パパ友トラブルで気まずい時に!アドラー式関係修復と距離感の整え方

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パパ友トラブルで気まずい時に!アドラー式関係修復と距離感の整え方

男性の家事育児参画が進む中で、増えてきている「パパ友」の存在。

同じ立場でつながることはプラスになることも多いでしょう。

とはいえ、価値観や距離感の違いから、関係がこじれてしまうこともありますよね。

今回は、パパ友とのトラブルに悩むパパからの相談に、アドラー式子育ての熊野英一さんが回答。

関係を悪化させない対応や、無理をしない付き合い方のヒントなど、心に響くアドラーの教えを伝えます。

パパ友トラブルはなぜ起きる?価値観の違いですれ違う理由

パパ友トラブルはなぜ起きる?価値観の違いですれ違う理由
質問者
質問者

息子が保育園に入ってすぐのころから仲良くしていたパパ友と些細なことで主張がぶつかってしまい、トラブルになっています。

まだしばらくは同じ保育園で過ごすこともあって、前のように仲良くしていきたいのですが、どうしたらいいでしょうか?

パパ友に限らず、友達との関係はずっと同じということではありません。

ふとした拍子に距離感が変わってしまって、ぶつかることもよくありますよね。

では、そんな時にどうしたらいいのか?一緒に考えていきましょう。

そもそも主張はぶつかるもの

長い人生の中では多くの人と関わっていきますが、本当に仲良くなれる人は本当にごくわずかです。

しかも、そんな相手ともぶつかることがある。人生は本当に難しいですよね。

ただ、考えてみれば、まったく同じ価値観や感覚を持っている人なんてこの世に存在しない以上、多少なりともぶつかるのは当たり前のことです。

もちろんそれはともに生活をするパートナーだって同じ。

きっと、あなたもこれまでの人生経験の中でぶつかってしまったことはあるでしょう。

そして、時には自分の主張をおさえて相手に合わせることが必要になるケースがあることも知っているはずです。

そんな中で、もしかしたら今回は引けなかったのかもしれないし、そこまで深く考えずにぶつかっていってしまったのかもしれませんが、その状況をちょっと俯瞰して見てみる必要はありそうです。

主張には正解も勝ち負けもない

詳しい内容はわかりませんが、ひとつの事柄について複数の主張が出たとき、もちろん自分にとっては自分の主張が正しいと感じていると思います。

ところが、主張そのものに正解はありません。

あくまで個人の思いなので、よほど偏ったものでない限り、どっちも尊重されるべきものだと思います。

それなのに、ヒートアップしてくるとなんとか言い負かして、勝ち負けをつけたくなってしまうケースが出てきます。

いわゆる“マウントをとる”というヤツです。

今、振り返ってみて、あなたに思い当たるところはありませんか?

また、質問の中に「些細なこと」とありますが、それも気になります。

あなたはあなたの価値観で「些細なこと」だと思っていますが、相手も同じように「些細なこと」だと感じているとは限りません。

もっと言えば、相手にとっては「些細なこと」ではなく、「きわめて重要なこと」だったのかもしれません。

果たしてそこまで考えていたでしょうか?

トラブルにどう対応する?関係修復と距離感の整え方

トラブルにどう対応する?関係修復と距離感の整え方

言い訳を探すよりやるべきこと

アドラー心理学では、人生には「仕事」「交友」「恋愛・結婚」という「三大課題」があると考えます。

その中で交友の課題では、他者と対等な関係を築き、調和を保つ力が求められます。

これは恋愛・結婚や仕事にも共通する成長の土台です。

そして、アドラーはこんな言葉を残しています。

アドラー心理学のポイント

「課題から逃げるか、向き合うか。それが未来を決める」

どんな関係の相手であろうと、ぶつかるなどの問題が起きた時に言い訳を探すのではなく、問題に向き合うことが必要だということです。

今回のケースでの問題への向き合い方として、まずは相手に共感することが必要だと思います。

相手がなぜモヤモヤしているのか?本当に些細なことなのか?

自分の価値観をいったん横に置いて、「相手の目で見て、相手の耳で聞いて、相手の心で考える」ことからはじめてみてください。

それが一歩目です。

そして、それをするかどうかはあなたが決められることです。

付き合い方は無限にある

現状あなたは関係を修復したいと書いていますが、そこにこだわりすぎることはありません。

これだけ多くの人がいる世界。

付き合い方や距離感は様々でいいと思いますし、場合のよっては時間を経て変わっていくこともたくさんあります。

相手に共感した結果、やっぱりどうしてもゆずれないと思うのであれば、最低限の付き合いだけにして、距離を保つことも選択肢のひとつです。

ただ、それは逃げるのではなく、向き合った上で決めることがポイントとなります。

一方で、やっぱり関係を修復したいと思うなら、それを提案するのがあなたのできることだと思います。

ただし、相手がそれにどう応じるかは相手次第。必ず関係修復ができるとは限りません。

「こっちはこんなに折れているのに!」と怒る人もいますが、それはお門違いです。

相手をコントロールしようとしてはいけません。

本当に些細なことでも関係修復できない場合もあれば、とてつもなく大きなトラブルだったのにすんなり関係修復ができる場合もあります。

だから、結果を決めつけて臨まないことをオススメします。

とはいえ、せっかく一度は仲良くなったパパ友同士。

できれば仲良く卒園まで過ごしたいと思う気持ちはわかるので、早く結果を求めずにいい方法を探るためにもまずは問題に真摯に向き合ってみてもらえたらと思います。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • そもそも人はぶつかって当たり前
  • まずは相手に共感して問題に向き合う!言い訳はしない
  • 修復、疎遠、どっちを求めてもOK。ただしどうなるかは相手次第

かつてに比べたらパパ同士がつながることは増えてきているように感じます。

ただいろいろな人が関わってきたからこそ起こるトラブルもあるもの。

あまり一喜一憂せずに少しだけ冷静になって考えてみた方がよさそうですね。

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熊野英一

株式会社子育て支援 代表取締役 / ボン・ヴォヤージュ有栖川 代表
子どもたちの居場所づくりプロジェクト「ビリーバーズ」統括リーダー
アドラー心理学会 正会員 / 個人心理学会 正会員

著書は『アドラー式 老いた親とのつきあい方』(海竜社)『アドラー式子育て 家族を笑顔にしたいパパのための本』(小学館クリエイティブ)ほか。編著は『急に「変われ」と言われても』(小学館クリエイティブ)。

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