参議院選挙を前に子育て世代にアンケート!候補者に向けた切実な声とは

アンケート パパのこと

参議院選挙を前に子育て世代にアンケート!候補者に向けた切実な声とは

突然ですが、あなたは今の政治にモヤモヤを抱えていませんか?

先日、東京都の都議選が終わり、今月は参議院選挙が実施されます。

日本の未来を左右するこの選挙に、現役で子育てをしているパパたちはどんな思いを抱いているのでしょうか?

どんな政策を重視し、選挙に何を期待しているのか。

パパしるべLINE公式アカウントを通じて、投票の理由や「もっとこうだったら」といった本音を聞きました。

一票が未来を動かす、そんなパパたちのリアルな声をお届けします。

子育てに積極的なパパは選挙にも積極的?

パパたちの思いを聞く前に、まずはここから。

そもそもパパたちはちゃんと選挙に行っているのでしょうか?

選挙には行ってますか?

  • 必ず行っている:88.6%
  • だいたい行っている:8.6%
  • あまり行かない:2.9%

昨今の投票率と比べてみると高い!

そもそも「パパしるべ」を見ているパパたちは子育てに積極的な人が多いですが、その中でもこういったアンケートに答える積極性がある方々なので、当然と言えば当然の結果かもしれません。

ただ、一度でいいから「投票率88.6%」という数字も見てみたいものです。

では、皆さんはどんな意識で選挙に行っているのか?

聞くまでもないことかもしれませんが、その理由についても聞いてみたところ「必ず行っている」「だいたい行っている」と答えた方の理由は、「義務だから」「当たり前」という声が多かったです。

その他にこんな声がありました。

どんな意識で選挙に行ってますか

  • 選挙くらいしか政治に参加できないから(40代)
  • 自分が持っている会心の一撃だから。(40代)
  • 日本を良くしたいから(30代)
  • 幼少期から親に連れられて投票に行っていたので、投票に行くのは普通だと思っていた(30代)
  • 立候補者の子育て支援に対する考えを知り、かつそれを支持するかどうか意思表明したいため。(30代)
  • このままでは我が子が生きていく日本が保てないという政治への危機意識から。(30代)
  • これからの子どもたちや自分たちの未来のために意見を示す必要があるから(30代)
  • 投票率を上げないと政治家が国民を見ないので。(40代)
  • 有権者として当然の権利行使であるし、選挙に行かずに文句だけを言うことは自身の役割を果たしていないと思っているから(40代)
  • 自分たちの生活に責任を持つ為。(50代)

一方で、あまり行っていないという方からはこんな声が。

あまり行っていないという人の声

  • 選挙権を得てからしばらくは投票していましたが、行っても何も変わらないと思い、行くことをやめました。(20代以下)

もちろん、そういう気持ちもわからなくもないです。

ただ、やはり国民の義務であることや、選挙に行くパパたちの思いも踏まえると、一票を無駄にしてしまうのはもったいないと感じてしまいます。

今回は、子どもを持つ現役のパパたちに聞いた結果ですが、子どもがいないときからも選挙には行っていたのでしょうか?そこも聞いてみました。

いつから選挙に行くようになりましたか?

  • 選挙権を持った時から:58.8%
  • 社会人になってから:29.4%
  • 結婚してから:5.9%
  • 子どもが産まれてから:2.9%
  • その他:2.9%

選挙の結果は国の政策に繋がるので、国民全員が当事者にあたります。

そう考えるとこれは「当事者意識が芽生えたタイミング」とも考えられますが、6割は選挙権を持ったタイミングだというから素晴らしいことだと思います。

子育て世代も心から望む「選挙のデジタル化」

そんなパパたちは投票先をどのように選んでいるのでしょうか?

まずは重視しているポイントを聞いてみました。

投票先を選ぶ時に重視しているポイントは?

アンケート結果

  • 第1位:子育ての政策(82.9%)
  • 第2位:経済の政策(68.6%)
  • 第3位:所属政党(54.3%)
  • 第4位:福祉の政策(37.1%)
  • 第5位:年齢(25.7%)

1位と2位は、そりゃパパに聞いたらそうなるよね、というところですが、次いで3位が政党だったことはちょっと意外に感じました。

とはいえ、政党政治の形式ですから当然といえば当然ですね。

あとは5位に年齢が来たことは、高齢な議員が多い現状から来ているところで、子育てに関する政策の実現を考えるとやっぱり当事者に近い年齢の人を選びたくなりますよね。

ちなみに今回回答してくれたパパは30代と40代でほぼ9割でした。

続いて、選ぶ時の情報源はどうでしょうか?

候補者の情報は何でチェックしていますか?

アンケート結果

  • 第1位:ネット(77.1%)
  • 第2位:選挙公報(62.9%)
  • 第3位:SNS(45.7%)
  • 第4位:テレビ、新聞などのメディア(37.1%)
  • 第5位:街頭演説(25.7%)

極めて現代的なネットがやはりトップにいながら、おうちに届く選挙公報というアナログな情報源も2位と健闘しているのが印象的です。

30代と40代は、やはりデジタル世代とアナログ世代のはざまにいるのかもしれません。

一方でテレビなどのメディアはかなり信用を落としている傾向も如実に表れていると感じました。

パパたちが、選挙について「もっとこうだったらいいのに」と思うものも聞きました。

ネット投票を導入して欲しい

  • ええ加減、web等の投票しやすいシステムを構築してほしい(40代)
  • ネット投票だったら、投票率が伸びるのでは?投票率が上がればもっといい世の中になるのでは?と毎回選挙で思っています。(30代)
  • 電子化とのハイブリッド(30代)

先ほど、情報をネットやSNSで手に入れるパパが多かったことに紐づくと思いますが、一番多かったのが、デジタル化やネット投票に関するもの。

確かに利便性は上がりますよね。

デジタル化してどんどん便利になっていく様子を体感した我々世代は、特にその思いが強いかもしれません。

具体的な公約と実現性

  • 税金の使われ方が明確に。公約がもっと具体的に。いつまでにどう変わるかなど、beforeとafterがはっきり分かること。選挙の時だけの強いアピールにドン引くことがあるので、日頃からの熱量も大事だと思っている。(40代)
  • 政府が公約などをわかりやすく一覧にまとめてほしい(30代)
  • 選挙公約が抽象的で、実現するための具体的方法についても発表してほしい。(40代)
  • 候補者の発した意見や主張と、実際にどのように行動したかを客観的にまとめた資料が見たい 40代

また公約などについてのものも多かったです。

耳障りのいいことを言ったけどやらない、具体的じゃない、共感しまくりですね。

若い人に向けた施策

  • 高齢者よりも若者や子連れの票の重みが強くなるようにしてほしい。でなければ、高齢化社会になる一方で高齢者向けの政治になって日本が終わると思う。(30代)
  • 若い人が自分ごととして投票してもらいたいです(40代)
  • 正直選挙ときちんと向き合うようになったのは子どもが産まれてから。ざっくりとした意見ですが、独身者でも興味が持てる内容を展開できたら投票率も上がると思う。(30代)

若い人に向けた施策についてもこんな意見がありました。

制度の問題なのか?教育の問題なのか?悩ましいです。

その他の意見

  • 選挙カーうるさいのでやめてほしい(40代)
  • 投票するとポイントがもらえる。(40代)
  • 投票所に保育とかあれば、子連れで行きやすいのに(40代)
  • 特定枠や比例復活をなくしてほしい(30代)
  • 期日前投票の会場がもうすこしあればいい。田舎はショッピングモールとかでやっているのに、都会になるとそれがなくなる。(40代)
  • 言っても無駄(30代)

言っても無駄、と感じてしまうかもしれませんけど、言わないよりはいいんじゃないかなと思います。

そしてそういう向き合う姿を見せることが、次世代にも選挙に興味を持てる空気を醸成するんじゃないかと思います。

子育て世代が立候補するとしたらどんな公約を掲げる?

自ら積極的に選挙にも参加し、様々な思いを抱いている今回回答してくれたパパたち。

その思いを実現するためには投票も一つの方法ですが、自らが前に出ることも一つの選択肢ではあります。

そんなわけで、最後にパパたちに究極の質問もしてみました。

もしもあなたが立候補するとしたらどんな公約を掲げますか?

正直、あまり回答は得られないかもと思っていましたが、結構届いたので一部をご紹介します。

自分が立候補するならこんな公約を掲げる!

  • 議員報酬削減・氷河期世代の子育て支援(生まれてくる方以外も支援は必要ですし)と省庁改革(40代)
  • 3人以上の子育てを行う場合は所得税や住民税の軽減もしくは無償化。所得ではなくて、所有資産に応じて医療費や税金の比率が変わるような制度の導入(働いてないから所得はないけど、土地などの資産がたんまりとあるような低所得世帯からの適切な徴収)。(30代)
  • ジェンダーギャップ解消(40代)
  • 屋内プールand運動場(空調完備)の設立。昨今の暑さが酷く運動がまともに出来ない、子どもたちの運動能力がどんどん落ちていく気がする。暑いのに熱中症アラートでプールに入れないは本末転倒。(40代)
  • 議員定年(40代)
  • 教育を重視し、日本に愛着を持ってもらいたい(50代)
  • 軽減税率対象の拡大と消費税の見直し(30代)
  • 子どもを最優先。軍事費は大幅削減して、削減分の半分は子育て世代の補助、半分は外交に回す。(40代)
  • 子どもを対象とした犯罪の厳罰化、不法移民の強制送還の厳格化、社会保険料と年金を下げる(30代)
  • 社会保険の現行の仕組みは持続不能かつ不健全であることを素直に認める。健康寿命を延ばすためにウェアラブルデバイスでのデータ収集を奨励する。歩行補助などを行う装着型ロボットを積極的に推進し、要介護者が自分の意志でできることを増やす。綺麗なサイバーパンク国家を実現する(40代)
  • 出産・子育て関連費用の無償化(40代)
  • 少子化対策で、児童手当と別に小学校入学まで医療費無料にします!(30代)
  • 日本次のための国作り(30代)
  • 年少扶養控除の復活(30代)

今世間でも言われているようなものもありますが、やはり子どもに関するものが多く見られました。

中でも子供を対象とした犯罪の厳罰化はすごく共感できると思いますし、屋内プールや運動場の整備はとても身近な問題ですよね。

本当に暑すぎます。。。

実際に子育てをしていると、いろいろなことを感じますが、それに不満を言っているだけでは何も変わりません。

ひとつでも多くの思いを示すことはこれからの未来のために大切なことではないでしょうか?

一人一人ができることをやっていきましょう!


今回もご協力いただきありがとうございました。

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