妊娠・出産による体の変化がある女性と比べて、男性は父親やパパの実感が生まれにくいと言われることが多いです。
そんな男性たちが「自分はパパだ」と自覚するのは、いつ・どんな時なのでしょうか?
今回は公式LINE「パパしるべ総研」で男性たちがパパを自覚した時を聞いてみました。
またこれからパパになる人に伝えたい、先輩パパ達からの温かいメッセージも頂きましたのでご紹介します。
パパを自覚するのは「産後すぐ」が最多!
街中で「そこのイケメン!」と言うと、自分のことをイケメンだと思っている人だけが振り向く、という実験を何かのメディアで見たことがあります。
以前、東京の大田区で両親学級の先生をしていました。
その時に、妊娠中の女性たちに向かって「ママ」と呼ぶと反応してくれるのですが、一緒に来ている男性たちに「パパ」と声をかけても反応してくれないことが多かったです。
そんな男性たちはいつから「パパ」という言葉に反応するようになるのでしょうか?
まずは、パパを自覚したタイミングについて聞いてみました。
「自分はパパだ」と自覚したのはいつごろですか?
- 出産してすぐ:35.7%
- パートナーの妊娠中:28.6%
- 乳児期:14.3%
- 未就学児の時:14.3%
- まだ実感はない:7.1%
最多は「出産してすぐ」。
やはり頭ではわかっていても、目の前にリアルな赤ちゃんが登場しないとなかなか自覚しづらいところかもしれません。
しかし「パートナーの妊娠中」、つまり出産前の段階ですでに自覚している人も3割近くいるようです。
比較データはありませんが、感覚的にはだいぶ増えているように感じます。
では、どんな時にパパを自覚したのでしょうか?
回答ごとにコメントをまとめてみました。
自覚したのはどんな瞬間ですか?
妻の妊娠中
- パートナーのお腹をこどもが中から蹴っとばしている時。自分の手に振動がきたから(40代)
- 検診でエコーの写真をもらったとき。まだお腹が膨らんでいるようなときではなかったのですが、それでもたしかに彼女の中にその子がいるんだな、と感じました。(30代)
- ママのお腹が大きくなりはじめたことを認識したとき。存在があることを見た目にも触っても感じられるため。(50代)
- 職場で激務とつわりで具合が悪い妻に対して不適切な発言をした人がいると聞き、妻の職場に怒鳴り込んでしまったのですが、その時、咄嗟に出た言葉が「人の妻と子どもに何しやがる!」で、妻だけでなく子どもを意識したのはその時でした。結果的に怒鳴り込んだのがよかったのかは今思うとアレですが…(40代)
確かにエコー写真は印象的ですよね。
それも日に日に大きくなっている様子もわかるので、わくわく感が高まったことは覚えています。
でも、それが自分の子という実感はなかなか持てなかったかもしれません。
出産してすぐ
- 産後に退院した日に子どもを沐浴させた時。普段の生活の場に子どもがいて、自分たち以外に子どもの面倒を見る人がいないことに気付いて衝撃を受けた。(40代)
- 第一子の立ち会い出産で産まれた瞬間ですね。妻のお腹が大きくなっていくのを見てきてはいましたが、いざ目の前で産まれるといろいろな実感がありました。(30代)
- 立ち会い出産で子どもが出てきた時。小さな命を目の当たりにして、この子を育てていこうと感じたから(40代)
- 哺乳瓶で授乳をしたとき。育児しているー!と実感したから(30代)
立ち会い出産は、我々男性にとっては衝撃的な光景ですよね。
そこで一気に目が覚めたという男性も多いのではないでしょうか?
乳児期
- ミルクをあげている時。自分が支えないと生きていけない存在だと再確認したから(30代)
- 明らかに顔を判別してニコニコしてくれた時かなぁ。この子は親なんだと感じて行動があった事(50代)
未就学児
- 会話で意思の疎通ができた瞬間。それまでも「かわいいなぁ」とは思っていたのですが、こう言っては何ですが、子猫とか子犬がかわいいのと共通のかわいさだったものが、会話ができた時に急に愛おしく感じた次第です。(40代)
- 喋りだしてからかな。追いかけてくるようになった頃。追いかけられる存在になったと実感(50代)
これもまたパパを実感しやすい瞬間ですよね。
ママたちにしてみれば遅い!と思われるかもしれませんが、こういう人も多いですよね。
まだ実感はない
- 独身時代に大型犬と暮らしながら転勤を繰り返していたのですが、娘が赤ちゃんの頃は大型犬より手がかかる生き物だなあと思っていました。
小学生になった今は習い事のスケジュール管理や学校からのプリント処理などなど自他共に認めるマネージャーと化しており、未だに父親という実感はないかもしれません。(40代)
こんな意見もありました。
コメントを見る限り育児にはかなり関わっている方だと思いますが、それでも自身にはパパという実感がないとのこと。
実はこういう感覚もまた共感する人がたくさんいるのではないかと思います。
実感があるから関わるというものでもないのかもしれません。
次世代パパに伝えたい!子育ての素晴らしさ!
今回は同時に、絶賛パパ中のみなさんが感じている「パパでよかった瞬間」そして「これからパパになる人に伝えたいこと」も聞きました。
そこには愛が溢れるコメントがたくさんありました。
パパでよかったと思ったことはなんですか?
- パパおかえりって言ってもらった時。(40代)
- 娘の笑顔を見ると力が湧いたとき。(40代)
- 妻と2人では起きない笑いがたくさんある。子どもとじゃないといけないところに行ける。(30代)
- 子どもがいるだけで幸せを感じることができます。(40代)
- 子どもを通して世界が広がり、見方が変わったこと。(30代)
- 子ども達とママが笑っている瞬間にいつもそう思う。(40代)
- 小学生に成長した娘が、父親である自分の日々のやりきれない気持ちを妻なんかよりずっとわかって大人な発言をしてくれること。悩み事を相談し合える一番の仲間です。(40代)
- 自分が面白がっていることを、子どもも面白がってくれること。(30代)
- 子どもの成長を見守れる。子どものお陰でチャレンジ出来ることも増えた。(40代)
- 仕事も含めてつらいことでも、きついことでもがんばれる。(50代)
- 遺伝子の承継。(50代)
これからパパになる人に向けて伝えたいこと
- 沐浴からの未就学児の頃のお風呂楽しいよ。(40代)
- 出来るだけ生まれてすぐから一緒に生活した方が良いです。(40代)
- パパになるのは大変だけどそれ以上の価値があるからぜひパパに!(30代)
- 子どもが「パパ〜」って寄ってきたら、スマホを置いてちゃんと顔を見て「何?」って聞いてあげて欲しいです。(40代)
- いいよ。世界が広がるよ。(50代)
- いろいろありますが、一緒に楽しみましょう!最高の体験ができますよ。(30代)
- パパ楽しいぞ!(40代)
- 思いどおりになったりならなかったりイロイロ大変ですが、父親だからこそ味わえる面白いこともけっこう多いです。(40代)
- 様々な苦労があるかもしれないですが、それ以上の感動がいっぱいあります。(40代)
- 子どもの成長に合わせて、楽しいこともありますが、かなり大変なこともあるとおもいます。子どもがうまれた時の感動と喜びを忘れないようにしてください。
子どもが中学、高校と成長するときっと色々しでかします(笑)叱る前の一呼吸のときに思い出してください。(50代) - 体力が要るのは小学校低学年まで。その先は財力(50代)
そんな、産まれる前から思春期の話をしなくても(笑)。
でもそんなところもパパっぽいのかもしれません。
「パパしるべ」のアンケートに参加しているメンバーは、前向きに関わっている人が多いということもありますが、少なくともパパを経験中のこれだけ多くの人はその楽しさを伝えたいと考えているということをぜひ感じてもらえたらと思います。
今回も、ご協力いただき本当にありがとうございました!
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