まさかの急展開!準備期間約2ヵ月で子育てイベント開催へ!~岡崎市×パパしるべ協働事業レポート第2弾

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まさかの急展開!準備期間約2ヵ月で子育てイベント開催へ!~岡崎市×パパしるべ協働事業レポート第2弾

パパしるべ編集長の杉山錠士です!

2022年3月「Urban Innovation OKAZAKI」の取組の一環として、愛知県岡崎市と8月までの半年間にわたる協働事業をスタートさせたパパしるべ。

前回は岡崎市の現地視察や子育て支援団体の皆さんとの協議、現役子育て家庭へのアンケートについてお届けしましたが、「何をするか?」というとっても重要なところは決まらないまま。

第2弾は、事業内容の決定からイベント前日までをお届けします!

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届いた声の活かし方とは?

届いた声の活かし方とは?

わずか2週間で集まった、岡崎市の現役子育て家庭から届いた1,000件を超えるリアルな声。

正直なところ全て目を通すだけでも大変な量でした。

パパしるべでは毎週アンケートを実施していますが、これほど多くの、しかも思いのこもった長文もたくさん届くことはなかなかないことです。

取組みが始まる前の時点では、母体となるNPO法人ファザーリング・ジャパンが父親支援の団体であることから、何かしらの形で岡崎市のパパたちを支援する方法を考えていました。

しかしこういったアンケートを見た時点で、いったんその考えもリセットして、岡崎市で何をすることが一番いいか?を改めて考えることにしました。

アンケート実施後も事業の内容を決めるために、市役所の担当者であるこども育成課の榊原さんをはじめ、岡崎市の皆さんとオンラインでミーティングをさせてもらいました。

しかし、そう簡単に事業内容は決まりません。

なぜなら、届いた1,000件の声があまりにも幅広いからです。

どの声をピックアップすればいいのか?悩みは深まるばかりです。

「届いた声がそれほどたくさんあるなら、それをもっとみんなに知ってもらう機会を作るのもいいんじゃないですか?」

これは、前回、岡崎市に行ったとき市役所を行ったミーティングにも参加してくれた、岡崎市で子育て支援団体を運営し、フリースクールを営むNPO法人サマーブルーの今井さんの言葉です。

パパママ問わずたくさんの保護者の声を聞いてきた、今井さんならではの意見でした。

なるほど。確かにおっしゃるとおり。

であれば、WEBサイトである「パパしるべ」で紹介する?その方が広く知ってもらう機会になるかもしれません。

でも、今回の事業ではもっとダイレクトに岡崎市の人たちに届けたいところです。

そんなことを言いながらふと思い出したのです。

「榊原さん、『りぶら』ってまだ会場をおさえたままですよね?」

図書館を基調とした複合施設「りぶら」

図書館を基調とした複合施設「りぶら」

岡崎視察の時に案内してもらった、図書館を基調とした複合施設「りぶら」。

コロナ禍になる前までは毎年子育てイベントをしていたというこちら。

今年、実施する可能性が少しでもあるならと6月25日土曜日、ホールなどを榊原さんがおさえていたのです。

会場があるなら、以前やっていた子育てイベントとは少し内容が違うものの、届いた声を掲示して多くの人に見てもらうイベントはできるはず。

急激に事態が動き出しました。

準備期間2ヶ月!果たしてイベント実施に辿り着くのか??

準備期間2ヶ月!果たしてイベント実施に辿り着くのか??

この時点ですでに4月中旬。

準備期間はかなり短いですが、できる可能性があるなら挑戦してみようと榊原さんをはじめ市役所の方々と決意を固めました。

短期間でさらにミーティングを重ね、イベントの内容をさらに検討。

まず「りぶら」のホールに実施したアンケートの結果をまとめたものや、届いた声を掲示。

来場した人たちが見て共感したらシールを貼ってもらったり、付箋で自分の意見を書き足してもらったりする形のパブリックコメント的なワークショップを行うこと。

また、愛知県内で随一の数を誇る公園については、主要な公園が入った大きな地図を作って貼りだし、こちらにも来場した皆さんからオススメの遊び方などを貼っていってもらうことに。

目指すのは「市民参加型」。

行政や我々が、一方的に岡崎市民に楽しいことなど届けるサービスというスタンスではなく、いっしょに作ることです。

そのためイベントのタイトルは「みんなの声でつくる!おかざきこそだて会議」としました。

さらに、子育て支援団体の皆さんともミーティングを重ねました。

我々が考えた内容については理解してもらいつつも、もっと多くの来場者に来てもらうためには、会場に来た親子が遊べる環境も必要というアドバイスをいただきました。

こういった意見がスムーズに出てきたことにも理由があるんです。

実は、集まってくれた子育て支援団体の皆さんこそ、コロナ禍になる前まで「りぶら」で子育てイベントを実施してきた方々なのです。

今回これほど短い期間で準備できたのは、皆さんの経験や過去実施した時の資料がたくさん残っていたこともとても大きかったのです。

そして、もう一人、強力な援軍が加わります。

それは岡崎市の中根康浩市長。

岡崎市の中根康浩市長

岡崎市 中根康浩市長

そもそも市民の声を聞くことを重要視している中根市長が、イベントの主旨に賛同してくれました。

タイミングよくスケジュールをとることができたので、イベント当日に会場に来ていただける上に、トークセッションにも参加してくれることになったのです。

いくら市民の声を集めても、それだけでは何も変わりません。

岡崎市に届けるのであれば、直接市長に掲示されたコメントを見てもらうことや、その会場の空気を知ってもらうことはとても重要です。

もろもろの調整が整い、急ピッチで準備は進みます。

まだタイムスケジュールなども確定していなかったもののチラシを作成し、岡崎市内の幼稚園や保育園を中心に配布をスタート。

もうイベント実施までは1ヵ月を切っていました。果たしてこの短い告知期間で、しかも恒例で内容が知られたイベントではなく、新たな取り組みで、会場に人は来てくれるのか?

細かい修正は直前まで続き、イベント前日には岡崎市へ。

こども育成課の皆さんと少数精鋭で会場設営を行いました。

ステージのリハーサルなども入念に行った結果、終わったのは会場が閉まる直前でした。

さあ、いよいよ明日開催。

一応、天気予報を確認すると「晴れ」。

雨の心配はありませんでした。

最後まで皆さんには言いませんでしたが、僕はものすごい雨男なので、実はとても心配だったのですが、なんとか大丈夫のようです。

が、しかし。予想最高気温…33度。

ひょっとしてこれはまずいんじゃないか…一抹の不安が頭をよぎります。

果たして!岡崎市の子育て世代の人たちは来てくれるのか?

そして!意見を書いてくれるのか?

家康公に祈るばかりです。

この猛暑が意外な方向へ…次回はイベント当日のレポートをお届けします!

乞うご期待!

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