりました。
ちなみに昨年の結果は…
パパ友は必要ですか?(2021)
- 必要:56.1%
- いればうれしい:33.3%
- 別にどっちでも:8.8%
- 必要ない:1.8%
ほとんど変わっていません。
リモートワークで、家事や育児によりコミットするようになったパパが増えたというデータをいろいろ見かけるので、もしかしたら、よりパパ友の必要性を感じる人が増えるかも、と思いましたがそうでもないようですね。
パパ友がいることのメリットについてはどうでしょうか?
届いたコメントを抜粋して紹介します。
- パパならではの悩みや考え方を共有するのはとても重要。学生時代からの友人パパだとなぜか気恥ずかしいけど、子をもってから知り合ったパパ同士だと子育ての話を等身大でできる。
- パパならではの悩みや仕事との両立など様々共有できるところがあるから。
- パパにしか分からない悩み、パパにしか相談出来ない悩みがあります。異性を気にせず楽しむ仲間も必要だと思います。
- パパ友でも友達でも子どもを連れていても一緒に遊んでくれる友達が身近にいると助かる。2人で遊ぶのは限界がある…笑
- やはり独身の人と悩みが変わってくるから
- 子育てのやり方や、情報収集、またママの愚痴などストレス発散できる。
- 子育てやパパの生き方の話ができるから
- 子ども関連の人間関係はほとんどママ中心になるのでパパの出る幕がない
- 子育ての悩みとか情報の共有もあるけれど、異業種の人と出会えるし、知見が広がる。なによりパパ友と子どものためになにか企てるのは本当に楽しい。
「パパならではの話」「情報収集」「相談」「ママの愚痴」「知見が広がる」このようなキーワードにはそれほど変化がありません。
どうやら、世の中の変化があってもパパ友に対する「気持ち」はあまり変わっていないようです。
パパ友との付き合い方は変化しているかも
一方で変化が見られたモノもあったのです。
まずは昨年も聞いたパパ友の現状について。
パパ友はいますか?(2022)
- たくさんいる:13.6%
- 少ないけどいる:59.1%
- いない:27.3%
この結果を昨年と比較してみましょう。
パパ友はいますか?(2021)
- たくさんいる:33.3%
- 少ないけどいる:52.6%
- いない:14.0%
このように「たくさんいる」が減って、「いない」が明らかに増えていることがわかります。
考えられる要因は二つ。
そもそもメンバーの数が昨年アンケートを行った時の2倍以上になっているのですが、新しく増えたメンバーは比較的、子どもが小さい層が多いので、これからパパ友が出来ていく環境にある人が多いということ。
そしてもう一つは、以前は「いない」という人がこういった質問に回答していなかったものの、「パパ友がいない」「ほしい」と課題感を強く持ってくれるようになった可能性です。
もちろんあくまで希望的観測ではありますが。
そして、もう一つ変わったものがこちら。
パパ友とはどこで出会いましたか?(2022)
- NPOなどコミュニティ:25.0%
- 子ども関連(保育園・小学校など):25.0%
- 昔からの友達:21.9%
- 地域:15.6%
- その他:12.5%
これが昨年だと…。
パパ友とはどこで出会いましたか?(2021)
- NPOなどコミュニティ:21.8%
- 子ども関連(保育園・小学校など):30.7%
- 昔からの友達:21.8%
- 地域:21.8%
- その他:4.0%
わずかではありますが減っているのが「子ども関連」と「地域」です。
これはお祭りなど地域のイベントや学校行事が減ったことに起因するかもしれません。
もちろん昨年の時点でも充分に減っていたのですが、複数年続いたことでその影響がさらに強まった可能性はあります。
実際にコロナ禍で起こった変化について聞いたところこんなコメントがありました。
- パパ飲み会ができない。
- 飲み会が減ってあまり交流できない
- 付き合い自体が激減しました。途切れた友達もいます。
- コロナ禍で移動や密な状況が敬遠されるようになり付き合いが減った。会ってお酒を飲みながら話すことができなくなった。
- 子どもの保育園の父母会などの機会はとても減りました。
やはり、これが現実のようです。
ただポジティブな変化を感じている人もいました。
- オンラインイベントで複数回出会い、LINEグループでの情報交換で関係が続いている。
- オンラインパパ友が増えました
- お酒での付き合いが無くなり、一緒に屋外でランニングとかアクティブな付き合いになりました。
また「その他」を分析すると複数「職場」という人がいたことはうれしいところ。
かつては職場でプライベートな話をする機会はほとんどないと聞いていましたが、その雰囲気が変わってきたかもしれません。
また、リモートワークが広がった影響で各家庭の事情が見えるようになった可能性も考えられますよね。
最後に、パパ友に関する悩みや困っていることも聞きました。
- グループとしてのつながりはあっても、なかなか個別で会ったり話したりする勇気が持てない。
- コロナを気にして体調万全な時しか会えなくなり、実際に会えるまで何ヶ月もかかることがあります。タイミングが難しい!
- 子どもの友達のパパと知り合いになっても連絡先の交換しようとまでならない。
- 新しいパパ友をどうやって作ればいいかわからない。
- 年収の差がある。金銭感覚が違うとつらいときがある。
- 金銭感覚や価値観が違う時に、どう付き合うか悩みます。
王道ばかりかと思ったのですが、「金銭感覚」というキーワードが出てきたことはちょっと意外でした。
友達が増えるといいことも多いですが、様々なギャップも感じますよね。
気持ちには共感できますが、「それもまた多様性」と捉えられるようになるといいんじゃないかと思いました。
いろいろな価値観を知ることもパパ友のメリットだと思うので!
今回も、ご協力いただき本当にありがとうございました!
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