子どもが成長していくなかでは、ぜひ見てほしい、参考にしてほしいと思うものがたくさんあります。
一方で、できれば触れさせたくない、見せたくないものもありますよね。
テレビの番組やYoutubeなどの動画、SNS、大人の行動など...
では、皆さんが「子供に見せたくない」と思うものはどんなものなのでしょう?
公式LINEアカウントに登録している2800人のパパたちにアンケートしてみました。
そこから見えてくるもの、またパパとママとの違いとは。
意外と幅広い...!子どもに見せたくないコンテンツ
インターネットの普及で大人も子どもも触れる情報は格段に増えました。
また、社会生活を行う上では、親だけでなく様々な世代の人たちを目にすることがたくさんあります。
そのすべてを親が制限したり選んだりすることはなかなか難しいところですが、願わくば子どもに触れてほしくないものは何か?
アンケートを実施したところ、本当に多岐にわたる声が届いたので、見せたくない理由とともに一部抜粋した声をお届けします。
ズバリ!あなたが子どもに見せたくない!と思うものを教えて下さい
まず最も多かったのがコチラ。
動画やテレビ番組などメディアの作品についてのもの。
動画やテレビ番組など
- 暴力的(言葉も含む)、性的シーンがある動画(30代)
理由:倫理観が無いうちに見ると真似したり、心に傷を負うと考えるから。 - 虐待とか喧嘩などの乱暴な動画(30代)
理由:優しい子にそだってほしい - 変なユーチューブ(20代以下)
理由:無法地帯だから - 失礼さをウリにしている芸能人(30代)
理由:わかった上で狙ってやっているのはわかりますが、それがわからないうちはあんまりいい影響になるとは思えない - 「東大」と着くテレビ番組(30代)
理由:勉強は大事だとは思うけど、別に東大に行ったからといってすごいわけではない。自分も東大ですが、すごい人もいれば、勘違いしている人も多いと思っていたので。勉強が苦手でも素敵な人はいます。 - 野生以外の動物バラエティ(30代)
理由:動物はかわいそう、という偏りを感じる - ドッキリ番組(40代)
理由:子どもにはまださじ加減がわからないから、結果的にいじめにつながりそうな気がしてならないから - SNSの炎上ニュース(30代)
理由:ネットやSNSにはいいところもたくさんあるのに悪いところばかり知って触りたくなくなってしまう恐れがあるから。家ではちゃんと教えますけど。
暴力、性的、虐待などはおおよそイメージ通りのように感じましたが、それ以外にもこんなにいろいろな種類のコンテンツに抵抗があるということには驚きました。
確かにそれぞれ理由を聞けば理解はできますが、こういった作品を全部避けるのはなかなか大変そうですね。
続いては「子どもに見せたくない」大人たち。
子どもに見せたくない大人
- 手本にしたくない大人(ハラスメント行為やら、マナー違反やら、裏金やら(笑)(40代)
理由:自分だけがいい思いをして、自分の利益のために他人を傷つけたり何かを奪ってもいいというスタンスは持ってほしくない - 選挙演説(30代)
理由:他の候補の悪いところをさんざん言って、自分は違います!的なアピールを見ると、子どもに見てほしくないと思う。 - 保身全開の政治家と、文句ばかり言うコメンテーター(30代)
とにかくああなってほしくない - 信号無視する大人(40代)
理由:子どもが真似しそうなので - 露出の多い服を着た女性(30代)
理由:やっぱりああなってほしくないとは思ってしまう - やたらと怒鳴るおじいさん。老害。(40代)
理由:一部の人のそういう姿で全体的に高齢の方が苦手になっちゃうから - 夜の街の乱痴気騒ぎ。歓楽街の泥酔した大人たち。(40代)
理由:大人のイメージが悪くなるし、そもそも同じ大人として恥ずかしいと思うから - 大人のいじめ(40代)
理由:子どもにダメと言っているくせに大人の世界でやっている人が多くて情けないから - やたら豪遊している成金IT社長みたいな人達(30代)
理由:大人を勘違いしそうだし、世の中お金だと思ってほしくない
どれもなるほど納得ですよね。特に選挙や政治家については、まさに今がそのタイミング。
これがなかなか避けられないのは困りますね。。。
そして見せたくない大人についてはこんな声もありました。
- 人生に夢や希望を見出せなくて諦めた姿(30代)
理由:子ども達が将来に対して希望を持ちにくくなる為
確かに...これは短いコメントを見る限り、「どこかの誰か」ということではなくで「自分」や「パートナー」をイメージしているように感じました。
こういう声はすごく珍しいと思いますが、考えてみれば、周りの誰かのこともそうですが、何より自分自身が、見せたくないと思われないようにすることも大切ですね。
また、今回は同時にこんなことも聞いてみました。
妻やパートナーが見せたくないと思っているものは?
- 血が飛び散るようなアニメや映画。鬼滅の刃を見せたら怒られました。
- イジメなどの動画
- 暴力的なもの
- アダルトコンテンツ
- 大人の本や映像
- 暴力的な表現が多いアニメ原作の映画な
- 下品なマンガやアニメ
このあたりはパパたちでもありましたが、ママたちの方が敏感なのかもしれません。
また、パパたちでは出てこなかったこんな声もありました。
- 子どもが何かチャレンジしたがった時に環境を整えてあげられない姿勢
- 格闘技の試合。暴力的なものとラウンドガールのジェンダー感が嫌らしい。
- ポイ捨て、信号無視などお構いなしの地域の老人たち。
- 若者に苦言ばかりいっているご意見番的な大物芸能人
- 鼻くそをほじる人
- いじわるなママ友
なんだか違った意味でバラエティに富んだ回答ですね。
見せたくないものはどこまで制限する?
「見せたくない」という気持ちはあったとして、それをどこまで制限するかはかなり家庭によって対応が変わると思います。
そこで、こんなことも聞いてみました。
見せないように制限はかけますか?
- 強硬に制限をかける:11.1%
- ちょっとだけ制限をかける:44.4%
- それほど制限はかけない:27.8%
- まったく制限はかけない:13.0%
最も多かったのは「ちょっとだけ制限をかける」というパパ。
もっと制限をかけることに前向きな人が多いとイメージしていましたが、そこまで多くないのかもしれません。
(もしくは選択肢が良くなかったかもしれません…)
また、やはり子どもの成長に合わせて感覚は変わっていくと思うのですが、皆さんはどう思っているのでしょうか??
いつまで見せたくないですか?
- 乳幼児の間:5.3%
- 未就学児の間:21.1%
- 小学生まで:15.8%
- 中学生まで:5.3%
- ずっと:31.6%
- わからない:21.1%
結構割れましたが、一番多いのは「ずっと」でした。
それぞれどんな考えなのか?理由も聞いてみました。
乳幼児の間
- 小さいうちに嫌なイメージを持つと後をひくと思うから
未就学児の間
- 面白がってマネをしちゃううちは避けたいですね
- 社会性が広がると制限はできなくなると思っていて、それも大事だと思うから
- いじめ的なものはなくならないので小学生くらいからはあるものとして、どう対応するか一緒に考えたい
小学生まで
- 中学生以上になったら自分で見て感じて判断する力を養う必要もあると感じている
- 小学生くらいで身体のことなどを勉強もするから
- 中学生以降は周りも見始めるから話に加われなくならないように
中学生まで
- ある程度やってはイケないことだと理解できる年齢だから
ずっと
- こういう人もいる、ということは知った方がいいかもしれないけど、あえて見せたいとは思わない
- 見たところで得はないし、見なくてもダメだということはわかるはず
- そもそも見ていてあんまりおもしろいと思えないので見せたいとは全然思えない
- ずっと悪い大人の真似はして欲しく無いので
わからない
- 我々親がしっかりとしていれば、まあ変な影響は受けないとは思っている
- 見ちゃうものは仕方ないし、制限をかけすぎちゃうと尊厳を侵害すると思う
- ずっと見せたくないけど、それもまた勉強かなとは思います。反面教師として。
それぞれの理由を聞いて皆さんはどう感じるでしょうか?
この辺りの考えはそれぞれの家庭によると思いますが、何かヒントになることがあればいいですよね。
また夫婦で違う感覚だった時にはどうすり合わせたらいいのか?
アドラー式子育ての熊野英一さんにもぜひ聞いてみようと思います。
今回もご協力いただきありがとうございました。
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