強い男の姿が求められ「男はあまり泣かない方がいい」と言われて育った今の親世代。
「男が泣くのは生涯3回だけ」なんて言葉もありますね。
でも、やっぱりパパだって色々なシーンでつい泣いてしまうことも多いはず。
そこで今回は公式LINE「パパしるべ総研」のメンバーたち約700人に、どんな時に涙を流してしまうか、男が泣くことについてどう思うかを聞いてみました。
パパは男であろうがやっぱり涙もろい!
「男は生涯に3回しか泣いてはいけない」という言葉、聞いたことはありますか?
編集長は「親を亡くした時」「子どもに先立たれた時」「財布を落とした時」と教わりましたが、いろいろとたどっていくと、その3回にはいろいろな説があるようです。
まあそもそもは「男たるもの我慢強く強く生きていくべし」という教えだったと思いますが、ジェンダー平等などの考えが広がる中では、だいぶ価値観は変わってきていると感じます。
今回はそんな男性、とりわけパパの涙に関するホンネアンケートを実施しました。
一般的に、子どもができると涙もろくなるとは言いますが、実際に皆さんはどう感じているのでしょうか?
まずはズバリ、聞いてみました。
涙もろいと思いますか?
- はい:87.5%
- いいえ:12.5%
やっぱり(笑)。
9割近くの方が涙もろいと思っているようです。
では、実際にどのくらい泣いているのでしょうか?
一番最近泣いたのはいつですか?
- つい最近:75.0%
- 今年に入ってから:18.8%
- 全然泣いてない:6.3%
4人に3人が「つい最近」!
実は結構泣いちゃうシチュエーションってあるんですよね。
では、具体的にどんなことで泣いているのでしょうか?
どんなことで泣いたか教えてください
最も多かったのは、映画や本などのエンタメ作品を見て泣いたパパたち。
- 『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』の第1章 川崎憲次郎を読んで…
- 子どもと見に行ったドラえもんの映画
- 通勤電車の中スマホでaikoの『瞳』を聞いてしまい朝からうるうる
- ドキュメンタリー『はじめてのおつかい』を見て
『はじめてのおつかい』はもう鉄板ですよね。
もうこれでもか!ってくらい泣かせにきているように感じてしまいます。
作品としては、他にも『鬼滅の刃』『BLUE GIANT』などが挙がりました。
全体的にはやっぱり家族系のドキュメンタリーが多かったです。
またこの辺りも抗えないシチュエーション。
- 娘の金管バンド演奏会で演奏を聴いて。
- 「さよなら僕たちの保育園」を聴いた時。娘は4月に年中になったばかりですが、卒園式でこの歌を歌うと聞いて、家でかけてみたら、ダダ泣きしました。2年後の娘の卒園式ではどうなってしまうのか心配。
卒園式、卒業式もまた鉄板です。
しかし、わが子の卒園式ではなく、2年後の卒園式を想像して泣くなんて素敵な涙もろさですよね。
さらに、こういう方もいました。
- 1年間の育休集大成の3月,ワイキキビーチの花火を子どもたち2人と見ていて感無量で泣けた。
- 会社の社長退任。役職に関係なく1人男として尊敬している方だったので、寂しさと感謝とで涙があふれた。
これはまた素敵なシチュエーション。
想像するだけでホロっときます。
最後に、泣けるのは子どもが小さい時だけではないようです。
- 娘が恋人からプロポーズされたと告白し、その時初めて付き合っていると知った時。
- 「ばあちゃんにはばあちゃんの生き方があり、お父さんにはお父さんの生き方があり、ボクにはボクの生き方がある。昔は昔、今は今だよ。」就活中の長男の言葉に涙。
大きくなったら大きくなったで成長に対する涙もありますよね。
娘さんのケースはうれし涙かどうかわかりませんが(汗)。
一方、昔ながらの価値観が残るがゆえ、まだまだ我慢することもあるはず。
そこでこらえた話も聞きました。
泣きそうになったけど我慢したシーンを教えてください
- 不動産投資の勧誘の迷惑電話を断り続けていたら最後に罵られた時…。
- 娘の体調不良が続き、仕事はできないし、何度病院に連れて行っても原因は分からないし、少し疲弊していた時に、保育園の先生に「お父さんも無理しないように」って言われた時。不意打ちすぎて泣きそうになりましたが、我慢しました…。
- 86歳の祖母が酔った勢いで遺言的なことを話してきた時。別れを想像するだけで泣きそうになる。
- 0歳の息子がハイハイして、自分の方へ来てくれたとき、父親として認識されていると思って泣きそうになりました。
- 父親が施設に入所することが決まり、自分が何もしてあげられなかった時。
- 妻と喧嘩した時。
- たくさん、ありすぎて、答えられません。
人生いろいろありますよね。
しかし、迷惑電話で罵られるって…そんなこともあるんですね。
あと、やっぱり妻の前ではちょっと泣きにくいかも。
パパだって、家族の前でも泣いていいですよね
先ほどの質問では、こんな声もありました。
- ここ数年すぐ泣くので自分の中で泣くことを我慢せず解放しています
というわけでこんなことも聞いてみました。
パパも泣いていいと思いますか?
- はい:93.8%
- いいえ:6.3%
この結果、皆さんは意外に思うでしょうか?
パパたちはどんな思いを持ってこのように答えたのでしょうか?
- 特に我慢する理由がないと思うから。子どもの前でも、父が強いところを見せるのも大事かもしれないが、弱さも失敗することもあると知ってもらうことも大切だと思うから。
- 子どもに親の弱みを堂々と見せる方針なので。
- 泣くことは最高のカタルシスだから。
- 感情に良い悪い判断するのはおかしい。
- 弱音を吐く、けど立ち直る。感情を出すモデルになる。
- 子どもが出来てから涙もろくなりました。パパやママに関わらず感動したら泣いている姿を見せた方が子どもに感情を伝えやすいかなと。
- 泣きたいときは泣いたほうがスッキリするし、その後の気持ちの切り替えも楽になる気がします。
- 親であっても1人の人間、そうした背中を見て子どもはスクスクと成長すると信じている。
「子どもの前に泣くなんて」、何気なく言われたそんな声も聞いてきたようにも感じます。
しかし、今の親世代はそう思ってはいないようです。
理由にも納得ですし、その方が我々も気がラクになれるところがありますよね。
しかし、やっぱりこういう方も。
- 本当に泣けない
泣いてもいい、という声もありますが「泣かなきゃいけない」というものでもありません。
感情を出すことが苦手な人もいていいじゃないですか。
みんなが泣くシチュエーションで、泣けない人が冷たいわけではないのです。
そこに想像を巡らせることも大切に感じます。
さあ皆さん、いろいろある子育て。
自分の感情を大切に楽しんでいきましょう!
今回もご協力いただき、本当にありがとうございました!
そして!
この「パパのホンネ」アンケートは、リニューアルしたパパしるべのLINE公式アカウントで実施しています!
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