置いたら泣き出す「背中スイッチ」はどうしたらいい?

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置いたら泣き出す「背中スイッチ」はどうしたらいい?

抱っこして眠りにつかせることに成功。

あとは布団に下ろすだけ・・・と思ったら、置いた瞬間泣き出してしまう・・・あるあるですよね。

子育て界では「背中スイッチ」と呼ばれるこの現象、どうにかならないのでしょうか?

今回は、助産師で特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュの宮川めぐみさんに対策法を伺いました!

赤ちゃんはとっても繊細なのです!

赤ちゃんはとっても繊細なのです!

まずは、気になる背中スイッチのメカニズムについて。明確な原因はわかっているのでしょうか?

私のところにも『背中スイッチ』の相談はよくあります。

赤ちゃんを布団に降ろした時の振動で起きてしまうこともあるようですが、振動を伝えないように慎重に、そうっと降ろした時でも失敗することはあります。

その原因は、はっきりとわかっているわけではありませんが、対策はそうっと降ろすことではなさそうです。

赤ちゃんはとても繊細で、眠りが浅いときはちょっとした振動だけでなく、自分の泣き声で起きてしまうこともあります。

そして、布団に降ろされることについては、どうやら『パパやママから離れてしまう』という異変に気づくことが、起きてしまう原因のひとつのようです。

安心して眠りについた体勢から、急に環境が変わると起きてしまうのは大人でも同じですよね。

自分の泣き声で起きる!?

なるほど、それは盲点ですね。

そもそもスイッチは背中ではない??

そもそもスイッチは背中ではない??

では、背中スイッチを発動させないためにはどうすればいいのでしょうか?

赤ちゃんを布団に降ろすときに変わるのは2つ。

まず一つ目のポイントは胸。

布団に降ろすとき、それまでパパやママに密着していた胸の部分が離れますよね。

これで『いなくなる』と気づいてしまうケースがあるようです。

もう一つは足の付け根の部分。

抱っこで寝かせているときに、赤ちゃんの足は丸まっている状態にありますが、それが布団に降ろすときに伸びてしまうことが多いです。

つまり、背中よりも、胸と足の状態が重要のようで、スイッチはむしろそっちにあると考えられます。

まずは、胸についての対策。

例えば、布団に降ろしながら赤ちゃんの胸のところに手の重みを感じる程度に置いてみてください。

また、なるべくパパやママと赤ちゃんの体が離れないようにすることももちろん有効です。

体から離して降ろすのではなく、一緒に添い寝するように布団に入ったり、赤ちゃんを抱っこしたまま仰向けに横になり、赤ちゃんを上に乗せるような形で布団に入ったりするのもありだと思います。

このとき、足も含めて赤ちゃんの体勢があまり変わらないようにしてあげるようにすると、降ろすことを成功しやすいです。

そもそも置こうとしないで一緒に寝てしまうというのは斬新!

大事なのは、とにかく急がないこと

大事なのは、とにかく急がないこと

最後に、宮川さんに今まさに背中スイッチと格闘している子育て中のパパママに向けて、メッセージをいただきました。

大事なことは、どんな方法を使うにしても、できる限り時間をかけてゆっくりとすることです。

先ほども言いましたが、赤ちゃんはとても繊細で身の回りの異変に気づきやすいからです。

まず、抱っこで眠ったときも、すぐに降ろさない方がいいでしょう。

また、降ろすときも時間をかけてゆっくり。

そして、上手に布団に降ろすことができても、できれば深く眠るまで、10~15分くらいは離れないようにしてください。

パパやママの気持ちは赤ちゃんに伝わってしまいます。

なかなか寝付かないとイライラすることもあると思いますが、そういう時はいったん深呼吸をして、心を落ち着かせるようにしてください。

気持ちを落ち着けることで、より赤ちゃんは安心感があるので眠りにつきやすくなると思います。

焦ったり、早く寝かせよう、泣きやませようと狙いすぎると逆のことになりがちになります。
繰り返していくことでだんだんコツのようなものが掴めてくるようになりますよ。
お子さんと日々を重ねながら見つけてみてください。

忙しい時など、早く寝かせないと、と考えるとついつい焦ってしまいますよね。

でも、そこは一息ついて落ち着いていきましょう。

宮川めぐみ

助産師
特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ

産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。
2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。
大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。
一児の母、現在母乳育児相談を中心に助産院において妊産褥婦新生児のケアに携わる。

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