未来の日本は大丈夫!?子供の将来が心配なパパが今すぐできること

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未来の日本は大丈夫!?子供の将来が心配なパパが今すぐできること

ニュースを見るたびに、子供の将来が心配になる…。

経済の不安、少子高齢化、教育や雇用の未来。そんな不透明な時代に、親として何ができるのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

でも、あなたのその思いこそが、未来を動かす第一歩です。

未来を案じ、育っていく子どもたちの将来を心配するパパに、アドラー心理学のスペシャリストの熊野英一さんから不安に感じる理由や向き合い方について、アドバイスを聞きました。

心配を力に変えるヒント、見つけてみませんか?

子供の将来に不安を感じるのはあなただけじゃない

子供の将来に不安を感じるのはあなただけじゃない
質問者
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いろいろなニュースを見ていると、これからの日本は大丈夫なんだろうかと不安になることがあります。
今、育てている子どもたちが将来大人になるころのことを考えると心配で仕方ありません。
こんな不安な気持ちとどう向き合っていったらいいでしょうか?

世界的に不安定な経済の話題はもちろん、少子高齢化をはじめ、暗いニュースを目にすることが本当に多いですよね。

だからといって今自分たちができることは本当にないのでしょうか?

不安と向き合いながら進んでいくためにはどうしたらいいか、一緒に考えていきましょう。

人はなぜ不安なのか?

いろいろなニュースの中では、このままいけば未来はこうなるという予測がなされていて、それがあまり良くない状況だと、人は不安になるものです。

つまりこの先の未来について「どうなるかわからない」という状況が、不安につながっています。

そして、不透明な未来に不安を感じるのはみんな同じ。

つまり、あなただけじゃありません。

だったらその不安を一人で抱え込む必要はないのです。

例え不安を感じていたとしても、周りにいる人たちと一緒にどうしたら明るい未来につながるか考えていくことが大切だと思います。

不安を和らげてくれる“つながり”

アドラーはこんなことを言っています。

アドラー心理学のポイント

共同体感覚は、人間のあらゆる弱さを必ず補う

アドラー心理学では、他者や社会との繋がっていると感じる「共同体感覚」を意識して、家族や友人、地域の人たちと思いを共有したり、ともに活動したりすると、「悩んでいる、困っているのは自分だけじゃない」と感じられるようになるとしている。

本当に大変なことが起きても、その状況を一人でなんとかしようとするより、仲間たちと一緒に向き合っていくことができれば、心強いとは思いませんか?

そして、大きな問題に向き合っていくためには、仲間同士が互いに貢献しあって、支え合うことが大切です。

ただ、不安を感じたままで何もせず、未来という自分ではコントロールできないものにとらわれるのではなく、今自分が出来ることに目を向けてみてください。

あなたも少子化の軽減に貢献できるかもしれない

あなたも少子化の軽減に貢献できるかもしれない

一夜にして劇的に解決する社会問題はない

世の中には様々な社会問題がありますが、そのほとんどは長い間蓄積されてきた経緯があるので、簡単に解決するようなものではありません。

でも、だからといって絶対にいい方向にいかないかというと、そうでもありません。

例えば、あなたは今子育てをしているということなので、少子化の問題に目を向けてみましょう。

シンプルに考えると、少子化を解決するためには今よりも多くの人が、多くの子どもを産み育てることが必要です。

ただ、今は様々な障壁があって、子どもを作ることに消極的な人も多いのが現状であり、それが少子化に拍車をかけていると考えられます。

そんな少子化に対して、あなたができることは何もないのでしょうか?

そんなことはありません。

今、あなたが出来る少子化対策とは?

例えば、あなたが楽しそうに子育てしている姿を多くの人が見ることで、子育てへの意欲がわく可能性もあります。

要は、パパのロールモデルになるということです。

また、勤めている会社で、実体験をもとにもっと子育てがしやすい制度を提案することもできます。

そこまでできなくても会社の中にいるパパたちとコミュニケーションをとって、互いの悩みを聞くなどして精神的な支えとなることだってできるはずです。

家庭内でも家事育児を担うことで妻が社会進出を実現して、妻が勤める会社で女性への目線が変わることもあるでしょう。

地域活動に参加して、世代を問わない人たちのつながりが増えることで地域が活性化して、より住みやすい街となることで、若い世代が子育てに前向きになることもあると思います。

世界を一夜で変えるようなすごいことじゃなくても、少しだけ影響を与えるくらいのことなら誰にだってできるのです。

それが集まってこそ社会は変わっていくと思います。

そして同時に、あなた自身も「社会の役に立っている」と実感できて、幸せな気持ちになると思います。

どうでしょう?いつの間にか、不安や心配が気にならなくなっていませんか?

今できることに目を向けて、行動に移していくと、心配している時間は減ります。なので、不安も軽減されるはずです。

ポイント

少子化に限らず、不安や心配になったら、まずは「何ができるか?」に目を向けることが大事。

あなたにもできることは簡単に見つかるはずですし、もし見つからないと思ったら、周りの人とディスカッションしてもいいと思います。

ぜひ、あなたもやってみてください。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 見通しが立たない未来に対して不安なのはみんな同じ。一人で抱え込まない。
  • 共同体感覚を意識して、今自分にできることを考える
  • できることを実践することで、あなた自身も貢献していることを実感できる

長い歴史を振り返っても、きっとみんな不安や心配が尽きなかったと思います。

それでも今の豊かな世の中になったのは、多くの人が前を向いて力を合わせてきたからでしょう。

だったら我々も憂うばかりではなく、力を合わせて前に進んでいきましょう!

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熊野英一

株式会社子育て支援 代表取締役 / ボン・ヴォヤージュ有栖川 代表
子どもたちの居場所づくりプロジェクト「ビリーバーズ」統括リーダー
アドラー心理学会 正会員 / 個人心理学会 正会員

著書は『アドラー式 老いた親とのつきあい方』(海竜社)『アドラー式子育て 家族を笑顔にしたいパパのための本』(小学館クリエイティブ)ほか。編著は『急に「変われ」と言われても』(小学館クリエイティブ)。

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