「人生の意味」はひとりで探さなくていい。悩めるパパに送るアドラーの名言

日々家事に育児に振り回されていると、いろいろ考える暇がありません。

ただ、ふと時間ができた時に「自分の人生の意味って何だろう?」と思いにふけってしまう時もあるものです。

人生の意味を示す名言は数多くありますが、アドラーはこの問いにどう答えたのでしょうか?

今回は、休日のひとり時間に“人生の意味”を考えたパパに、アドラー式子育ての専門家・熊野英一さんが、アドラーの名言をもとに"人生の意味"の見つけ方を解説します。

「人生の意味」がわからなくなるのは、心が疲れているサインかも

質問者

今年のGWに旅行に出かけたのですが、妻と子どもがアクティビティに行って、自分一人の時間が久しぶりにできました。

その時、ふと自分の人生の意味を考えてしまったのですが、結局いい答えが浮かばずなんだかモヤモヤしています。人生の意味って何なのでしょうか?

これはこれはずいぶん哲学的な領域に足を踏み入れてしまったようですね。

古代ギリシャなど哲学者と呼ばれる人が活躍した時代もありましたが、人は昔からこういうことを模索してきたんだと思います。

もちろんアドラーもそのひとり。

今回はそんなアドラーが残した名言から紐解いていきましょう。

現代社会で「ありのままの自分」を保つのが難しい理由

人生の意味や自分の価値について悩む人は少なくありません。

生産性や結果を重視する現代社会の中では、常に競争が求められ、みんな必死に生きざるを得ません。

そうすると、周りに合わせて無理をしたり、キャパシティを超えて頑張ったり、いつしか「ありのままの自分」を保てなくなってしまい、心が疲れてしまうこともあるでしょう。

そうではないかもしれませんが、こういった疑問がふと浮かぶということは、そんな状態なのかもしれません。

そもそも人生は思い通りにならないものですから、完璧にこなすことは難しいです。

それでももっと良いものにしたいと奮闘する姿は素晴らしい!ただ、それで疲れてしまっては良いものにならず本末転倒。

もう少し心に余裕が持てるように肩の力を抜いていきましょう。

アドラーが語る、人生の意味は他者とのつながりの中にある

アドラーはこんな言葉を残しています。

アドラー心理学のポイント

「人生の意味とは、人を思いやり、協力し合い、共に困難を乗り越える中で見つけられるものだ」

この言葉が示すのは、人生の意味は他者とのつながりの中にあるということです。

一度、自分の人生を俯瞰して見てください。

“過去”これまでの道のりを振り返り、“現在”今のあなたの状況を確認。

そして“未来”これからの人生を想像してみると、そこにいるのはあなただけでしょうか?

親、兄弟姉妹、友達、先生、そして今の家族や仕事の仲間、近所の人たちなど、おそらくたくさんの人たちが浮かぶはずです。

結局のところ、自分の人生は自分ひとりでは完成しません。

だからこそ、自分と誰かの関係について考えることが土台になります。

思いやり、協力し合い、ともに困難を乗り越えることが意味につながるはず。

長い目で見れば、そうやって我々の祖先たちは生きてきたからこそ、今があるわけです。

代々受け継がれてきたバトンを手にした今、祖先たちがしてきたように人に貢献し、人に支えられ、次の世代へバトンをつなぐことを考えてもいいのかもしれません。

「人生の意味」の名言をどう活かすか。答えは自分の捉え方次第

アドラー心理学「認知論」が教える、出来事の意味づけの力

アドラー心理学の特徴的な考え方に「認知論」というものがあります。

これは、世の中で起こる出来事は全て自分の主観で意味づけをしている、つまり認知しているという考え方です。

例えば、失敗を単純にミスと捉えて落ち込むか、成功するための材料と捉えて奮起するかは自分の捉え方次第ということです。

自分の“人生の意味”も同じこと。

結局は自分の主観で自由に定義していいんだと思います。

答えはひとつではないですし、日々変わっていくものかもしれません。

ただ、それを自分だけのものではなく、周りの人たちも含めて、考えていくことができれば、きっと楽しんで行けるようになっていくのではないかと思います。

忙しい日常の中ではなかなか考える時間を取れないかもしれませんが、たまにはふとそんな風に思いを巡らせてみてください。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • “人生の意味”を考えるときは、心が疲れているかもしれない
  • “人生の意味”はひとりでは完結できない
  • “人生の意味”は自分の捉え方次第で変わる

“人生の意味”深い話ですね…。

言われてみれば確かに自分ひとりで生きているわけじゃないですよね。

こういうことを考えたタイミングは再度周りに目を向けるチャンスかもしれません。

改めて感謝の気持ちを持って接していきましょう!

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