上の子はパパ、下の子はママ。兄弟で夫婦の子育て分担を分けるのは大丈夫?

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上の子はパパ、下の子はママ。兄弟で夫婦の子育て分担を分けるのは大丈夫?

子どもが二人以上いると、夫婦で「上の子はパパ、下の子はママ」といったように、兄弟で子育て担当を分けることが出てくると思います。

一見、合理的にも見える子育ての役割分担のように感じますが、この方法はいいのか?

果たして兄弟を平等に扱うことができているのか?

アドラー心理学を基にしたアドラー式子育ての熊野英一さんに、兄弟姉妹の子育て担当分けをする時に気を付けた方がいいことを聞きました。

夫婦で子育ての担当は決めつけなくていい

夫婦で子育ての担当は決めつけなくていい

質問者
6歳と2歳の兄弟がいますが、基本的に自分が長男と一緒にいることが多く、まだ小さい次男は妻といる流れになっています。

この方がスムーズなのは間違いないのですが、家族が二つに別れているようにも感じて、このままでいいのかちょっと不安です。

人は3人集まると社会がうまれると言いますが、家族だって同じ。

ましてや4人以上になったときに、チームやグループになることも極めて自然なことです。

では、そんな中でよりいい家族関係を作っていくためにはどんなことに注意すればいいのか?

考えていきましょう!

家族でも“合う・合わない”はある

もうこれは説明するまでもないと思いますが、いわゆる“馬が合う”というケースはありますよね。

性格や趣向などその理由はいろいろあると思いますが、そこはあまり深く考える必要はないと思います。

その方がスムーズに生活が進むのであれば、それでいいのですが、ちゃんと家族の中で話し合って納得した上で、その選択をすることは前提としてあった方がいいでしょう。

もしかしたらその状況を誰かが不満に思っていたら、徐々に溝が深まっていってしまいます。

育児に関わらず家事も含めて、いろいろな分担があると思いますが、なし崩し的なものではなく、みんなが納得することは常に大事にするように心がけてください。

一人をメインに子育て。じゃあ、もう一人との接し方は?

ある程度、役割を決めることはいいと思うのですが、その割合を「10:0」にすることは避けた方がいいと思います。

「9:1」「8:2」「7:3」とその割合はそれぞれで構いませんが、少なくとも「メイン」と「サブ」くらいがオススメ。

メイン担当の方が体調を崩したり、忙しかったりと対応できない時も代わりにできるくらいでないと、途端に役割分担が破綻しかねないからです。

そういう意味で、兄弟や姉妹の担当を夫婦で分担する場合には、自分がメインではないサブ担当となる子どもと信頼関係を築くことが大事だと思います。

おそらくメイン担当の方は、とくに努力をしないでも関係が築けているでしょう。

一方で、サブ担当の方については、接する時間が短いぶん、積極的に考えて働きかける必要があります。

時に苦手意識を持っている場合もあると思いますが、それでも家族全体のことを考えると大切なこと。

極端に言えば、信頼関係を築くというより、最低限の関係を崩さないようにするくらいでもいいかもしれません。

慣れていないのに無理やり関係を築こうとすることでより関係が悪くなる恐れもあるので、そこは気をつけましょう。

家族を二分せず、子どもを平等に扱うために大切な時間

家族を二分せず、子どもを平等に扱うために大切な時間

やっぱり家族はひとつなんです

もうひとつ、この役割分担の時に意識したほうがいいことがあります。

それは、家族全員で一緒に過ごす時間を大切にすることです。

いくら役割を分けてグループ的にしていたとしても、家族がひとつであることには変わりありません。

その場でお世話や対応をすることがメインの人中心になることはいいとして、やはり家族全員で過ごす中で、しっかりと関わること。

完全に切り離さないことがサブ担当との関係構築にも繋がりますし、家族全体の関係構築にも繋がると思います。

また、改めて子どもそれぞれの違いにも触れる機会になると思います。

その時にどっちがいいとか悪いとかではなく、違いを認めるようにできればと思います。

頭ではわかっていても、兄弟や姉妹はついつい比べがち。

でも、違う人間なので、同じものを求めても仕方ありません。

メイン担当であろうがサブ担当であろうが、それぞれ一人一人と向き合い見続けることは夫婦両方に大切なことです。

夫婦の情報共有もまた大切

もうひとつ大切なのは、役割を分けた夫婦二人が、それぞれメイン担当をしている方の子どもについての話を共有することです。

これもまた家族を切り離さないため必要なことであり、サブ担当側も知っておくことで関係構築はもちろん、緊急時の対応にも役立つことです。

改めて、夫婦でどんな役割分担をするかについては家族それぞれの事情や性格によって違ってもいいと思います。

ただ、しっかりと話し合い二人で、家族で一緒に進んでいくための選択であることを共有して、同じゴールを目指していくことができれば、余計な心配はいらないはずです。

自分たちの家族にとって一番いい方法を、自信を持って選んでいってください。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 役割分担は話し合って納得して考える
  • 兄弟や姉妹の担当を分ける時は、メイン担当だけでなくサブ担当との関係構築を意識
  • 家族が別れないように、全員で過ごす時間を大切にする

同じ親から生まれたのに兄弟、姉妹ってなんであんなに違うんでしょうね。

本当に不思議です。

そして、なぜ夫婦それぞれと合う合わないがあることも不思議。

まあ考えてみれば、家族もそれぞれひとりひとりの個性があって当たり前で、同じではないので、そんなこともある前提でいれば楽しんでいけるかもしれません。

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熊野英一

株式会社子育て支援 代表取締役 / ボン・ヴォヤージュ有栖川 代表
子どもたちの居場所づくりプロジェクト「ビリーバーズ」統括リーダー
アドラー心理学会 正会員 / 個人心理学会 正会員

著書は『アドラー式 老いた親とのつきあい方』(海竜社)『アドラー式子育て 家族を笑顔にしたいパパのための本』(小学館クリエイティブ)ほか。編著は『急に「変われ」と言われても』(小学館クリエイティブ)。

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