何事も初めてのことは不安なものですが、パパになる時はみんなどうだったのでしょうか?
家庭と仕事の両立・教育費のことなど、パパになることへのプレッシャーを感じている方も多いと思います。
先輩パパたちは具体的に何が不安だったのか、それをどう乗り越えたのか?
公式LINEアカウントに登録している2,500人のパパたちにアンケートを実施。
不安との向き合い方や、これからパパになる人への心強いメッセージをいただきましたのでご紹介します!
7割の男性がパパになるのが不安だった...!
両親学級はあるものの、女性に比べるとこれから迎える出産や新生児の育児を学ぶ機会が少ない男性たち。
もちろんネットなどで自分で調べる男性も多くなっているとは思いますが、知識があっても不安になることはあります。
今回はすでに子どもがいるパパたちに、産まれる前にどんなことが不安だったのか?聞いてみました。
子どもが産まれる前、不安でしたか?
- とても不安だった:27.8%
- ちょっと不安だった:38.9%
- あんまり不安じゃなかった:16.7%
- 全然不安じゃなかった:11.1%
- よくわからなかった:5.6%
少なからず不安を感じていた人がおおむね7割弱。
この辺りはイメージ通りかもしれません。
ちなみに5年前にセコムが撮った不安に関するアンケートでも、7割くらいが不安があると答えているということなので、社会全体の傾向に近いのかもしれません。
不安だったのはどんなことですか?
1位:育児のこと
2位:お金のこと
3位:仕事・キャリアのこと、家事のこと、夫婦のこと
一般的に男性は、仕事・キャリアのことが上位に来るようなイメージがあるかもしれませんが、1位は「育児のこと」。
複数回答ではありますが、半数のパパが不安と答えていました。
2位は僅差で「お金のこと」。
これはもういろいろなところで子どもを一人育てるのにかかる金額を見ることがあると思うので、ゾッとした経験があるパパも多かったことでしょう。
では、具体的にどんな不安があったのでしょうか?
- お金もいくらかかるかわからないし、我が子の命を一生守っていけるのかと不安でした。(乳児 30代)
- 教育費など足りるか。(幼児 30代)
- 就職、結婚したばかりで手持ちに出産費用が無く、実家の両親に借金した。予定外の妊娠出産で、父親になると言う時間的余裕がなかった。(高校生以上 50代)
やはりここでもお金のことは出てきました。
「教育費」の心配をしているパパはまだ第一子が幼児なので、早いように感じる人もいるかもしれませんが、このくらいから準備が必要なのも間違いないですよね。
そして、先ほど1位だった「育児のこと」。
- きちんと育児ができるかが心配だった。(幼児 40代)
- ちゃんと子どもの世話ができるか(オムツ替えとか)。(幼児 40代)
- まず、ちゃんと産まれてくるか。そして、ちゃんと子育て出来るか。(未就学児 40代)
- 仕事の勤務体制が変則的過ぎるので、子の成長と苦楽を、妻と共に楽しめるだろうかと……。(幼児 40代)
やったことがないことですから不安になるのも当たり前と言えば当たり前なんですが、やっぱり不安になりますよね。
またこんな声も。
- そもそも自分のことを親になれるような人間だと思えませんでした。仕事やキャリア・生活全般についてはどう変わるか想像もつかず不安に思っていました。(未就学児 30代)
- もともと苦手な子どもを好きになれるかどうか、仕事と両立できるのか。(小学校高学年 40代)
もちろん中には、こういう方もいますよね。
でも、出産や成長は待ってくれない…悩ましいですが、もうやるしかないって感じでしょうか。
そして、こんな声も。
- 無事に出産するかどうかが、既に少し不安でした。結果、帝王切開でしたが、赤ちゃんは直ぐにNICU行きだったので、目先の事で手一杯でした。(未就学児 40代)
なんとなく自分のところは無事に出産してくれるだろうと思いがちですが、実際のところは本当に産まれてくるまでわからないもの。
いくら医療が進歩しているとは言っても気は抜けません。
パパになることへの不安をどう乗り越えた!?
不安に感じたことをどう乗り越えましたか?
- やったら慣れた。
- やってみたら自分に意外と子育て能力があり、勝手に得意になっていた。
- 子どもの表情が出るようになってからかわいくてしょうがなくなった。
- 時間が解決してくれた。
- 出産に立ち会って、気づいてみたら父親としての意識ができていた(少しだけ)。。
まさに案ずるより産むが易しといったところでしょうか。
さらにこんな声も。
- とにかく、自分がやれる事をして、一生懸命だったので、不安で潰れることはなかった。
- やれることを無我夢中でやった。
- 乗り越えるというより不安なこと考えている暇なくなるようになった。
確かに。
子どもが産まれてからは、そんな不安だとか言ってられないですよね。
その様子はこちらの質問の回答からもわかります。
実際に産まれてみてどうでした?
- 不安とか言ってる場合じゃなかった:55.6%
- やっぱり不安なことはなかった:33.3%
- 不安に思った通りだった:5.6%
- その他:5.6%
そうそう、本当に言ってる場合じゃなくなるんですよね…。
結局のところ不安を払しょくしてくれるものは、「忙しさ&慌ただしさ」なのかもしれません。
また、先ほどの、不安をどう乗り越えたか?という質問への回答には、こんなものもありました。
- NISAなどできることを始めた。
こちらはお金の不安を抱えていたパパ。
不安に感じているだけでなく具体的にできることを見つけて、実行に移すことは見習わないといけないと感じました。
きっとお子さんもそんなパパの姿を見て学んでくれるんじゃないでしょうか。
そして、こんな声も。
- まだ乗り越えていません。ただ、不安の内容は日々変化しています。それは自分自身が子どもとの暮らしを楽しめているということかなと思えるようになってきました。不安を乗り越えようと思わず、毎日を全力でやって行こうと思います!
育児に不安を持っていたパパのコメントです。
無理に乗り越えようとせずに上手に付き合っていくという方法を選んだんですね。
これもまた大切な心構えかもしれません。
苦手なことを全部克服しないでも楽しく生きることはできますよね!
先輩パパたちからの熱いメッセージ!
今回は、すでに子どもがいるパパたちに回答いただいたので、最後は「これからパパになる人へのメッセージ」を聞きました!
これからパパになる人へ、先輩パパから心強いアドバイス!
- まずは妻を第1優先にケアしよう!「察しろ」は無理なので、コミュニケーション大切!
- 一通りやってみて、自分の得意分野を探してみてください!
- 何があっても大丈夫。
- 家事とかやれるようにしておかないと妻に怒られます。
- 子ども主体に全てが廻るようになるので、やりかけの趣味や旅行など、幼い子連れでは難しい事は、今の内に楽しんでおいた方が良い。
- 周囲の目は気にせず子育て支援制度を最大限活用してください。一生あなたを支えてくれるのは家族であって会社ではありません。
- 出来ることを精一杯やる。
- 全てポジティブに考えてください!もちろん大変なことは沢山ありますが、間違いなく今より幸せな世界が待っています!
- 男性も女性も親になるのは初めてなので、気後れせず、二人で十分話し合って育児にチャレンジしてください。困ったことがあれば遠慮せずに周りの手を借りる様心掛けてください。
- 不安なことがあっても、楽しいことがいっぱいあります。
- 夫婦で子どもを迎える準備、そのやりとりを楽しんでください。
なんと力強いメッセージでしょう!
どうかこの言葉たちがこれから子どもが産まれるパパに届きますように。
そして、個人的にすごくいいなぁと思ったメッセージがこちらです。
- 汲めど尽きぬほど愛を注げる存在というのは、月並みな表現ですが、何にも変えられないものだと思います。不安や心配を抱えることもあるでしょうが、そんなものを吹き飛ばすほどかわいい我が子をたくさん愛してあげてください。僕もそうします。
そう、これからのパパたちに伝えたいこともいろいろありますが、人に言うだけでなく、自分もやらないと!
大切な宣言だと思います。
夫婦や親子でケンカになる時ってだいたい「自分のことを棚に上げている時」のような気がします。
というわけで、アンケートに協力してくれたパパたちも、そうでないパパたちもご一緒に!
僕もそうします!
子どもが産まれる前の初心に戻るいいきっかけになってくれたらうれしいです。
今回もご協力いただきありがとうございました。
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