子供に嫌われるのを心配するパパはチェック!嫌われる勇気も必要

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子供に嫌われるのを心配するパパは要チェック!嫌われる勇気も必要

子育てをしている中では、ついつい強く子どもに言ってしまうこともありますが、そんなときに「子どもに嫌われたらどうしよう」と思ってしまうことありませんか?

そんな時はどうしたらいいのでしょうか?

今回はアドラー心理学に基づくコミュニケーションの専門家でアドラー式子育ての熊野英一さんに、嫌われたくない時に考えることを教えてもらいます。

子育ての最終ゴールを見失わない

子育ての最終ゴールを見失わない

質問者

4歳の娘にデレデレのパパです。

もうかわいくて仕方ないです。

妻からは呆れられますが、とにかく嫌われたくないので、あまり強くも言えず。

このままではいけないでしょうか?

子育てにおいて、答えが見つからない時、迷ったときは、いつも「子育ての最終ゴールって、なんだっけ?」と、本質的な問いに立ち返ってみましょう。

子どもが成人した際に「あー、ここまで来たな。もう、子離れ、親離れできるな!」と思えるか、どうか?

その判断軸は、子どもが「自立」しているか、どうか?という一点に尽きるでしょう。

ここで、改めて自立の定義を明らかにしておきます。

自立とは

  1. 保護者(通常は親)の保護から精神的に独立して
  2. 自分のことを信頼しながら
  3. 社会(他者)との適切で建設的な関係を構築して生きていくこと

子どもを「愛する」ことは、子どもの「自立を支援」する上で、最も大切な土台になるものです。

子どもを「条件つきで信用する」のではなく、「無条件で信頼する」と、言い換えることもできるでしょう。

「無償の愛」と言ったりもしますね。

親の期待に子どもが応えた時だけ、愛情を与えるのは、条件付きの信用に基づく愛の示し方。

そうではなく、仮に子どもが失敗したり、ウソをついたり、約束を破ったり、こちらの期待に背くような行いをしても、もう一度、不完全で発展途上の子どもを信じて、見守って、ありのままの我が子を受け止める、と言う関わりが、無条件で信頼する、見返りを期待しない無償の愛です。

この辛抱強い関わりが、子どもの自己肯定感を育み、子どもが自分の力で自立的に行動しよう、と言う勇気を与えるのです。

一方、子どもからの要求を無尽蔵に受け入れたり、子どもの不適切な行動を見逃したり、あるいは、家族や社会のルールを守ることを子どもに理解させることを怠ったりすることが、子どもを「甘やかす」親の、典型的な関わり方です。

このような、子どもを「甘やかす」ことは、子どもの「自立にプラスに働く」関わりでしょうか?

それとも、子どもの「自立の足を引っ張る」関わりでしょうか?

答えは、明白ですよね?

子どもに「嫌われる勇気」も必要

子どもに「嫌われる勇気」も必要

ご質問のパパは、ついつい、「愛している」ことの表現が「甘やかし」になっていませんか?

もしかしたら、「子どもを愛する」ことよりも、「子どもに好かれたい」とか「子どもに嫌われたくない」という自己中心的な気持ちが優先してしまっているのではないかと思います。

世界的なベストセラーである「嫌われる勇気」は、アドラー心理学のメソッドが詰まった本ですが、まさにここでこそ「嫌われる勇気」も必要なんです。

ただ、本当に嫌われなくてもいいです。

今後「つい、甘やかしたくなってしまう」気持ちを抑えるために、どうしたら良いのでしょうか?

4歳の女の子って、私たちが想像する以上に頭の中はオトナで、微妙なココロの機敏も理解できる能力を持っているものです。

ここは、彼女を子ども扱いせず、一人の立派な人間として、素直にパパの気持ちを伝えてみてください。

「パパは今まで、○○ちゃんのことを愛するあまり、嫌われたくないって言う気持ちが出てきて、ついつい、甘やかしちゃうことが多かったみたい。

でも、もう4歳になった君を、いつまでも赤ちゃんみたいに思うのは、○○ちゃんに失礼かもな、って思ったんだ。

これからはさ、○○ちゃんがステキなレディーとして、毎日ご機嫌に過ごせるように、お手伝いしていきたいんだけど、どう?」

と、いうようなイメージです。

娘さんが「オッケー!」と合意してくれたら、早速、生活面のルールを決めてみましょう。

例えば、「思い通りにならない時は、泣かずに言葉で伝えるようにしよう」とか「テレビやゲーム、遊びの時間を決めて守ろう」とか「寝る前に必ず歯磨きをしよう」といった、これまで守って欲しくても、ついつい、おざなりになってしまっていたようなことです。

とても大切なのは、親子でしっかりと話し合い、合意形成を図ること。

くれぐれも、強制したり、子どもをおだててOKさせようとしたりしないでください。

子どもが同意しないものは一旦引き下がって様子を見ましょう。

一つずつで良いので、取り組んでみてください。

自分の成長を手助けしてくれるパパのことを、嫌いになる子どもはいませんよ。


熊野さん、ありがとうございました!

嫌われたくない気持ちは誰にでもあると思います。

特にかわいい娘や、妻は日常的に触れあう存在なので特にそうかもしれません。

でも、子育てにおいては、自立をサポートするにはその気持ちをグッとこらえて向き合っていくことが必要と言うことですね!

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熊野英一

株式会社子育て支援 代表取締役 / ボン・ヴォヤージュ有栖川 代表
子どもたちの居場所づくりプロジェクト「ビリーバーズ」統括リーダー
小中高生のくつろぎスペース(フリースクール)ビリーバーズ広尾 リーダー
アドラー心理学会 正会員 / 個人心理学会 正会員

アドラー心理学に基づく「相互尊敬・相互信頼」のコミュニケーションを伝える勇気づけのプロフェッショナル。

代表取締役を務める株式会社子育て支援では企業主導型保育所、児童館、子育て支援センターなどの受託運営、アドラー心理学に基づく企業向け研修など法人向けサービスを展開。

個人向けサービスは「ボン・ヴォヤージュ有栖川」ブランドで、ベビーシッター・サービス提供やアドラー式カウンセリング、アドラー心理学に基づくセミナー・講座などを実施。

個人としてこれまで6冊の本を上梓。著書は『アドラー式 老いた親とのつきあい方』(海竜社)『アドラー式子育て 家族を笑顔にしたいパパのための本』(小学館クリエイティブ)ほか。編著は『急に「変われ」と言われても』(小学館クリエイティブ)。
2021年は、小中高生の不登校支援の新サービス「ビリーバーズ広尾」を立ち上げ、コロナで不安定さを増す世の中でも、子どもたちが希望を持って、主体的に幸せを見つけられるような環境づくりに奔走。

 

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