夫婦の会話が噛み合わない時はどうすればいい!?パパたちの努力を調査

子育てをする上で大切な夫婦の会話や話し合い。

わかってはいるけど、夫婦で話が噛み合わないことや、うまく着地できないことも多々あります。

そんな時に夫たちがしている努力はどんなものなのか?

今回は公式LINE「パパしるべ総研」のメンバーたちに、夫婦のリアルな会話事情をアンケートで聞いてみました。

9割以上が悩む夫婦の会話。どんなことで悩んでる?

本来最も身近な存在であり、子育てに関しては同志でもあるはずの夫婦。

上手にコミュニケーションを取っていきたいところですが、どうにもうまくいかないこともよくあります。

果たしてどのくらいの夫が会話に悩んでいるのでしょうか?

夫婦の会話について悩みはありますか?

  • ある:61.9%
  • まあある:33.3%
  • あんまりない:4.8%

やっぱり、と言ったらなんですが、少しでも悩んでいる様子の夫は9割を超える結果でした。

ただ、悩みといっても内容はいろいろ。

どんなことに悩んでいるのか聞きました。

どんな悩みですか?

  • ケンカになりがち:50.0%
  • うやむやになりがち:15.0%
  • 平行線になりがち:15.0%
  • 時間がとれない:10.0%
  • その他:10.0%

「うやむや」「平行線」もよくあることですが、何より「ケンカ」が最も多い結果。

いやー本当に難しいところですね。

ちなみにその他には「本音を明かさない」「話を聞いてもらえない」という、さらに辛辣なものが届きました。

もう少し具体的に会話の状況を聞いてみると、このようなコメントが届きました。

  • 妻が一方的にダラダラ話し、こっちの話は全く聞かない。話の途中でアドバイスすると怒り出し、こっちの話は全否定。
  • 話をするとすぐ否定っぽい言い方をされる。
  • すぐに「あなたは理解していない」って言われる。
  • 相手の話に否定的な態度を取ってしまうことがある。
  • 何気ない会話で妻がキレます。例えば「美味しいお店があったよ」と言うと「そんなお店に勝手に行かないで!」と激怒。

「ケンカ」がトップだったことにも紐づくかもしれませんが、最も多かったのは「否定」&「怒り」がポイントの会話の問題。

やはり、このような状況ではなかなか会話は進まないですよね。

続いて多かったのはこちら。

  • お互いの価値観が違うところは平行線になって、そのままうやむやになってしまいます。
  • 互いの価値観や優先度がどうしても合わない。

「夫婦とはいえ他人」とよく言いますが、そこをすり合わせようとするのは本当に難しいところです。

そのほかにはこんなコメントが届いています。

  • 言葉尻を取られて、論点がズレる。
  • 仕事人間の妻とは、共通話題がない。
  • 子どものこと以外に話題がない。
  • 自分は在宅勤務で、妻は職場勤務で帰りが遅く、夜も持ち帰りの仕事があったり、自分もミーティングなどが入ったりして、物理的にゆっくり腰を据える時間がない。
  • 雑談レベルのどうでもいい話なんだけど、「ふ〜ん」と聞き流されることが多い。
  • 子どものこととか、親戚のこととか、なかなか結論が出ない話題の時に、なんとなく話し始めて、なんとなく方向性は決まるけど結論が出ないままうやむやで会話が終了する。その結果、直前の土壇場になって慌てる…。

どれもリアル極まりない…。

さて、続いてうまくいかないことが多い内容はどんなものなんでしょうか?

1位:子どもの教育の話 お金のことなど家の話

こちらがダントツのツートップ。

特に教育はそれぞれが育った環境や、自らが歩んできた学歴にもつながるところだと思うので、特にギャップがうまれやすいのではないでしょうか?

この二つに「子どもの学校や保育園の話」「お互いの仕事の話」が続く結果になりました。

また、さらにこんなコメントもありました。

  • 妻の個人的な考え。
  • 親戚のこと。
  • 時間の話(俺って稼いでくる家政婦なのか?)
  • 世の中で起きている様々なこと。
  • 日常のちょっとした出来事など。

世の中で起きていることや日常の出来事も、また身近だからこそ価値観のギャップが大きいかもしれません。

こういったことでぶつかると、常にぶつかる心配があってなかなかしんどいですね。

多くの夫が心がけている「妻の話を聞く」こと

9割以上の夫が悩んでいる状況の中、もちろんそのまま何もしないわけではありません。

パパたちがしている夫婦の会話がスムーズになるための努力とは、どんなものなんでしょうか?

会話をスムーズに進めるためにしている努力

  • 納得いかなくても妻の話に合わせる。
  • 折れたふりをしておく。
  • 細かいことは流すようにしている。

言い方としてはいささか微妙かもしれませんが、確かにケンカになりにくいのは事実。

そう考えると努力のひとつだと言えそうです。

  • 妻の寝不足じゃない時を狙う
  • 機嫌の悪いときは話さない。

体調的にも精神的にもコンディションが悪い時は、余裕がない分、冷静なコミュニケーションが取りにくいもの。

これも重要なファクターなので大切な努力ポイントですね。

そして、最も多かったのはこのようなコメントでした。

  • 時間を取って、積極的に聞くだけ、コメントしない。
  • まず受け止めてから、話を続けること。
  • 相手の話や感情を一旦受け止める。受け入れるのは難しくても受け止めることはできる。
  • 相手を理解する事に徹する
  • 妻の話を聞く。とにかく肯定。

キーワードは「聞く」。

そして「徹する」「コメントしない」「とにかく肯定」と、いわゆる男性がやりがちといわれる「アドバイスをして炎上」、ということをしないようにしている人は結構多いようです。

最近ではよく知られるようになったポイントですが、それを実践する努力は素晴らしいですよね。

ただ、こんな正直なコメントも。

  • できるだけ聴くことが大切だとは感じています。が、、、それができないのです。

わかります。わかりすぎます。

ただ、やっている人がいる以上、ともに頑張らないとですね!

また、聞くだけにはおさまらないこんなコメントもありました。

  • アサーティブコミュニケーションを心がける。

アサーティブコミュニケーションとは??

それをわかりやすく解説してくれたかのようなコメントもあったので、こちらをご覧ください。

  • まずは、妻の話を聞く。そして、それは辛いね、大変だったね、切なかったね、とか言葉で話して感情を共有する。そして、否定はしない。否定する時は、先に共感できる部分を述べてから、部分否定を行う。また、極力解決策は言わないけど、自分の考えは述べるようにしている。

というわけで、「話を聞く」という部分では、前述のコメントと同じなのですが、しっかりと自己主張もするというのは「アサーティブコミュニケーション」だそうです。

ただただ聞くことに徹して、自分を押し殺すことも時には必要かもしれませんが、ため込んでしまって自分がストレスまみれになってしまったら長続きしません。

話を聞きつつ、上手に主張。

難しいことは重々承知ですが、チャレンジしてみる価値はありそうです。

アンケートを取ってみて、これだけリアルな声が集まってくることからも、ちゃんと夫婦の会話に向き合っているからこそのコメントが多かったように感じます。

努力や工夫も必要ですが、何より前に進もうという姿勢が一番大事ですよね!

夫婦の、家族の明るい未来に向けて必要不可欠なコミュニケーション!ともに頑張っていきましょう!

今回もご協力いただき、本当にありがとうございました!


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