赤ちゃんのうちは出番なし!?パパの育児参加何ができるか考えてみよう

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赤ちゃんのうちは出番なし!?パパの育児参加何ができるか考えてみよう

産まれて間もない赤ちゃんは、授乳などママが関わる時間が多くなりがち。

せっかくわが子を抱っこしても、泣かれてしまったりして手を出しにくくなってしまうパパも多いと思います。

本当にパパが赤ちゃんに対してできることは少ないのでしょうか?

んな悩みを持つパパに、アドラー心理学を基にしたアドラー式子育ての熊野英一さんの視点からアドバイスをいただきました。

パパができる育児は果たして子供の世話だけ...!?

パパができる育児は果たして子供の世話だけ...!?

質問者
去年、子どもが産まれて赤ちゃん中心の生活になりました。

妻は本当に大変そうです。

もう少し大きくなったら一緒に遊んだりしてあげたいと思うのですが、今はできることが少ないと感じています。

この時期からできることはどんなことでしょうか?

まだ1歳にも満たない赤ちゃんは本当にかわいいですよね。

ぜひ貴重な時間を楽しんでほしいと思います。

でも、もっと楽しむために、今できることはきっとたくさんあると思います。

一緒に考えていきましょう。

まずは赤ちゃんの世話ができる環境を整えてみよう

あなたも言っているように子どもが産まれると、子ども中心の生活になります。

とくに産まれてしばらくは大人とは違って不規則なので、振り回されがちで大変です。

授乳、オムツ替え、寝かしつけの無限とも思えるループの中では視野が狭くなってしまうかもしれません。

でも、実際は子どもの事以外にもやらなくてはいけないことがたくさんあります。

自分たち家族全員を取り巻く家事もそのひとつ。

料理や掃除、片付けはもちろん、手続きも含めてこれが本当に多いからさらに大変なんですよね。

まずは、子どもの世話そのものではなく、子どもの世話ができる環境を整えることに取り組んでみてはどうでしょうか?

子どもとの生活やこれからも続きます。

今のうちに出来ることが増えていれば、今後の生活にたくさん役立つはずです。

最初からできることはほとんどありません

また、子育てについてもできることはあると思います。

人はどんなことでも最初から完璧にできるわけではなく、練習や準備が必要です。

もちろん子育ても同じ。

特に一人目の子どものときは、どうしていいかわからないことがほとんどだと思いますが、それはパパだけでなく、ママも同じ。

それでも、手さぐりでいろいろなことを試しているうちに、できることが増えていったのではないかと思います。

特に子どもが小さいうちは授乳のようにママにしかできないことがあるので、無力感があったり、自分にはできることが少ないと感じたりすることもあるでしょう。

でも、だからと言って男性には何もできないかというと、そんなことはないと思います。

もしかしたら、今はママに比べてうまくできないことが多くて、自分に出来ることはないと感じしているかもしれませんが、まずは練習をしてみてはどうでしょうか?

きっと、それは子育て関連のスキルが上がるだけでなく、子どもとの愛着関係を築くうえでも大きな効果があると思います。

赤ちゃんは“ママの子”ではなく“二人の子”です

赤ちゃんは“ママの子”ではなく“二人の子”です

妻は大変そう、あなたは?

質問の中でもっとも気になったのは「妻は大変そうです」という言葉です。

どこか他人事のように感じました。

もちろん、あくまで文字になった時にそう感じるだけで、本当のところは違うのかもしれませんが、なんだか最初から近づくことを放棄しているようにも感じるのです。

かつては「男性は子どもが3歳くらいになってからが出番」というようなことを言う人もいました。

「男性にはできない」「自分にはうまくできない、迷惑をかけてしまう」などいろいろなイメージをもっているかもしれません。

しかし乳幼児期から関わって、家事育児をしている男性もたくさんいます。

得意不得意はあるかもしれませんが、やる前から距離を置いてしまうのは、ちょっと違うのではないかと思います。

少なくとも「妻は大変そう」と傍から見た感想を言うくらいであれば、本当に大変か?何が大変か?コミュニケーションを取ることは最低限出来るはずです。

立ち位置が変われば見える世界が変わるはず

アドラー心理学では常に横並びの関係が求められます。

子育ても同じです。

妻のことを遠くから見ているのではなく、まずは横に並んで同じように主体性を持って子育てに向き合ってほしいと思います。

そして、同じ課題や目標に向かって協調していく姿勢を持つことで、きっとおのずとあなたが何をしたらいいかがわかってくるのではないでしょうか?

まずはとにかく子どもの事をたくさん見てください。

観察する、興味を持つことです。

最初のうちはただただ見ているだけでも、ずっと続けていくうちに変化に気付くようになるはずです。

特に産まれてからの一年は成長が著しいので、変化も見つけやすいと思います。

「あれ?ここが変わった」気づき始めたら、どんどん興味がわいてくるというもの。

興味がわくと調べてみたくなり、知識を得ると先が楽しみになることもあるでしょう。

そうやって一歩ずつ進んで来たら、子育てというプロジェクトのメンバーである妻と情報を共有しながら、一緒に進んでいってほしいと思います。

そうすれば、あなたが楽しみにしている大きくなって一緒に遊ぶときが、もっともっともっと楽しくなると思います。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 子どもの世話以外のできることもやってみよう
  • 子育てのことも最初からできないと思わず練習からはじめてみる
  • 主体性を持って妻と横並びの関係を
  • まずは観察!変化に気付けたらより興味をもてるかもしれない

質問をくれたパパだけでなく、いまだに子育て、特に赤ちゃんのうちは男性の出る幕はないというイメージを持っている人がたくさんいると思います。

いろいろなイメージにとらわれず、何事もやってみたら変わることもあると思うので、臆せず挑戦していきましょう!

熊野さんのアドラー式コミュニケーションの講座では、家庭はもちろん仕事でも使えるコミュニケーションのコツを学ぶことができます。

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