仕事に家庭に忙しい現代の子育て夫婦。
さらに保育園・学校の予定も加わってくるわけで、しっかりとスケジュールを共有できていないといろいろな問題が起こりがちです。
今回は公式LINE「パパしるべ総研」のメンバーたちに、おすすめのスケジュール管理方法や・問題点など、夫婦のスケジュール共有事情を聞いてみました。
子育て夫婦のスケジュール共有に使っているアプリは?
子育て中の夫婦にとって、スケジュールを共有することは生活をスムーズに進めるために超重要。
ここがうまくいかないと余計な問題や争いがうまれてしまうことも。
では、周りの夫婦がどのようにスケジュールを共有しているのか調べてみました。
共有方法は大きく分けて、スマホやPCなどを使ったデジタルとカレンダーなどのアナログがありますが、まずはそこを聞いてみました。
スケジュール共有はデジタル?アナログ?
- アナログ:3.3%
- デジタル:53.3%
- ハイブリッド(両方使用):43.3%
アナログオンリーはごくわずか。
両方使っているハイブリッド派も含めて、今やほとんどの人がデジタルツールを利用していることがわかりました。
ただ、デジタルツールといっても、具体的にどんなものを使っているのか聞いてみました。
使っているアプリは?
LINE
まずはおなじみのLINE。
こちらはカレンダーとして使うというよりも、スケジュールを共有するためのコミュニケーションツールとして使っているようです。
挙げてくれた方のコメントをみると…
- 新しいアプリ、既存のカレンダーアプリ機能に妻が疎いため
- 前日のリマインドはLINE。月間予定はカレンダーで。
また、LINEのグループコミュニケーションツールである「BAND」を挙げてくれた方もいました。
Jorte(ジョルテ)
- 無料であることと、元々個人で使っていて使い勝手がよいのも分かっていたから。
- 最初に使ったのがこれで、特に不便を感じないので。
- 複数人で共有できるカレンダーと、自分だけが見られるカレンダーとを、一箇所に表示できるから。
Googleカレンダー
そして、こちらもおなじみGoogleのカレンダーツール。
- どのスマホにも入っていて管理しやすく、アレクサに読み上げてもらえるから。あと、職場のPCにも共有しやすいので。
- 使いなれていたので。
- iPhoneで入力できて確認できる、アラートが鳴らせる。
使っている人が多いiPhoneとの連携や仕事で使うPCとの連携がしやすいことは重要ですよね。何よりアレクサが読み上げてくれるのは唯一無二の特徴!ちょっと使ってみたくなりました。
Time tree
今回圧倒的に多かったのがこのスケジュール共有アプリ「Time tree」でした。
- カレンダー式で予定を共有できるので見やすかった。
- 予定を登録した時や変更、コメントがあったときに相手に通知を送れる、データとして予定が残るので後で振り返りができる、学校のプリント類を投稿して保存できる。
- 夫婦で共有するスケジュールと個人のスケジュールを分けて管理出来る。
- 家族で予定を共有しやすい。更新したらすぐに通知が来るので確認しやすい。
- コマーシャルしていたので導入、不満もないのでそのまま使用しています。
学校のプリントを予定と紐づけて保存できたり、コメントでのやりとりも可能など、保育園や小学校に子どもが通っている人にとってありがたい機能が満載と大人気でした。(一部有料サービス)
子どものためにはアナログも大事
一方で、ハイブリッドの人も多かったので、アナログツールで何を使っているかを聞いたところ、ほとんどの方は、壁掛けや卓上のカレンダーを使っているようでした。
そのメリットについてはこんなコメントが。
- 居間に置いてあって確認しやすい。
- みんなのスケジュールが一目で見られるから、20年以上前からやっているので。
- ひと目でわかる。必ず目につく。
- その月、誰かどんな予定があるか一目でわかるから
今の子育て世代はデジタルツールがない中で育ったので、アナログツールの良さも知っていると思います。
確かにみんなで一緒に確認できるのはアナログの良さではないでしょうか?
また、もう一つ重要なポイントがありました。
- 卓上カレンダーは日付ごとにメモ欄が付いているタイプです。お出かけの予定など子どもも一緒に見られる点はアナログの強みだと思います。
- 子どもも含めての共有化。
- スマホを持たない子ども達と共有できるから。
- 卓上は3歳の娘にも分かるように、というのが基本的な使い分けです。いずれ娘が自分で印を書いたりシールを貼ったりできるようになればいいかなと思います。
小学校でデジタルデバイスが配布される時代にはなりましたが、やはりある程度の年齢にならないとデジタルでの親子の情報共有は難しいところですよね。
そういった意味でも、コメントにあるようにアナログの強みがいきてくるところですね。
どんなに便利なツールでも解決できないこと
これまでみんなが使っていたカレンダーに加えて、便利なツールの登場で一気に環境が良くなったと思える夫婦のスケジュール管理。
しかし、それでも夫婦には悩みや困っていることがあるようです。
スケジュール共有に困っていること悩んでいることは?
- お互いのやりやすいやり方で相互に共有しているが、ママは基本カレンダー、パパは基本スマホで確認なので、たまに「見ておいて欲しかったのにー!」といった事案が発生する。
- 妻があまり見ない。口頭でも伝えるけど、忘れるから、アプリを使っているのに…そして、アプリに入れているのに週末の予定を何度も聞いてくる。
- 妻が入力した育児系の予定(子どもの病院など)を見落としがちで直前になってサポートが必要と言われて慌てる事が多い。
- 妻は別のスケジュールアプリをメインで使っており、共有し忘れる
せっかく共有しているのにパターンその1。
スケジュールの管理方法がいろいろあるからこそ起こりますよね。
お互いわかってはいることではあるのですが、なかなかできない人も結構いるんじゃないでしょうか?
- パートナーがスケジュールを入れない。
- 妻がアプリと言い始めたが、しばらくすると入力しなくなった。結局、言った言わないの話になってしまう。
- 妻が予定を入れ忘れる。
- 私が書き忘れる。私個人の予定で誰にも影響ないのを書こうか迷う。
- 書き漏れ、伝達漏れ。そもそも予定の失念で急にスケジュールを変更しないといけないなど。(一人外出予定だったが妻がZoom会議を忘れていて予定キャンセルするとか)
- 入力モレによるダブルブッキング。
せっかく共有しているのにパターンその2。
これもまたわかっているけどできない感じですが、人為的ミスとはいえ、やっぱり慣れるまでは仕方ない…とはいっても、入れない人ってずっと入れないんですよね…悩ましい。
- 家庭用のスマホ、カレンダー、手帳に、職場用のイントラネット、エクセルと複数の媒体の情報更新が面倒。
- 基本的にはアプリで全ての予定(仕事のシフト、子どもの予定、自分たちの予定、地域行事等)を入れています。学校や保育園からの紙での情報を入力するのが手間です。
スケジュールを共有して余計な問題や争いを起こさないためには仕方ない!とはいっても面倒ですよね。
これはもう仕方ないとしか言えません。
- スケジュールを見ても、帰り時間や夕食の有無が判断しづらいらしく、結局は口頭で伝えている。
- 許可なく飲み会を入れると怒られる。
- 結局スケジュール共有してもダブルブッキング起きたら交渉するしかないこと。
- 行事の詳細を書いたプリントも共有したいが、いいツールが見つかっていません。
- 自分、相方、子ども、と全員の予定が一度に表示されるので、月間表示だと表示しきれずに潰れてしまう。
- ツール依存になっちゃうので、予定共有で会話することが少なくなったかも。
行事の詳細のプリントについては、先ほど出たアプリ「Timetree」を使うと画像もスケジュールと合わせて共有できるのでオススメ。
表示しきれないほどの予定になってしまうのも、よくありますよね。
そして、ツール依存で会話が減ったのはちょっと盲点だったかもしれません。
考え方によっては、予定共有で使っていた時間をもっと大事な会話の時間に充てられるようになった、と前向きにとらえてみるのもいいかもしれません。
最後に、今回は妻からの意見も届きました。
- 夫と娘とスケジュールを共有しているが、二人とも見てくれないこと。
- 夫の仕事が忙しいとスケジュールが抜けがちです。彼の中の優先順位の問題なのかな、と悲しくなります。
概ね夫側と同じような悩みの様子。
先ほどの「見ない問題」と「入力しない問題」はこの優先順位に紐づく部分なんでしょうか。
どれほどツールが便利になっても、それを使う夫婦それぞれが使いこなすことや、それぞれがちゃんとやらないとスムーズなやり取りは叶わないことなのかもしれません。
面倒なのは重々承知ですが、がんばっていきましょう!
今回もご協力いただき、本当にありがとうございました!
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