パパ友ができなくて不安...妻はママ友が沢山いるけど何が原因?

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パパ友ができなくて不安...妻はママ友が沢山いるけど何が原因?

子育て中は、同じように子どもを育てる様々な夫婦と出会います。

女性たちが次々とママ友になっていく中で、なかなかパパ友ができなくて不安なパパもいることでしょう。

今回は子供が産まれて3年が経ち、妻にはママ友が増えるのになかなかパパ友ができないことに焦るパパからのご相談です。

パパ友ができる方法や会話のコツはあるのか?

そもそもパパ友は本当に必要なのか?

アドラー心理学を基にした、アドラー式子育ての熊野英一さんからアドバイスを聞きました。

女性だからママ友ができるわけではない

女性だからママ友ができるわけではない

質問者
もうすぐ子どもが3歳になるのですが、いっこうにパパ友ができません。

自分からは積極的に話しかけているのですが、続かないのです。

その間に妻はたくさんママ友ができたのに。

自分に何か問題があるのでしょうか?

人間はとても弱い生き物なので、厳しい自然や社会生活の中で孤独に生きていくことはとても難しいもの。

仲間を見つけて力を合わせていくことが必要です。

ママ友やパパ友もそのひとつの例だと思います。

似た環境に身を置く仲間とつながるためにどうしたらいいか?考えていきましょう。

友だちがいることは勇気になる

友だちや仲間がいることは、トラブルを回避したり、困難を乗り越えることにプラスになることは想像できると思いますが、その他にもいろいろないいことがあります。

自分一人では知ることができない知識や価値観を知ることができて視野が広がりますし、それによって人生が豊かになるとも言えます。

また、人はその仲間の中にいること、つまり所属感を感じることで居場所を確認することもできて安心感につながるところもあります。

そしてその安心感こそが新しいことへチャレンジする意欲にもつながる。

つまり勇気を持つことができると言えるでしょう。

落ち込んだ時、うまくいかなかった時に励まし合うこともできれば、助け合うこともできます。

人間である以上ずっと絶好調でいられるわけではないので、その部分を補える意味でも大切だと思います。

つまり人とつながることは、物理的なメリットだけでなくメンタルにも多分にいい影響があるのです。

男性がパパ友を作るのは難しい?

よく「女性はコミュニケーション能力が高いからママ友がすぐにできる」という人がいますが、必ずしもそうではありません。

女性にだってコミュニケーションが苦手な人もいますし、逆に男性でもコミュニケーションが得意な人もいます。

でも、得てしてパパ友の方ができにくいように感じるのは、もしかしたら当事者意識の問題もあるかもしれません。

ある集団に入った時に、そこでいい関係を築いて一緒にやっていかなければいけないと思ったら親交を深めようとするのは、男女ともに変わらないと思います。

男性だって、部活や職場の歓迎会などであっという間に仲良くなるケースはよくあるはず。

こと保育園など子育ての現場で言えば、推測にはなりますが女性たちの多くは「ここでの人間関係を築こう」と真剣に思っているのではないかと感じます。

互いに前向きに考えているからこそ、どちらかが声をかけたらそこから距離が縮まるのが早いように感じます。

一方、男性の中にはパパ友を作ろうとしている人もいますが、話しかけられた方の相手はそこまでパパ友を作ろうとしていない場合もあるように感じます。

きっと、お互いにパパ友を作ろうと真剣に思っていればきっとすぐに仲良くなるはず。

たまたまその出会いがなかっただけのような気がします。

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焦ってパパ友を作ることにこだわらなくても良い

焦ってパパ友を作ることにこだわらなくても良い

少しだけ力を抜いてみて

積極的に話しかけているところからも、質問のパパのパパ友を欲しい!という熱い思いは伝わってきます。

ただ、もしかしたらその思いの強さが相手にちょっと距離を取らせてしまっている可能性も感じます。

いきなり「僕!パパ友欲しいんです!」と強めに迫ってきたら、なかなか対応は難しいですよね。

また「僕、そこまででもないです」なんて言えないですよね。

もう少しマイルドな関係性から始めてみてはどうでしょうか?

その昔、彼女だってすぐにできるものではなかったと思いますが、同じように気の合う仲間を見つけるのは簡単なことではありませんし、徐々に仲良くなっていくことだってあるはずです。

まずは顔見知りを増やして、あいさつだかじゃない話もできるようになって、そのうち何かのきっかけでもう少し話せるようになって…もう少し気長に見て行ってもいいと思います。

パパ友の良さ、パパ友じゃない良さ

パパとしての思いを話せたり、共感してもらえたりするのがパパ友の良さというところはあると思います。

近い境遇だからこそわかる話ももちろんあります。

ただ、近い境遇だからといっても分かり合えないこともあります。

むしろ、あなたもパパなんだからこう思いますよね?というスタンスで話してうまく合わないと、より残念に思うかもしれません。

反対にいえば、全然パパじゃなくてもその思いに共感してくれる人もいます。

また、別の立場だからこその視点を与えてくれる場合もありますよね。

要は悩みを相談したり、愚痴を聞いてもらったりする分には、どうしてもパパじゃなければいけないというわけでもないんだと思います。

妻にママ友が多いからといって、パパにもパパ友がたくさんいなければいけないことはありません。

別にそこで張り合わなくてもいいじゃないかと思うのですがどうでしょうか?

むしろ、地域の人などもっと幅広い交友を広げていくことでより幅広い情報が入ってくるとも考えられます。

意外とそういうところから、結局パパ友に繋がったりすることもありますよね。

メリットとかそういうことにとらわれすぎないで、もう少し自然体で人間関係を広げていくことを考えてみてはどうでしょう?

少なくとも「パパ友がいない」ということにとらわれて、焦るようなことはなくなってくるような気がします。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 子育てに限らず、人は仲間がいる方が豊かな人生を送れることが多い
  • パパ友が欲しいからといって、ガツガツ行き過ぎると引かれてしまうかも
  • パパ友にこだわらず、友だちを増やすくらいの感覚で力を抜いていきましょう

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