夏に向かって上昇する気温。
食欲も落ち気味ですが、何より作るほうもしんどいですよね。
そんな時にオススメなのが、冷たくて食べやすいのはもちろん、作る時にも火を使わない夏の時期にピッタリな宮崎県の郷土料理「冷や汁」!
今回はその簡単な作り方をお伝えします!
火を使わないのでできる!冷や汁は調理中もひんやり
夏のキッチンって本当に暑いですよね。
火を使うこともありますが、換気扇はありますが、結構、熱がこもりがち。
でも、「冷や汁」は一切火を使わないで作ることができるんです!
冷たい味噌のスープを使った宮崎の郷土料理「冷や汁」。
食べたことがある人もいると思いますが、自宅では作ったことがない人がほとんどではないでしょうか?
用意するモノは大きく分けて3つ。
「温かいご飯」「乗せる具材」「味噌」これだけです。
実は作り方はとても簡単!料理初心者にもオススメの一品です!
具材はお好み!基本は切るだけ
まずは具材のスタンバイから。
材料:
- 木綿豆腐
- 納豆(1パック)
- ネギ
- ミョウガ
- 大葉
- キュウリ
- プチトマト
- 市販のサラダチキン
作り方のポイント:
- 最終的にレンゲですくって食べるので、具材は全体的に小さめに切りましょう。
- ミョウガやシソ、ネギはお好みで。子どもは苦手なことが多いので。
- プチトマトは彩りのためなのでパプリカなどでも代用できます。
ご飯は炊飯器で炊けばいいので、まったく火を使わずに用意できるのです。
味噌のスープは冷たい水でも充分です!
冷や汁のキモとなる冷たい味噌のスープ。
これは、普通に作った味噌汁を冷やしたものではありません。
あらかじめダシの元となる鰹節や煮干しを粉末状にしたものを練り込みます。
分量の目安は、味噌大さじ1に対して、鰹節と煮干しの粉末を小さじ1ずつくらい。
だいたい「3:1」くらいをイメージして下さい。
全体がなじむまでしっかりと練り込んでください。
味噌の準備が出来たら冷たい水で溶いていきます。
この時、お湯を使わないとダシの味がちゃんと感じられるか心配になるかもしれませんが、冷たい水でも充分に感じられるので問題はありません。
濃さはお好みですが、ご飯や具材を浸して食べるので、やや濃いめがオススメです。
あとはもうお好み全開でどうぞ!
具材はもちろん、スープの濃さ、そして、冷たさもお好みでどうぞ。
ちょっと濃いめにしておくと、氷を入れて冷やしてもいい具合になります。
宮崎の方にもいろいろ聞きましたが、食べ方は人それぞれのようです。
最初からご飯に冷や汁をかけて、そこに具材を乗せる人もいれば、ご飯とは別盛りにしてレンゲですくってスープに浸しつつ、具材を一緒にとって食べる人もいるようです。
ご飯の固さが残ったままで最後まで食べたい場合は、別盛りにすることをオススメ。
いずれにしても、冷たくて熱いときでも食べやすい上に、発酵食品である味噌のスープや野菜や肉まで一気に取れるので栄養もバッチリの冷や汁。
夏にピッタリで簡単なので、ぜひ一度試してみて下さい!