家事育児に参画する男性が増えてきたことで、パパのコミュニティもかなり増えてきているとは思います。
ただ、パパ友は欲しいけど、コミュニティに入るまではちょっと一歩踏み出せないというパパも多いことでしょう。
そこで今回は公式LINEアカウントに登録している1700人のパパたちに、「パパコミュニティ」の現状をアンケート!
「パパコミュニティ」に関わったことのあるなしや、実際に「パパコミュニティ」に入って感じたメリットや、実情を具体的にご紹介します。
パパコミュニティに関わったことがある人は約半数も!
子育てに関わる男性が増えてきていることは、多くの人が感じていると思います。
ただ、現実としてはいまだママがその中心にいることが多く、コミュニティもママが多いように感じます。
そんな中で現状パパコミュニティに関わったことがある人は、実際どのくらいいるのでしょうか?
パパコミュニティに関わったことはありますか?
- ある:44.4%
- ない:55.6%
約半数のパパが関わったことがあるということでしたが、これは思ったより多いと捉えられるのではないでしょうか?
では、その関わったコミュニティはどんなものが多いのでしょうか?
どんなコミュニティに参加しましたか?
1位:学校保育園などのコミュニティ
2位:地域のパパサークルなど
3位:NPOなど
やはり、保育園、幼稚園、学校はパパ同士がつながりやすいところですよね。
子ども同士が同じ学年のパパ友もいいですが、他の学年のパパとつながるとさらに世界が広がります。
一方でその他としてはこんな声が。
- X(旧Twitter)の繋がり
イマドキ、というほど新しいものではないと思いますが、XなどのSNSでパパとしての発信をしている人が増えている状況は、育児に参画している男性のすそ野が広がっていることを象徴しているようにも感じます。
また、その関わる経緯はどのようなものだったのでしょうか?
どんな経緯で参加しましたか?
- 自分から探した:50.0%
- 妻のススメ:25.0%
- 幼稚園の先生から:12.5%
- 自分で作った:12.5%
半分は自ら探したということで、ここでも前のめりな姿勢が見えますが、さらには自分で立ち上げたという方も!
その行動力あっぱれです!
一方で、関わったことがないパパが半数いることもまた事実。
ただ、関わる機会がなかっただけかもしれません。
そこでこんな質問もしてみました。
機会があれば参加したいですか?
- したい:92.3%
- したいとは思わない:7.7%
ほとんどのパパは関わる意思はあるようです。
ということは、チャンスがもっと増えれば、もっと多くのパパがコミュニティに関わることができるとも考えられます。
では、コミュニティでどんなことをしたいのでしょうか?
どんなコミュニティなら参加したいですか?
- 読書会
- 飲み会
- 公園遊び
- 寝かしつけ相談会
- 習い事の相談
- パパならではの悩みを共有できる場
- 親子で一緒に遊ぶ
- 情報交換
飲み会、情報交換は定番だと思いますが、もう一つ悩みの共有もまた必要ですよね。
公園遊びや寝かしつけといった具体的なメソッドを学びたい、という思いも見えます。
いずれにしても前向きなパパたちの姿は素晴らしいですね。
パパコミュニティのメリットと実情は?
ここからは関わったことがあるパパのリアルな声を中心にお届けします。
パパ友は欲しいけど、コミュニティに入るのはちょっと…と躊躇している方もぜひ参考にしてください。
まずは、ズバリ!参加してよかったかどうか?
パパコミュニティに参加してよかったですか?
- とてもよかった:87.5%
- よかった:12.5%
もちろん、このアンケートに答えている人の多くはよかったと感じているから答えているのでしょうが、「とても」という強調された回答を選んだ方がこれほど多いのは、特徴的だと思います。
では、具体的に何がよかったと感じているのでしょうか?
何がよかったですか?
- よかった点→同じ目線で子育てに共感できる関係を持つことができた。(第一子:小学校高学年 40代)
- 異業種間交流ができる。地域ネタの共有もできる。(第一子:高校生以上 50代)
- 横の繋がり、ご縁が増えた。今まさにこのアンケートに答えているのはコミュニティのおかげ。(第一子:幼児30代)
- 仕事以外のコミュニティができたこと。(第一子:中学生 40代)
- 子育てや夫婦関係のことで、同じ父親という立場で忌憚なく話ができる関係が作れて良かったです。(第一子:小学校高学年 40代)
- 定期的にイベントを行うことでパパ友と仲良くなれた。園の行事などでわからないことを気軽に聞ける関係ができた。(第一子:未就学児 30代)
- 普段、子育てについて話す相手がいなかったから。(第一子:高校生以上 50代)
もう少し具体的にどんなことをして盛り上がったのかも聞いてみました。
どんなことで盛り上がった?
- バーベキュー。キャンプ。
- 図書館での講座、ディベート、イベント。公園遊び。
- 意気投合した何人かと家族を連れてBBQをやったこと。
- パパと子ども達だけで、ゆるく集まる遠足がとても楽しかったです。
- 夏祭り、木工教室、公園遊び。
- 妻の悩み打ち明けトーク。
いかがでしょうか?
先ほど、パパコミュニティに関わったことがないパパたちがしてみたいことの多くがクリアされているように感じます。
これを見たら、もはや関わる以外選択肢はないような気すらしてきます。
一方で、立ち上げたり運営したりする側にまで立ち入るとなかなか苦労もあると思います。
盛り上げるための工夫はどんなことをしたのでしょうか?
立ち上げや運営で盛り上げるためにした工夫は?
- いつも見る顔のお父さんに思い切って声をかけてみること。
- イベントとは別に3ヶ月に1回はリアルに会う機会を作る。
- 参加しやすい時間帯と場所。
- 積極的なパパにはついていく。消極的なパパには自分から話しかける。
- 身内ノリになってしまうと参加出来るハードルが上がるので、あくまで興味のあるパパがオープンに参加出来るような機会を作るよう心がけた。
身内ノリ…パパコミュニティに限らず、ここは気をつけたいところです。
一方で、苦労した経験も教えてもらいました。
パパコミュニティの悩み
- 応募が一人もいなかった時、一人だった時。
- 運営側として難しいと感じるのは、年代を超えた交流。30代と40代でも全く違う価値観のため、中々全員が楽しめる・課題意識を共有するというのは難しい。また、1人でも「マウント」を取りに来るようなパパが参加していると、それだけで空気も悪くなる。
- 保育園で出会うのがママばかりでパパコミュニティを作りづらい。
応募が一人もいない…我々もパパ向けイベントをやる身としてこれは本当に辛いですよね。
交流の難しさにも共感しますが、ここはあえて違う価値観と触れ合う機会だと考えることも必要ですよね。
というわけで、今回はパパコミュニティの実情について聞いてきましたが、パパしるべを見ている積極性の高いパパたちの声が中心になっていて、実際はもっと難しい経験をしたパパもいるかもしれません。
ただ、いずれにしてもこういったパパたちのコミュニティがあり、楽しんで活動しているパパたちもこれほどたくさんいることは伝わったのではないでしょうか。
もしもパパコミュニティに入りたい、パパ同士でつながる機会を作りたい、と考えているパパがいるなら、まずは一度飛び込んでみて欲しいと思います。
また、いろいろなコミュニティがありますから、無理して参加せずに合わないと思ったら別のコミュニティを探してみてください。
あなたに合うパパコミュニティがきっとあると思います。
今回もご協力いただきありがとうございました。
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