転職が当たり前の時代に、様々な資格を取る人が増えています。
普段は仕事で忙しい中、育休中に資格勉強をしたいという男性も多いようです。
ただ、本来あれば育児をするための休暇なので、それについての賛否もあります。
では実際にパパたちはどう感じているのでしょう...?
また実際にパパたちが持っている資格や取りたい資格、子どもにオススメしたい資格はどんなものが多いのか?
公式LINEアカウントに登録しているパパたちへのアンケート結果をご紹介します!
育休中に資格勉強したいパパが多数!その理由とは
我々、現在の親世代も子どものころから「手に職」と言われてきました。
そして昨今は仕事も生き方もバリエーションが広がって、ある意味先が読みにくい時代になってきたからこそ、さらに資格の重要性を感じることもあると思います。
今回はそんな資格について、パパへアンケートしてみました。
検索キーワードでも「育休」に付随してあがってくるのが「資格」。
育休を取得する男性は増えていますが、その間に資格を取ろうということについては賛否があります。
当事者のパパたちの感覚はどうでしょうか?
9割のパパが育休中の資格取得を肯定!
育休中に資格を取るのはアリだと思いますか?
- アリ:89.5%
- どちらともいえない:10.5%
ほぼ9割が「アリ」と回答。
反対に「ナシ」と答えた人はいませんでした。
世の中的には「それって育休の目的から外れていない?」という声など、否定的な声もあるようです。
しかし当事者であるパパたちとしては、そこまで気にしていないようで、むしろ前向きな印象のようです。
育休中の資格勉強したい理由
その理由は、こちらからも見えてきます。
- 資格取得のための勉強時間確保が難しい(30代)
- 資格勉強の時間が取れない(20代以下)
- 時間の確保と、集中力の維持(40代)
- 勉強する時間が取れない(40代)
悩み、困りごとで最も多かったことが「時間がない」。
これが広い世代から届いています。
確かに育休の本来の目的は育児や産後の妻のサポートではありますが、残業も含めフルタイムで働いているときに比べたら、比較的時間が取りやすい環境ですよね。
また復帰後のことを考えたときに、育休の間に資格を取ってスキルアップを目指すということも現実的な選択なのかもしれません。
やはりここでも日常的な長時間労働が、壁になっていることが感じられるので、まずは何よりここが変わっていってほしいところですよね。
ちなみに、他の悩みや困りごととしてはこんな声がありました。
- 資格手当がないこと(30代)
- 大学に通い直さないと取れない資格があり、大学が資格取るための機関になっているような気がするのが気になっています。(30代)
- 年を取ると記憶力が低下して勉強が大変(50代)
いや、確かに年を重ねると記憶力の低下は著しいですよね…。
でも、頑張りましょう!
パパたち持っている資格のトレンドとは?
ちなみにパパたち自身は現状でどんな資格をもっているでしょうか?
あなたが持っている資格を教えて下さい
予想通りではありますが、基本的には皆さんそれぞれのお仕事に関わる資格をお持ちのご様子。
ダイジェスト的にまとめると、まず工業系では…
- 産業洗浄技能士
- 技術士補
- 測量士補
- 小型車両系建設機械運転者
- アナログ第3
- 生産管理オペレーション
- 品質管理検定
- 旅客運行管理者
といった、おそらく仕事にかなり直結している資格をお持ちの方がズラリ。
持っている人が多かったのは「電気工事士」「危険物取扱責任者」でした。
一方、ビジネス系では「日商簿記」「英検」「漢検」といった定番もありつつ、多かったのは「ファイナンシャルプランナー」「中小企業診断士」「産業カウンセラー」。
そして、今回のアンケートで最も多くの方があげてくれた「キャリアコンサルタント」でした。
印象的だったのはIT・ネットワーク、そしてAI系の資格も数多く挙がっていたこと。
- 応用情報技術者
- 情報処理技術者
- プロジェクトマネジメントプロフェッショナル
- ITIL4ファンデーション
- 生成AIパスポート
- Google AI Essentials
- G検定
この辺りは時代のトレンドでしょう。
その他には、教育系だと「小学校教諭免許」「幼稚園教諭免許」「学校心理士」。
医療介護系では「薬剤師」を持っている人もいれば「介護福祉士」「社会福祉士」は複数いらっしゃいました。
パパっぽい資格と感じたのは、「大型自動二輪」が複数いたことやお片付けの資格「ライフオーガナイザー」や「ワインエキスパート」がいたことです。
意外と保育士も人気!パパたちの取りたい資格
では、そんなパパたちが今後取りたい資格について。
こちらは理由も含めて聞きました。
あなたが取りたい資格を教えて下さい
- IT関係の資格
今後役に立つから(50代) - Python3エンジニア、ITパスポートなど
仕事の関係で興味が出たため(30代) - データサイエンティスト
カッコ良さそう(40代) - データサイエンティスト、生成AIパスポート
データサイエンスやAIを使えるようになりたい(40代) - データサイエンティスト検定、衛生管理者、TOEIC現職に活用するため、また、仮に転職をするとなった場合に有利となるため。(30代)
やはりここでもITデジタルやAI系の資格が人気の様子。
時代の変化に対応することも仕事をしていくうえでは重要ですよね。
その他にはこんな声がありました。
- 気象予報士、行政書士、司法書士
興味がある。勉強がしたい。(30代) - 社会保険労務士
バックオフィス業務のうち、需要があり、かつ士業の独占業務を担えるスキルを身に付けたい(40代) - 電気工事士2種
手当がもらえるため。(20代以下)
一方でこんなファミリーライクだったり、セカンドライフを意識した声も。
- 重機系
仕事で使うのと子どもが重機好きなので(30代) - 大型二輪免許
子どもが独立したら全国をバイクで旅したい(50代) - 大特、車両系建設機械
定年後に除雪など別の仕事をしてみたい(40代) - 登録販売者
妻が薬剤師なのでそれに近い資格を取りたいと思ったから(40代)
さらには!
- 保育士
子どもともっと関わりたいので(40代) - 保育士
これからも子どもと関わっていきたいから。これまで子育てで培ってきたノウハウが使えるか知りたいから。(40代)
この辺りは間違いなく子育てに関わったからこそ、取りたくなった資格でしょうね!
子どもにすすめたい資格のトップはやっぱり...
今、現役で働いている我々はもちろん、今後さらにバリエーションが広がるからこそ、子どもたちにも資格は必要になりそうな気がします。
パパたちが考える子どもにすすめる資格とは?
子どもに取ることをオススメしたい資格は?
- IELTS(国際英語試験体系)(20代以下)
- TOEICを勧めたい。なぜならば、どの企業でも英語力が必要であるから。(30代)
- 英語力が付くものはすすめていきたい。見える世界が全然広がると思うし、とりあえず英語ができれば日本では食いっぱぐれない。(50代)
- 英検、漢検。少しだけ一目を置かれることが多いので自己肯定感が上がるから(30代)
習い事ランキングでも、英語系は常に上位に入りますが、その傾向はここでも。
英語に関するものをオススメするパパが最も多かったです。
「自己肯定感が上がる」という視点は、資格でスキルを得るだけじゃない副産物として確かにいいかもしれないですね。
その他にはこんな声が。
- 運転免許で上位の免許(大型など)。人生が突然崩れる事があるとすれば交通事故だと思うので、運転のセンスは鍛えておいたほうが良いと思うから。(40代)
- 普通運転免許。車は運転できたほうがまだよいとおもう。(40代)
- IT関連で特にこれからのトレンドAI 関係(50代)
- そろばん、頭の回転がはやくなるので(40代)
- 仕事に直結する資格については今後の特性は方向性によって変わると思うので、趣味・遊びに近い資格は目指しても良いかもしれない。ご当地資格など。(40代)
- 簿記検定(40代)
そして、やっぱりこれもありました。
- 医師(40代)
- 弁護士(40代)
この辺りはオススメこそすれど、そう簡単には取れないので、子どもたちのパワーにもかかってくるような気が…。
あと医師は親の懐事情も大きく影響しそうですね。
どんなに時代が変わっても、やっぱり持っておきたいと思う人が多い資格。
向上心を象徴するものでもあるかもしれません。
また、資格を取得するために学んだ知識は決して無駄になることはありませんし、転職のことを考えると安心材料にもなります。
育休中はもちろん、普段の生活でも、仕事や家族のことなどをおろそかにしない範囲で頑張っていきましょう!
今回もご協力いただきありがとうございました。
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