共働きが増え、仕事と育児の両立がしんどいと感じるパパやママは少なくありません。
新しい環境や忙しさの変化で限界を感じたとき、ひとりで抱え込んでいませんか?
そんな悩みにアドラー式子育ての専門家・熊野英一さんが、アドラー心理学の視点から仕事と子育ての両立で限界を感じたときに思い出してほしい考え方をアドバイスします。
限界を感じた時に、思い出してほしいこととは?
子育てと仕事の両立がしんどいなら、一人で抱えむのをやめよう

4月から新しい部署に配属されて、今まで以上に忙しくなりました。
そのせいで家庭にかける時間が少なくなって両立ができていません。
自分ではちょっと限界を感じているのですが、どうにかできるものでしょうか?
まずは日々の仕事、お疲れ様です。新しい環境は本当に大変ですよね。
それでも家庭のことを諦めていない姿勢は素晴らしい!
なんとかその苦しみから逃れられるように一緒に考えていきましょう。
限界を感じたら、まず周りに目を向けてみる
ワークライフバランス、もしくはライフワークバランスという言葉があります。
仕事と子育てだけでなく、二つのことを同時に進めていく時にはバランスを取ることは必要であり、男女を問わずほとんどの人が直面する課題です。
きっとあなたはとてもまじめな人で、どちらに対しても誠実だからこそ悩んでいるのだと思います。
もちろん、どちらかの手を抜いていいということではないと思いますが、無理をし続けると、長くは続かないので、今のままでは良くないでしょう。
きっともうすでにたくさんどうしたらいいかを考えてきたと思います。
ただ、それひとりでなんとかしようとしていませんか?
家庭も仕事もあなたひとりで回しているわけではありません。
家庭であればパートナー。
仕事であれば同僚や上司、部下。
多くの人が関係しているので、まずは一度立ち止まって関係する人たちと話をしてみてはどうでしょうか?
ひとりで考えるのも大切なことですが、どうしても勝手な思い込みもあって、行き詰まりがちです。
実は見えていない部分もあるかもしれません。
答えはひとつではなく、常に変化するもの
ネットや周囲の人のやり方を聞くと、様々なケースがあることがわかると思います。
そう、答えは決してひとつではないのです。
誰かのケースが参考になることもあれば、参考にしたことで悪化することだってあります。
人の数だけ答えが変わるということは忘れずにしておいた方が良さそうです。
しかも、一度答えらしきものを見つけたとしても状況によって変化します。
今回のような異動もそのひとつ。仕事の状況が変わればきっと答えも変わります。
なので、常に適切な配分を模索し続けることは大切です。
また、変化するのは自分だけではありません。
あなたの周りの人たちも環境も日々変化を続けています。
限界を感じたらそこで終わりではありません。
何もしなくても周りの変化で改善されることもあります。
また、限界を知ることもまたひとつの学びであり、「じゃあ、どうするか?」と考えられるようになる成長と捉えてみてはどうでしょうか?
限界なときこそ、パートナーとの関係が鍵になる

アドラーが語る、理想のパートナーシップとは
アドラーはこんな言葉を残しています。
アドラー心理学のポイント
「理想のパートナーとは、友人のように信頼でき、社会に貢献しながら、相手を心から思いやれる人だ」
つまり、相手を一人の人間として尊重して、異なる価値観を対等に認め合うことができる。
かつ、二人のこと、家族のことだけではなく、仕事や地域など社会を意識することを忘れずに、互いに思いやりを持てる関係が望ましいということです。
家庭内はもちろんのこと、仕事をするうえでもやはり一番重視しないといけないのがパートナーとの関係性です。
パートナーとの信頼関係があってこそ、仕事に集中できるますよね。
だからこそキモとなるのはやっぱりパートナーです。
パートナーと協力してバランスをとることを目指してみてはどうでしょう?
今回のケースでは、現状あなたが苦しい状況かもしれませんが、その関係が逆になることもあります。
結局はみんなそれぞれ頑張っていて、みんな一生懸命。
それぞれが詰まったときに、「お互いさま」の精神で苦しい方を支え合える姿勢でいることがとても大事だと思います。
相手に求める前に、自分がまず動いてみる
くれぐれもしてはいけないのは、さきほど挙げたアドラーが言う理想のパートナー像を、自身のパートナーにただ求めることです。
そもそもあなたのパートナーは両立できているでしょうか?
相手もまた両立に悩んでいる状況であれば、理想のパートナー像を求められたツラいと思います。
また、こちらが求めて答えてもらえなかったりすると不満につながることもあると思います。
まずは、自分が相手にとって理想のパートナーになれるようにトライする姿勢を持つことが大切。
相手を変えることはできないので、自分から取り組むことで相手にも影響を与えることができるかもしれません。
一時的にどちらかが我慢しなくてはいけないケースもあるかもしれませんが、基本的にはお互いが気持ちよく助け合える関係を目指したいもの。
そして二人が気持ちよく子育ても仕事もできれば、それが社会貢献につながっていくと思います。
くれぐれもパートナーと丁寧に本音ベースで話し合って、いい形を見出してみてください。
時間はかかるかもしれませんが、「急がば回れ」。
ここで土台を築くことができれば、この先の変化にも対応できるはずです。
限界を感じる状態はすぐにでも変えないといけませんが、慌ててのちのち悪化を招くような変え方にはならないように気を付けてください。
熊野さん、ありがとうございました!
改めておさらいすると…
ポイント
- まずはひとりで考えないようにする
- 答えはひとつではなく、常に模索するものと考える
- 何よりパートナーと支え合える関係を築くために自分がやってみる
そんな簡単にできることではないのは重々承知ですが、何もしなければ不満や疲労がたまってしまうので、まずは動くことが大切。
パートナーとの関係をより強固にするいい機会と捉えて進んで行きましょう!
著書のご紹介
また、熊野さんのアドラー式コミュニケーションの講座では、家庭はもちろん仕事でも使えるコミュニケーションのコツを学ぶことができます。
「子育てが思い通りにいかない」「仲良くしたいのに夫婦関係がギクシャクしてしまう」「職場の人間関係がうまくいかない」など、悩みを抱える方は自分で解決できるためのコミュニケーション術を学びます。
こちらも気になった方はぜひチェックしてみてください!
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