パパの活躍に子どもたちが大興奮!「おかざきこそだて会議2023」レポート

愛知県岡崎市とタッグを組んで、子育てを盛り上げるための協働事業を行ってきた「NPO法人ファザーリング・ジャパン」。

その事業のひとつである親子向けイベント、「みんなの声で作る!おかざきこそだて会議2023」が11月に開催されました。

今回は昨年以上に盛り上がったイベントの模様をレポートします!

昨年との違いはなんといってもパパたちの活躍!

どのようにして盛り上げてくれたのでしょうか?

▼昨年のイベントの様子はこちら

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さすがのポテンシャル!岡崎市の子育て支援団体の皆さんのチカラ

パパしるべ編集長のジョージです。

これまでは今年度からスタートした新しい事業「おかざきパパマイスター養成講座」の様子をレポートしてきましたが、取り組んでいるのはそれではありません。

昨年6月に短い準備期間の中でも多くの方に協力いただき開催した親子で楽しめる子育てイベント、「みんなの声で作る!おかざきこそだて会議」の第2回目を、11月18日に実施しました。

会場は昨年と同じく岡崎市の図書館交流プラザ「りぶら」。

多くの市民が日常的に利用している施設ということもあって、今回も多くの方が遊びに来てくれました。

りぶらのあちこちからあふれる笑い声

運営に協力してくれたのは、岡崎市内で活動している子育て支援団体の皆さん。

これまでも各地で行われてきたイベントで、たくさんの親子を盛り上げてきた経験をフル活用してイベントを盛り上げてくれました!

りぶらの中にある会議室などに分かれて、様々な遊びを用意。

工作のワークショップはやっぱり鉄板ですね!

体を使ったワークショップでは、こんな思い切ったポーズを見せてくれる子も!

子どもたちは体を動かすのも大好きですから、こちらも大盛り上がりでした。

一方、和室には静かに読み聞かせに耳を傾ける子どもたちがあふれました。

さらに、抱っこ紐のつけ方を学べるブースも。

楽しくてためになるコンテンツもうれしいですよね。

普段であれば通り道になっている「お堀通り」にもブースが出て、いろいろな形で楽しませてくれました。

さらに今回は保育を学ぶ岡崎女子大学の皆さんも参戦!

子育て支援団体の皆さんに負けず劣らず、楽しい企画で盛り上げてくれました。

ホールの中のステージでは、今年も子育て支援団体「あ・そ・ぼ」のファミリーコンサートが大人気!

さすがです!

親子で楽しめる「産後ケア ママイル」のバランスボールエクササイズステージには、ママもパパもテンションアップ!

昨年も素敵に盛り上げてくれましたが、百戦錬磨の子育て支援団体の皆さんのパワーは本当にすごい!

どこに行っても子どもたちの楽しそうな姿が飛び込んできました。

さく裂!パパたちのダイナミックワールド!

昨年と違うのは、パパたちが活躍する場が用意できたこと。

ここまでやってきた「おかざきパパマイスター」養成講座の中で考えてきた企画を、会議室の一室で実現したのです。

その名も「パパのダンボールパーク」!

養成講座受講生の中から手を挙げてくれた有志が集い、パパならではの思い切った遊び方ができる様々なアトラクションが展開されました。

市販の紙コップを大量に用意して、ひたすら積み上げる「紙コップタワー」。

ただの紙コップと侮ることなかれ!

子どもたちだけでなくパパ自身もかなり楽しんでいました。

紙コップではなく、大小さまざまなダンボールを積み上げて遊ぶ「ダンボールつみき」もまた大人気。

パパも子どもも積み上げることが大好きですよね。

ダンボールで作った枠の中に、風船やポリ袋を大量に入れて作った「ダンボールプール」。

幅広い年齢の子たちが遊べるということで、子どもたちに大人気でした!

そして!

今回の目玉とも言うべき企画がNPO法人ファザーリング・ジャパン関西の協力で実現した、「巨大ダンボール迷路」。

高さ80㎝ではありますが、子どもたちには充分巨大!

みんな元気に中を走り回っていました!

みんな朝早くから集まってくみ上げたのですが、来場した方の中には「これを目当てに来ました!」と言ってくれる方もいて、頑張った甲斐があります。

会議室の一角では、おかざきパパマイスター養成講座で3回目の講師を務めてくれた、現役のベビーシッターで二児の父でもあるお笑い芸人ポリスじろうさんが得意のバルーンアートを披露してくれました。

ポリスさんにはもちろんステージにも登場いただきました。

パパしるべで取った夫婦喧嘩に関するアンケートの結果を基にした、「夫婦のもめごとサミット」で楽しいトークを繰り広げてくれました。

そして、もっとも子どもたちが大興奮したのが、トークセッションのあとに行われた「もち投げ」

集まった子どもたちに向かって、パパたちが「もち」ではなく、「ラムネ」をひたすら投げるシンプルなアトラクションですが、子どもたちの食いつきが半端じゃない!

わずか5分足らずで用意した3キロのラムネは、あっという間になくなりました。

投げるのを担当したパパたちも「これ、気持ちいいですね!」と素敵な笑顔を咲かせていました。

これほど多くのパパたちが一緒に楽しい時間を作ってくれたおかげなのか、会場にも昨年以上に多くのパパが来ていたように感じます。

パパがたくさんいる。

それだけで今まで子育ての現場に及び腰だった男性にとっても、参加しやすい空気が作れたのかもしれません。

楽しいだけじゃない!あなたの声を届けるチャンス!

今回も実施したシールアンケート

ステージイベントで盛り上がるホールの後方には、現在制作中の「岡崎市版父子手帳」の一部をはじめ、様々なものが掲示されました。

メインは、今年の春に、岡崎市内の子育て世帯に向けて実施し、男女1200件近い回答が寄せられた、「男性の家事育児参画促進に関するアンケート」に届いた声。

「もっと男性が家事や子育てに関わるために、どんなことが必要だと思いますか?」という問いに対して、書かれたコメントを分析したワードクラウドがこちら。

女性からの声

女性からの声で大きかったのはやっぱり「育休」。

それとともに「意識改革」「当事者意識」という、男性自身に心持ちに対する言葉が並んだのは印象的でした。

男性からの声

男性からの声でもやはり「育休」に関する言葉が目立ちます。

女性と違うのは「金銭」「収入」「給与」というお金に関する言葉や、「フレキシブルな」という働き方への提言ともとれる言葉が並んだこと。

“一家の大黒柱”という意識はいまだに深いことが感じ取れます。

もちろんその他にも様々なコメントを掲示。

共感できるものにはシールを貼ってもらったり、自由に意見を書き込んでもらったりしました。

これこそイベントが「みんなの声で作る」という言葉をタイトルに入れている理由です。

そして、その声は届けることが大切です。

そのためにも忙しい公務の間に、岡崎市の中根康浩市長に来場いただきました。

会場を周って、イベントの盛り上がりを感じてもらうとともに、アンケートに届いた声やどんなコメントが共感を集めているのか?直に感じてもらうことも一つの目的なのです。

「昨年届けた声を受けて、すでに改善に向けて動いたものもある」

と市長自身も、声を聞くこと、そして実現に向けて動く意欲を改めて語ってくれました。

岡崎市がもっと子育てしやすい街になるためには、一歩ずつではあっても声を届けていくこと、またそういう機会を作ることの重要性を改めて感じました。

開催に向けて様々な協力をしてくれたすべての皆さん。

そして遊びに来て楽しんだり、意見を聞かせてくれた皆さんに、改めて感謝いたします。

本当にありがとうございました。

来年に向けて…

そして、後日。

「おかざきパパマイスター養成講座」を受講しているパパのうち、ダンボールパークの運営に関わってくれたパパたちは、また同じ会議室に集結し、振り返りとさらに盛り上げるための改善ポイントについて語り合いました。

これはきっと、来年やったら今回以上に子どもたちが大興奮するブースを出すことができるはず!

ということで、来年も開催できるように、今から動き出します!

こうご期待!