どういうわけか、父親と娘の関係は難しいと言われることが多いですが、実際にパパたちは男親としてどう感じているのか?
公式LINEアカウントに登録している2500人のパパたちの中から、娘を持つパパ限定でアンケートを実施。
娘とのどんなことが難しいと感じるのか、これから心配なことは?
愛娘とどう接していったら良いか?
二人の娘を育ててきたジョージ編集長がまとめた結果をご紹介します!
男親として、ぶっちゃけ娘の何が難しい?
社会では性別によって区別するようなことが減りつつあって、また、性別にかかわらず一人の人間として接していくことは大切なことです。
とはいえ、家庭の中で一緒に暮らす身としては、生物学的な性別の違いと直面することも多いわけです。
今はあまり「男親」という言葉は使わないかもしれませんが、我々パパはやっぱり男性なわけで、そこに生まれてきた「娘」という性別の違う存在は、不思議だったり難しさを感じることも多いと思います。
今回は、20歳と12歳の娘を育ててきた編集長ジョージの主観たっぷりに、仲間として回答していただいたアンケート結果をまとめていきたいと思います。
まずは、そもそも娘との関係が難しいと感じたことがあるパパはどのくらいいるのでしょうか?
男親として娘との関係が難しいと感じることはありますか?
- ある:73.3%
- ない:26.7%
やっぱり「ある」が7割!
いや、イメージではもっと多いかと思いましたが、「ない」という人も3割いるんですね。
僕は完全に「ある」です。
ちなみに「ない」と答えた人はすべて「小学校高学年」以上でした。
推測するに、最初のうちは難しいと感じたこともだんだん慣れてくるということが考えられるのかなと思います。
ただ一方で中学生、高校生でも「ある」という回答はあるわけで、必ずしも慣れるとは言えない部分もあるようです。
もう少し具体的にどんなことで難しいと感じたか聞きました。
どんなことが難しいと感じていますか?
- 基本的にママが良いとなってしまう事 (娘:幼児)
⇒「パパ見知り」なんて言葉もありますが、これはもうあるあるですよね。 - 成長とともに離れていく距離感が難しい (娘:高校生以上)
⇒離れることもまた成長!と前向きにとらえていきましょう! - ママのことをライバル視してしまう。 (娘:未就学児)
⇒女性同士のことは介入するべからず! - 妻と同じで理屈が全く通じず、感情的。 (娘:幼児)
⇒それはもう妻から生まれた証だと受け止めましょう。 - 性に関する話はなかなかできないかな。 (娘:中学生)
⇒いや、これは本当に難しい。。。 - 会話の内容、ボーイフレンドなどの話題 (娘:高校生以上)
⇒こちらに降ってきたときだけ反応するくらいでいいと思います。 - 女の子なので姿勢だけはきちんとしてほしくて注意しようとすると、先に嫁の方が「うるさい。嫌われるよ」と門前払いされ父としての躾をさせてくれない。娘に嫌われる前に嫁の方が嫌わせないよううるさく言ってくる。関係が難しいと自分が思う前に嫁に「難しいんだから」と思わされていると感じる。(娘:中学生)
⇒妻を大事にする姿を娘に見せればOKでしょう! - 流石にいつまでもベタベタしてくるのはこっちも何だかむずがゆい(娘:中学生)
⇒素直に喜んでいいと思います。 - 母親以外男だらけの環境で生まれ育った為、遊び方や服の選び方で戸惑うことがあります(とはいえまだ2歳です) (娘:幼児)
⇒これはまさに僕も同じです。でも、きっと慣れます。 - 髪の毛の結び方が難しい。「お股がかゆい」などの体の悩みが難しい。(娘:未就学児)
⇒髪の毛は本当に難しい!日々練習あるのみ。そして悩んだら美容師さんとかに聞くと、いい感じにアドバイスしてくれます。そして、体の悩みは専門家と妻にうまく「つなぐ」ことがオススメ。まかせるのではなく、ちゃんと「つなぐ」ことが大事!言ってくれたことをいったん受け止めることは話してもらえる関係性に重要だと感じています。
いや、本当に共感の嵐でした。
続いて、ついつい口を出したくなっちゃう娘のあれこれについても聞いてみました。
娘にもっとこうしてほしいと思うことは?
- いつもあぐらをかいたり股を開いて座ったりしていて、家ではいいが、PTAの時みんなで地べたに座って弁当食べる時に他の女の子達は皆膝を折っていたのに我が娘だけあぐらで食べていて驚きました。今の時代「女の子らしく」と言ったら怒られますが、そういう姿勢やお行儀的な事は大人の女性になった時に恥ずかしくないようにしてほしいです。(娘:中学生)
⇒確かに言い方は気を遣うと思いますが、率直に男女関係なく行儀として伝えたいところですね。 - すぐに怒らずに、まずは落ち着いて話を聞いて欲しい。(娘:幼児)
⇒心中お察しします。。。 - まだまだ男性社会の中でリスクを把握してほしい。(娘:高校生以上)
⇒男女の差はなくなりつつとあるとはいえ、今をしっかり伝える必要はあるかもしれません。 - ママともっと仲良くしてあげて欲しい。(娘:未就学児)
⇒ホント、コレ!わかります! - (今後)一緒に飲みに行って欲しい。(娘:高校生以上)
⇒未来のことは、今しっかりすればついてくるはずです! - 家の中でゴロゴロしておやつ食べているだけなので、運動とかしてほしい(娘:中学生)
⇒言いたくなるのはわかりますが、そこはグッと我慢。まずは自分がたくさん運動して見本になってみては? - 基本的にオープンに接してもらいたい。(娘:高校生以上)
⇒強引にいかないことだけはオススメします。苦笑 - 親のことは気にせず、自分の人生に夢中になってほしい。(娘:高校生以上)
⇒素敵な言葉!これは本当にそう思います。 - 仲良い男友達もちゃんと作ってほしい(娘:高校生以上)
⇒そうですね!性別関係ない友達は重要だと思います! - 自分らしく、心身が元気であれば何でもいいと思っています。親への助け舟を要求できる子になって欲しい。(娘:幼児)
⇒助けを要求することを「援助希求」と言うそうです。確かにこの観点は大事ですね!
心の中では「男女関係なく言ってるよ!」と思っているのですが、もしかしたら娘だからこそより言いたくなっている部分はあるかもしれないと、振り返って反省してしまいます。
続いて、ちょっと性別を意識している部分について。
男親として気にしていること、心掛けていることはどんなこと
- 「女性だからこうしないといけない」というジェンダーバイアスを持たないように、家事や娘の世話は妻以上にやるようにしている(40代)
- 息子もいますが、差別感が出ないように心掛けています(40代)
- 変に男女を意識しないようにしている(50代)
特にこの「ジェンダーバイアス」を持った発言や働きかけについて、気を付けているパパが多かったです。
娘とは性別が違うからこそ気を付ける気持ちはよくわかります。
- スペシャルな存在であることを態度や言葉でさりげなく表現すること。(50代)
- 過保護にならなくゆくゆくは何かあったら気軽に相談してもらえるような関係の構築を心がけています。(30代)
- 常にオープンマインドでいるようにしています。(30代)
- 体型などについては絶対に口にしないようにしています。(50代)
この辺りはまさに男女ということではなく関係構築に大切なことだと思います。
- 思考が子どもではなく"女子"の部分が多くなってきたのでちゃんと女子として扱うこと。(40代)
- 男性としての良いところ悪いところを見せるようにしている。(50代)
- 中学生に入ったので、裸や着替えは「見ない、見せない」が基本と思っています。(40代)
- 娘が許すからと、ベタベタし過ぎてないこと(40代)
とはいえ、やっぱり性別が違うという事実については、視点や感じ方も違うことを多少意識せざるを得ないし、ある程度は必要なことだと感じています。
おそらくこれは「気遣い」「思いやり」そして「デリカシー」というレベルで、家庭以外でも必要なことじゃないでしょうか。
男親として気になる娘のこれからのこと
娘たちは成長していきます。
仕方ない?いやいやこれはもう止めることができないものなので、前向きにとらえていかないといけないとはわかっているのですが...いろいろと心配なんです。
そんな中で娘とどういう関係を築いていきたいと思っているか?という目標はなんでしょうか?
娘さんとの関係が、こうなったらいいなと思う目標はありますか?
- 今のまま。普通に接して普通に会話ができればいい。(40代)
- なんでも話せる関係(30代)
- 現在までパパっ子として育ってきてくれたので、出来る限りこのまま末永く仲良くしていくこと。(40代)
- 信頼される関係。(40代)
- 一番頼りになるなぁと思ってもらえたら、何より嬉しい。(50代)
- 関係と言うよりも、大人になってからでいいので父に対して感謝の気持ちと父が好きな気持ちを持っていてくれたらそれでいいです。(40代)
- 娘自身で解決できない問題に直面したときに相談したいと思える関係性が築けるといいなー 50代
- 困ったときに相談しあえる関係(40代)
- お母さんに言えないことはお父さんに言おうと思えるような関係(30代)
全体的には「相談できる」「話せる」という、人としての信頼関係を築くことを考えているパパが多かったです。
これもまた男女関係なく大切なことでもありますね。
特に最後の「お母さんに言えないこと」は、夫婦が別の人間だからこそそんなことがあってもいいと思います。
もちろん逆も然り。
パパに言えないことをママに言えればOKでしょう。
他にはこんな素敵な回答もありました。
- 一緒に抵抗なく出かけられる(50代)
- 推し活のような関係性でちょうどいいかもしれない(40代)
- シャンクスとルフィ(30代)
「一緒に出かけられる」というのは、娘の方だけでなく、男親の方も抵抗を感じないことが重要だと思います。
なんか変に意識しない関係は大事です。
また、応援はするけど見返りは求めないと考えると「推し活」というのは確かにちょうどいいかもしれません。
そして、「ONE PIECE」ファンであればわかると思いますが、娘にとっての「憧れの人=シャンクス」ということでしょう。
これはもう自分の頑張り次第ですね。
一方で先ほども言ったように心配でもあります!
皆さんのこれからの心配はどんなことでしょうか?
将来心配なことは?
- いつか反抗期がきて、まともに会話してくれなくなるのではないか。または自分が甘やかしすぎてずっと甘えてくるのではないか。(娘:中学生)
- ボーイフレンドとの関係(娘:高校生以上)
- まだ今は仲がいい方だとは思いますが、そのうち話さなくなってくのかなあと心配です。あとはベタですが「カレシ」です。(娘:中学生)
- 何も話してくれなくなるのは嫌だなーと(娘:高校生以上)
- 基本的には怒らずやってはいけないことをした時に叱るのですが叱った時は「パパやだ!」と言われてしまう事。(娘:幼児)
- 結婚や孫のことは気になるが、口に出しては言わない。(娘:高校生以上)
- 次女が生まれて7ヶ月、日常生活で色んな制約ができて寂しさも感じていると思うので、それが今後に距離感として現れないか心配。(娘:未就学児)
反抗期、ボーイフレンド、結婚、、、この辺はあるあるですが、最後のお子さんが小さいパパの姉妹の話もまたやっぱりあるあるであり、まだ小さいからこそ心配になりますよね。
心配してしっかり関わっていくことで、きっといい方向にいけると思います!
ちなみに、今回も途中でなんどか妻、嫁、ママというワードが出ていますが、パートナーとはどんな話をしているのでしょうか?
妻とはどんな話をしていますか?
- いつまでお風呂に入るか
- お互い、娘に対する思いを素直に話す。
- 干渉しすぎないようお互いに注意している
- 行動を見ていると言いたくなる事が多々ありますが、年頃なので言わないように言わないようにと。
- 妻が怒っている時は同調せず、なるべく娘の言い分も聞いてから優しく正す。
- 叱り役は妻、ということだけは合意しています
- 女の子の対応方法のアドバイス貰っています
- 僕に厳しく言われると『大好きなパパに怒られたこと』だけが残ってしまい内容の記憶が曖昧になってしまうので、伝え方や対応(僕が怒るのは最終手段)などの作戦会議
- 娘が私には言っていない事をこっそり教えてくれています
「特に話していない」という人も一定数いましたが、コメントをくれた方の多くは上手に協力体制を敷いている様子でした。
少なくとも我々男親にとっては、重要なアドバイザーですから、こちらもいい関係を築いていかないとですよね。
パパから娘へ。愛のメッセージたち
さて、最後はもう思いのたけを吐き出していただきましょう。
娘へのメッセージ
- いつまでもかわいい娘ですよ。目に入れたって痛くないくらい。(娘:高校生以上 パパ:50代)
- いつも家族を笑顔にしてくれてありがとう!君が生まれてきてくれてパパとママの笑顔はリアルに5倍くらいになりました!大きな背中を見せられるパパになれるように頑張ります!(娘:幼児 パパ:30代)
- いつも父の言動を気にしてくれてありがとう。これからも父らしく行動するので末長くよろしくお願いします。(娘:高校生以上 パパ:50代)
- オヤジにとって娘という存在そのものが愛おしいものです。パパと呼んでくれるそれだけで「君が娘でよかった」と思っています!(娘:中学生 パパ:40代)
- これまで育ててきて、たくさんの楽しい時間を過ごせたし、散々一緒に居られたので、親孝行とかいらないので、自分の人生を目一杯楽しんで欲しい!(娘:高校生以上 パパ:50代)
- そのまま笑顔で生きていってください (娘:小学校高学年 パパ:40代)
- どう育ったらそんなに魅力的な人になるのか。。。(娘:高校生以上 パパ:50代)
- とにかく今のまま真っ直ぐに育って欲しいです(娘:中学生 パパ:40代)
- まずは落ち着いて。(娘:幼児 パパ:40代)
- 大好き!(娘:中学生 パパ:40代)
- 特に困ったことなく育ってくれてありがとう。あとはそんなに遅くない時期に結婚してくれるといいな。(娘:高校生以上 パパ:50代)
- 本当に愛してるよ!(娘:幼児 パパ:30代)
- 妹が生まれて楽しいことも寂しいと感じてしまうことも増えたと思うけど、パパはいつもちゃんと見ているし、これからもずーっとずーっと大好きだよ!(娘:未就学児 パパ:40代)
すでに直接伝えている人もいるかもしれませんが、なかなか面と向かっては言えない気持ちが詰まっていると思います。
すでに中学生以上の娘であれば、もしかしたらこの記事を見るかもしれませんが、いつかこの気持ちを娘たちが感じて、うれしいと思ってくれれば、それは幸せですよね。
あと多分、結婚の時期のことは何も言わない方がいいと思います。個人的にw。
大丈夫!思っていれば、そして、その思いをもって行動していればきっと伝わるはずです!
その日が来るまでともに頑張っていきましょう!
今回もご協力いただきありがとうございました。
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