10月26日(土)27日(日)にインテックス大阪で行われた、「マタニティ&ベビーフェスタ大阪2024」。
パパママによる投票企画、「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞2024」を開催してきました!
今回はその結果の速報とともに、大阪での傾向や前回の横浜との違いについて分析していきます!
会場で響く「あんたこれにしとき!」
2024年春からパパしるべがベビーテック.jpとともに新たな企画をスタートさせた、「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞」。
子育てイベントのブースに子育てに関するサービスや商品のパネルを掲示し、来場したパパママにシールを貼って投票してもらう企画です。
ポイントは、パパは「パパ自身がやってみたい」というものに、ママは「パパにやってほしい」というものに投票するところ。
パパとママの見方や考え方のギャップとともに、今子育て業界でどんな傾向があるのかがわかるのが面白いところです。
この企画、4月に横浜で初めて実施し1283票を集めました。
今回は舞台を大阪に移し「マタニティ&ベビーフェスタ大阪2024」の会場内で実施。
果たして、横浜と大阪では傾向に違いがあるのでしょうか?
これもまた楽しみなところです。
ママは即決、パパは悩む
イベント開始からなだれ込むようにパパママ、そしてこれから出産を迎えるプレパパ、プレママが会場に殺到します。
これは横浜でも見慣れた光景。やはり皆さん前のめりです。
早速ブースに到着した人たちにシールを渡し、どんどん投票していただきます。
もちろん投票してくれた方々にはたくさんの景品を用意して、ガラガラ抽選会も行いました。
夫婦でやってきた方の行動を見ていると本当に面白いです。
女性はパーっと全体を見て、サクッと決めてシールを貼っていく人が多く感じます。
一方でパパたちはというと、一度全体を見て、次に一つ一つのパネルをじっくり吟味。
12枚のパネルの間を何往復をしてから貼るという人が多かったように感じます。
投票後のガラガラにまずママが来て、抽選を終え、プレゼントを受け取ったころ、まだパパは選んでいる最中。
みたいな光景もありました。
また、中にはなかなか決まらないパパに向かって…
何悩んでんの?あんた、これにしとき!
パパがあるパネルにシールを貼ろうとしていると…
そんなんはいらんねん。これやろ?
と、かなり強めの指示を出すママも散見。
これは横浜ではあまり見ない光景だったと思います。
反対に、「これしかないでしょ!」と即座に決めて迷うことなく貼っていくパパもいましたが、見る限り若い世代のパパに多かったように感じます。
地域差もあるかもしれませんが、夫婦ごとに違う投票の仕方もまたとても興味深いところでした。
2日間にわたるデッドヒート
今回エントリーされたのは個性豊かな12の商品とサービス。
あまりにジャンルが違うので、こちらも始まるまで全く結果の予想がつきません。
横浜に続いて大阪でもエントリーした「リード 圧力調理バッグ」は男女ともに、人気の様子。
時短アイテムはやはり強いのでしょうか?
「子ども史上最高のプレゼント体験」というキャッチコピーの通り、組み立て式の宝箱でプレゼントをハッピーに演出してくれる「giftool」にも一票!
これは盛り上がりそうですよね。
子どもたちの心をつかんだのは、お風呂で楽しめる色つきの泡タイプボディソープ「ファニーバブル」。
新生児から使えるという安全性の高さも魅力ですし、ちょっと大きくなってお風呂になかなか入ってくれないタイプの子にとっても、お風呂が楽しくなること間違いなしですよね。
AIなど最新技術が搭載された見守りモニター「CuboAi スマートベビーモニター」も幅広く食いつきがよかったアイテム。
安全性もそうですが、システムが気になるパパも多かったことでしょう。
はみがきや強い体を作る方法がオンデマンドで学べる、「うちの子専属トレーナー」はママの視線が集まることが多かった印象。
パパにも知識をつけてほしいという願いの現れでしょうか?
会場には、パパママだけでなくおじいちゃんおばあちゃんも来ていましたが、幅広い世代から支持を集めていたのが持ち運びも可能な電動の「鼻水吸引器」。
子育て経験がある人からすると、「こんな便利なものが昔からあったらよかったのに」と感じますよね。
子どもが楽しむおもちゃの定番でもあり、進化を続けている「知育ボックス」。
こちらもまた幅広い世代から視線を集めて、「やっぱりこれは間違いない」と太鼓判を押されていました。
普段なかなか子どもと一緒に遊ぶ時間がないパパにとっても、コレひとつあるだけでいろいろと遊べるのが魅力ですよね。
横浜でパパがやってみたい大賞を受賞した「YASMO」。
パパママが休める施設は神奈川にありますが、現在オリジナル絵本のクラウドファンディングを実施することもあり大阪に参戦。
大阪のパパママにも休んでほしい!という優しい思いに投票が集まります。
(11/5にはじまるYASMOオリジナル絵本のクラウドファンディングについてはコチラ)
2強のデッドヒート!そして旋風を巻き起こしたそれぞれの第3位!
さて、お待たせしました。
いよいよ、結果の発表です。
大阪のパパの支持を集めたのはアレでした!
まず、パパ、プレパパからの投票を集めた「パパがやってみたい大賞」に輝いたのは…
角川の集める図鑑GET!あそべる算数
好き嫌いや得意不得意が分かれがちな「算数」。
でも、「子どもには算数を好きになってほしい」と願う保護者は多いはず。
そんなご家庭のために、「親子で遊んでいるうちに、算数が好きになる」をコンセプトにした図鑑『あそべる算数』が誕生!
算数を好きになる工夫や仕掛けがいっぱい!
日常的な場面をかわいいイラストや写真で表現しているので、小さなお子さんにも親しみやすい図鑑です。
問いかけに自分で答えたり、からだを動かしたりするページも盛りだくさん。
クイズやゲームで遊ぶように「数」や「形」を体験できます。
4月の横浜開催ではパパの部門で2位を獲得した「角川の集める図鑑GET!」シリーズ。
その中から満を持して単独エントリーを果たした「あそべる算数」がリベンジを果たす形で栄冠を勝ち取りました!
もう今や学歴社会ではない、と言われながらもやっぱり勉強はできた方がいいと考える人は一定数いますが、そのニーズを見事につかんだのかもしれません。
教育を重要だと考える人たちの多さを象徴しているような結果でした。
続く第2位は...
おもいでばこ
デジカメやスマホで撮影した写真・動画を保存し、テレビで誰でも簡単に見返すことができるデジタルフォト・アルバム。
取り込んだデータは自動で日付、時間順に並び替え、重複したデータは自動で削除してくれるので思い出の整理が簡単にできます。
取り込んだデータは一括で整理、見ることができるため、例えばパパのデジカメ、ママのスマホで撮ったお子様の写真を一つにまとめるといった作業も、取り込みボタンを押すだけでかんたんです。
おもいでばこに取り込んだ写真・動画データは、おもいでばこをテレビにつないで映すことができるため、家族の思い出をみんなで見るといった楽しみ方ができます。
Googleフォト有料化や、スマホの容量圧迫の解決策としてもおすすめ。
遠くに住んでいる祖父母へ、おもいでばこに写真や動画を入れてプレゼントするといった使い方をしているユーザーも。
最新のスマホなどで撮影した4K動画の取り込みにも対応しています。
スマホが当たり前の時代。
写真や動画がより手軽になったからこそ、整理や保存が大変です。
そんな時代のニーズにバッチリハマったことこそ好成績の背景にあるのではないでしょうか。
そして、TOP3の最後はコチラです。
BEYBLADE X UX-04 バトルエントリーセットU
ベイブレードエックスとは、カスタマイズできるバトル専用コマ「ベイブレード」を用いたギアスポーツです。
超加速ギミック「X(エクストリーム)ダッシュ」による脅威的なスピードと衝撃で、エクストリームなバトルを楽しむことができます。
コマバトルという昔ながらの遊びに、カスタマイズやタイプ相性などの要素が加わり、戦略性のある遊びに進化しました。
今や子供から大人まで、さらには世界中で遊ばれるコンテンツとなりました。
UX-04 バトルエントリーセットUは特別カラーのベイブレード2個、ワインダーランチャー2個、スタジアムがセットになってすぐにバトルが始められるエントリーセットです。(対象年齢6才以上)
ここで来たのがベイブレード!子どものころに夢中になった現役パパ世代たちのハートをガッチリキャッチ!
対象年齢6歳以上というマタニティ&ベビーフェスタに来る人からすればやや高い年齢がターゲットのアイテムではありますが、今後一緒に遊びたいという願望も相まって多くの票を集めたように感じます。
ちなみに…
夫婦でベイブレード!という方もいました!
どうなるベイブレード!? ママがパパにやってほしいのは??
さて!続いてはパパ自身ではない、ママ、プレママの要望が詰まった「ママがパパにやってほしい大賞」に参りましょう!
まず、大賞に輝いたのはコチラです!
おもいでばこ
「パパがやってみたい大賞」では2位に甘んじた「おもいでばこ」がママでは逆転!
考えてみれば写真や動画を撮るのはママも同じ。
いやむしろパパよりも多いかもしれません。
そんな中、もっとも面倒な整理や保存をパパに任せたいという気持ちはよくわかります。
またデジタルギアの扱いはパパの方が得意という家庭が多い傾向もまた投票に繋がったのではないでしょうか。
ちなみにこんな素敵なお客様も!
パネルでモデルをつとめている男の子が来場してくれました!
これにはスタッフ一同ビックリしました!
続く第2位は...
角川の集める図鑑GET!あそべる算数
「おもいでばこ」に逆転を許すも、2位は死守!
こちらもまた教育への思いはパパだけではないということが表れているように感じます。
上位2つが入れ替わる形となりましたが、今回は抜きんでた存在の2強という構図が見えてきました。
そうなると気になるのは3位がどうなるのか?
パパから圧倒的な支持を受けたベイブレードの躍進はあるのでしょうか??
気になる3位はコチラ!
物語の主人公になれる絵本
1位の「おもいでばこ」と同様にメモリアルなアイテムはやはり女性の方が思いが強いのかもしれません。
わが子が主人公であり、世界で一冊という特別感がママの心をつかんだのでしょう。
ちなみにベイブレードはママからの票数は最も少ない結果でした。
しかし、それもまたパパに振り切って結果をしっかり出したことが素晴らしかったと思います。
大阪のパパとママにあったギャップとは?
この企画のポイントは、パパ自身の思いやモチベーションとママのパパへの要望をそれぞれ聞いているため、そのギャップが明らかになること。
というわけで、続いてはパパママのギャップについてチェックしてきましょう!
パパの方が多かったギャップランキング
1位:BEYBLADE X UX-04 バトルエントリーセットU
一時預かり保育施設「YASMO 武蔵小杉」
3位:CuboAi スマートベビーモニター
4位:子ども史上最高のプレゼント体験 giftool(ギフトゥール)
5位:角川の集める図鑑GET!あそべる算数
「ベイブレード」は全体を通して最もギャップが大きいという、もう象徴的な結果ですね。同じように親子で盛り上がれそうな「giftool」もまたパパの方が多い形となりました。
「CuboAi スマートベビーモニター」が上位に入る辺りはここでもデジタルガジェットの男性への訴求力を感じます。また、4月の横浜開催でパパの大賞となった「YASMO」の大健闘も光ります。
ママの方が多かったギャップランキング
1位:おもいでばこ
2位:物語の主人公になれる絵本
3位:うちの子専属トレーナー養成講座(はみがき/ワイルドベビー)
4位:3WAYへんしん知育ボックス くまのプーさん
©Disney. Based on the "Winnie the Pooh" works by A.A. Milne and E.H.Shepard.
5位:リード 圧力調理バッグ
トップ2はママ大賞で存在感を示した2つ。
3位以降は「パパ!学んでね!」「パパ!子どもと遊んでね!」「パパ!料理してね!」という、ママたちの切実な願いがきれいに表れた結果になったように感じます。
反対にギャップが少なかったものは?
1位:ディズニープリンセスシリーズ ファニーバブル
2位(同率):電動鼻水吸引器 ベビースマイル S-303
(同率):リード 圧力調理バッグ
お風呂と鼻水と料理!いずれも子どもの健康や衛生面に関わるものという結果でした。
この部分においては、パパママともに大切に考える思いは変わらないというところなんだと思います。
ちなみに電動鼻水吸引器は全体の得票数では4位という好成績でした!
パパママの大事なものは通じる
先にも書きましたが、横浜とはちょっと違う夫婦の姿も見えましたが、投票という行動を通じて、夫婦がやりとりしている様子は地域が変わっても似ているものがあると感じました。
結果については、横浜とはラインナップが違うので単純に比較することは難しいものの、「教育」と「思い出」という部分では共通していたと思います。
いずれも子育てにおいて、多くのパパママが大切に考える傾向が強いものではありますが、そういった思いは場所が変わっても近いということを感じました。
投票してくれた皆さん、本当にありがとうございました!
ワークショップやガラガラ抽選会の模様も含めたレポートはまた後日お伝えします!