最近ではお店にたくさんの調味料が並んでいますが、ちょっと使うだけで贅沢な香りが立ち食事がワンランクアップすると、今人気のアイテムが「トリュフ塩」。
おいしそうだけど、どう使ったらいいかわからないというという方も多いのでは。
そこで、今回はサミットやG20といった国際会議の現場でも腕を振るってきたフレンチシェフ、村上裕隆さんに、パパでもできる簡単な「トリュフ塩」を使ったレシピを教えていただきました!
トリュフ塩、基本は最後の香りづけに
文字通り細かく砕いたトリュフを塩に混ぜ、独特の香りが手頃に味わえるトリュフ塩は、最近人気の調味料です。
使い勝手がいいこともありますが、何より価格もトリュフそのものに比べたら断然リーズナブルなことがうれしいところです。
基本的な使い方は、料理の仕上げにかけて香り付けをするということ。
たくさんかけ過ぎるとしょっぱくなってしまうのと、香りになれてしまうのであまりたくさん使いすぎないようにしましょう。
お肉やフリット、焼き野菜などにもよく合いますが、ご家庭で使う場合にオススメなものは「卵」「炭水化物」「クリーム&チーズ系」です。
卵や炭水化物は香りが強くないので特に引き立ちますし、クリームソースを使った料理や香りが控えめのチーズとの相性も抜群です。
今回は、かけるだけでOKの簡単メニューを紹介していきます!
まずは王道!炭水化物にちょい足し
1.バターバゲット&トリュフ塩
バゲットにバターを乗せて、トースターで焼いたら最後にトリュフ塩をひとつまみ。
バターを乗せてから焼くことでバゲットはおいしくなりますが、トリュフ塩でさらにグッとおいしくなります。
ちなみにオリーブオイルとトリュフ塩を合わせる方もいますが、塩が溶けずザラザラした感じになるのでバターの方が相性はいいです。
2.チーズクラッカー トリュフ塩かけ
クラッカーにクリームチーズを塗ってぱらりとかけるだけ。
シンプルだけどおいしいです。
とにかく簡単ですし、おつまみにももってこいですね。
3.ポテトフライ トリュフ塩かけ
ジャガイモも炭水化物ですが、生まれ変わったようにおいしくなるのが細めのポテトフライです。
理想は揚げたてにただかける。
冷凍食品でも充分ですし、ファストフードのテイクアウトでもOK。
子どもたちにも大人気間違いなしなので、とにかく一度試して下さい。
4.パンの耳のトリュフ塩テイスト
激安料理の代表格ともいえる、パンの耳と高級食材のトリュフという禁断のマッチング。
フライパンにオリーブオイルとバターを引いてただカリカリに炒めて、トリュフ塩をまぶすだけです。
バターだけで炒めると少しベタっとしてしまうので、オリーブオイルも入れた方がいいです。
お手頃な食材にちょっと手間をかけて、ほんの一工夫で高級な感じのものに仕上げるというのはまさに料理の醍醐味ではないでしょうか?
ワンランクアップ間違いなし「卵レシピ」
5.ウフマヨネーズのトリュフ塩かけ
フレンチでは一つのジャンルにもなっている「ウフ」。
つまり卵とマヨネーズだけのシンプルな料理も、トリュフ塩ひとつまみで贅沢な味に。
オムレツにつかってもおいしいですが、ゆで卵の方が簡単ですよね。
もちろんマヨネーズなしでゆで卵にかけるだけでもおいしいです。
そして、この卵と炭水化物が合わさるとさらに最強の組み合わせになります!
6.目玉焼きトースト トリュフ塩かけ
シンプルに目玉焼きにかけてもおいしいですし、トーストに卵を乗せてマヨネーズをかけたものをトースターで焼いた後、最後の仕上げにトリュフ塩がオススメです。
7.カルボナーラ&トリュフ塩
クリーム系のパスタはなんでも合いますが、シンプルなカルボナーラが特にオススメ。
レトルトのもので構いませんが、ちょっと味が濃いことが多いので、ソースを少し牛乳でのばすとよりベター。
仕上げにコンビニなどで売っている温泉卵を乗せて、そこにトリュフ塩をかけるとさらにいい感じになります。
8.トリュフ塩のおにぎり&トリュフ塩の卵かけご飯
まさに禁断の組み合わせがコチラ。
淡泊な味に合うのですから当然おにぎりにも合います。
そして炭水化物と卵に合うのだから、卵かけご飯だって当然バッチリです。
卵かけご飯の場合、最初に卵を強めに撹拌して少し白だしを加えて、下味を付けておくとよりおいしいです。
実はトリュフ塩はだしにも合うんです。
ダマされたと思って一回試してほしい一品です。
村上シェフ!ありがとうございました!
村上さんによると、正直、もう挙げればキリがないほどオススメのトリュフ塩メニューが浮かんでくるということで、いかに万能な調味料かがわかります。
改めて、トリュフ塩に合うのは...
- 炭水化物
- 卵
- クリーム&チーズ系
ちなみに、冷たい料理に合わせるのは難しいので、温かい料理で挑戦した方がよいとのこと。
また、トリュフ塩はもったいないと思ってとっておくと、香りが飛んでしまうことがあるので、遠慮しないでどんどん早めに使い切ってほしいそうです!
<村上裕隆>
1973年青森県生まれ。
横浜調理師卒業後「銀座千疋屋」「ビストロバタール」(ゲータリングシェフ)「青山ブルーブリックラウンジ」(シェフ)「伊勢志摩サミット メデイアセンター統括」「大阪G20統括」を経て現在は品川区にあるカジュアルフレンチ「Maille(マイユ)」でオーナーシェフを務める。
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