共働き家族が増える中で、男性の家事育児参画は一つの課題と言われてきました。
中でも家事としては負担が大きいと言われる料理について、果たしてどれほどのパパがコミットしているのでしょうか?
パパしるべ総研のアンケートで、パパたちの料理事情を聞きました。
今回はその結果報告第1弾です!
子育てをしている20代〜50代のパパ200人に、LINE参加型アンケートコミュティ「パパしるべ総研」で毎週アンケートを実施。パパたちのリアルな声を見てみましょう!
驚きの結果! 毎日料理をするパパが一番多い!?
まずはシンプルにどれほど料理をしているのかを尋ねましたので、その結果を見ていただきましょう。
毎日のようにする:58.9%
時々する:19.2%
週末だけする:12.3%
ごくたまにする:5.5%
ほぼやらない:4.1%
なんと!最も頻度が高い「毎日のようにする」と答えたパパが約6割!これは驚きです。
ただし、こういったアンケートでは、料理をしていない人は回答に参加しにくい傾向があると思うので、あくまで今回のアンケートに答えてくれた人の中での割合で、参考値と考えた方が良さそうです。
一方で、今回は今まで行ったアンケートの中で最もたくさんの回答が集まったことも事実。
普段から料理を頑張っているパパ自身の「待ってました!」という声が聞こえるような勢いを感じました。
世の中的にはまだ女性が料理を担当するケースの方が多いかもしれませんが、胸を張って「料理をしている」と言えるほどの男性が増えたことは本当にうれしいところですよね。
意外と多い!?料理上手な夫たち
では、料理をするにしても、しないにしても、その背景にはどんなものがあるのでしょうか?
まずは、あまり積極的に料理をするわけではないパパのコメントから。
- ほとんど妻が作ってくれるため。
- 苦手だから。妻は料理が好きなので、それに甘えている。代わりに他の家事はほぼ全部やっている。
- 妻の料理能力や食材活用能力が高すぎて、冷蔵庫のものを使うと逆に邪魔してしまうのではないかという恐れと言い訳。
- 妻の料理スピードが半端ないから。
- 妻が嫌がるから。
大きく分けると「パパ自身が料理が苦手」というタイプと「妻が料理が得意」というタイプ、また、単純に分担として分けているタイプが見られました。
この辺りは比較的イメージ通りといったところでしょうか?
一方で、積極的に料理をするパパの理由には思った以上にバリエーションがありました。
- 得意な方がやると決めたので。
- 家事はできる方がやる体制。今は妻の体調などもあり、家事の8割を担当。
やはりこちらでも分担として料理をパパが担当することになったケースは多かったです。
また、その中でも現代の事情が垣間見られたところも。
- 共働きなので、出来る方が作ると決めている。たいてい、自分の方が早く帰ってくるので、買い出しから食器洗いまで担当しています。
- ママの仕事を待っていると何時にご飯が食べられるかわからないので。
- 妻が残業続きで帰ってこないから。
- 妻は外でフルタイム勤務。自分はほぼ在宅勤務なので。
- 平日早く帰宅することと、妻はフルタイムなので週末以外はほぼ作っています。
- 妻の勤務は夜勤もあり、パパの方が時間的な余裕を作りやすいから。
かつては、男性は長時間労働で忙しく、女性はそれほどではないというケースも多かったかもしれませんが、今はそうとは限りません。
また、在宅勤務が増えたことで状況が変わったということもあるようです。
- いつのまにかそうなっている。
- なんとなくの役割分担。
- 徐々に負担が増え、いつの間にかそれが標準になった。
- 自然と。
中にはこんなコメントも。
理想は話し合って決めることですが、もちろん流れで決まることだってたくさんありますよね。
- 妻は料理が苦手だから。
- 妻が「やりたくない」と言ったから。
- 料理が嫌いな方がママだったので、消去法でパパが担当になりました。
- 妻は独身時代からほぼ料理をしません。自分は自炊だけでなくお菓子作りなどもしており、結婚するときの暗黙の契約が、ご飯づくり担当をすることでした。
「女性は料理が得意」というのもまた、バイアスがかかった価値観ですよね。
男性にも料理が苦手な人がいるように、女性にも苦手な人がいます。
どちらかができれば成立するのですから、それぞれの家庭ごとに違っていいんじゃないでしょうか。
- 気分転換になるし、家族とのコミュニケーションにもなるから。
- 自分から行動してスケジュールをコントロールできるから。また飲みながら楽しくできる。
- 料理は好きなので、気分転換も兼ねて。
- 作るのが好き、とまでは言わないが、苦にならないので。
こういった声も多く寄せられました。
これもまた「男性は料理ができない」もしくは「料理が苦手」という古い価値観なんだと感じられます。
- 毎日家族分のお弁当を妻と分担して作っています。僕は大体、揚げ物と焼き担当です。
このように料理をするのが、常にどちらかということではなく、協力して行うこともありますよね。
こちらの方は一緒にキッチンに立っているようですが、朝昼晩、平日週末と分けて料理をする夫婦もいますし、本当にそのスタイルは様々なです。
最後にハッとしたコメントをひとつ。
- 理由は特にないです。しなきゃいけないから。世のママさんには料理をする理由なんてあるのでしょうか?逆になぜパパが料理をすることに理由があるのでしょうか?
おっしゃる通りです。
今回は料理に対するパパの意識を聞くことが目的でしたが、ママに料理をする理由を聞くことはほとんどありません。
このアンケート自体がその部分の視点が足りなかったかもしれないと考えさせられました。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
次回もこの料理に関するアンケート結果の続き、パパたちが感じている料理の魅力や得意料理などをお伝えします。
さて!
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