公園を楽しめないパパを救うため、パパしるべ編集部がスタートさせた公園での実証実験「オレのワンオペ秘密基地」。
第2弾は、千葉県習志野市で実施しているプレーパークへお邪魔してきました。
今回も、その結果をレポートします!
楽しみがいっぱい!プレーパークは子どもたちの天国!
パパしるべ編集長の杉山錠士です。
わが子を連れて公園に行ったときの経験とパパしるべ総研でのアンケートから、公園でなかなか繋がりを持てないパパたちが多いことからスタートした実証実験「オレのワンオペ秘密基地」。
※実施の経緯など詳しくは第1弾でチェック!
-
-
ワンオペで公園に来たパパはどうしたら繋がるのか!?実証実験のレポート
先日パパしるべ総研で実施したアンケートで、パパがワンオペで子どもを公園に連れていったときに、いろいろな困りごとがあることがわかりました。 それを受けて、編集部ではどうしたらその問題が解消されるのか?と ...
改めて簡単に説明をすると、公園に受付を作りのぼりを設置。
遊びに来たパパたちに声をかけて、公園で遊んでいる間だけ、パパしるべがクラウドファンディングで作った一目でパパとわかる仲間の証「PAPATO」のリストバンドを身に着けてもらいます。
トイレに行きたいなど困ったとき、また孤独を感じた時に、同じグッズをつけている仲間に助けを求めたり、つながってもらえるきっかけを作ろう!ということです。
第2弾の舞台は千葉県習志野市にある香澄公園。
こちらでは隔月の第一日曜日に、千葉大の大学生の西村薫さんなどが中心となってプレーパークを運営しているということで、今回はその会場にお邪魔する形で実施してきました。
過去の実績を聞くと、毎回30人以上のパパが参加してくれるとのことで期待できそうです。
プレーパークって遊びがたくさんあって本当に楽しいですよね。
行くのは本当に久しぶりだったので、僕自身がワクワクしていました。
この日も自然の木を使ったブランコや木材を使ったワークショップなど、遊びがいっぱい!
子どもたちのテンションはマックスです!
そしてもちろんパパたちもたくさん来ていました!
プレーパークの受付の横に秘密基地の受付を出していたので、スムーズな流れでどんどんパパたちが来てくれます。
そして、今回もシャボン玉やバルーンアートを持って行ったのですが、たくさんの遊びがある中でも子どもたちからはやっぱり大人気。
改めてその吸引力を実感しました。
今回も前回同様日曜日の午前10時からお昼12時までの実施でしたが、本当にあっという間。
PAPATOリストバンドをつけたパパたちは楽しんでもらえたでしょうか?
積極的なパパたちだったけど、意外なアンケート結果が…
見てください!誇らしげにPAPATOリストバンドを身に着けたパパです!
これいつからやってるんですか?
前回、横浜で実施した時は、地域の有名人である自治会長がいたのでパパたちに話しかけやすかったのですが、今回はそういう存在がいなかったのでちょっと心配でした。
ところが、受付に来てくれたパパたちは、かなりフランクに質問してくれたり、すごくいい雰囲気で本当に助かりました。
この感じだとアンケートの結果もかなり期待できそう…。
では、結果を見ていきましょう!
参加したきっかけを教えてください
事前告知をしたわけではないので半数以上が偶然。
でも、この偶然の出会いを活かしたいのでもってこいの状況です。
「2回目」や「LINE」というのはおそらくプレーパーク自体のことだと思われます。
では、続いてこちら。
PAPATOリストバンドをつけたことで、気持ちは変わりましたか?
なんと!「あんまり変わらなかった」という人が8割以上!
さらに「つけてる事を忘れてた」というパパも…。さらに!
PAPATOリストバンドをつけたことで、行動は変わりましたか?
7割以上が「特に変化はなかった」とのこと。
正直なところ現場で見ている感じでは、パパたちがとても積極的に子どもたちと遊んでいました。
だからこそ、PAPATOリストバンドをつけたら、さぞ効果があるのでは??と期待したわけですが、よく考えてみれば、遊びが豊富なプレーパークだけあって、それぞれのパパが自分の子どもたちと遊ぶのに夢中だったと思います。
確かにつながるチャンスは少なかったのかもしれません。
何より、プレーパークは遊ぶスペースも広い!繋がるという意味ではもう少し限られたスペースの方がいいのかもしれません。
ただ、一方で「周りの子どもを気にかけるようになった」「話しかける意識はできた」という回答が合わせて3割近かったのは好材料。
実際に話しかけてつながるかは別として、結果的に意識には影響したようです。
もっとこういうものがあったらよかったと思うことは?
「一緒に遊ぶアイテム」や「繋ぐ役割の人」を求める声は前回もありましたが、「パパや子どもの情報がわかるものがあればよかった」という人が3割以上。
なるほど、話しかけるには確かにそういうものもあるといいですよね。
他のコメントにはこんなものがありました。
- 楽しかったです、素晴らしい企画だと思います
- 必要としている方もいると思うので、活動は続けて欲しいです。
- 風船ありがとうございます!こういう活動もあるんだと参考になりました。
- 偶然見かけたので参加したが、面白い取り組みで、参加出来て良かった。
楽しんでくれたのはもちろんのこと。
活動を知ってもらういい機会になっていることを考えると、やっぱりこれは意義がある取り組みだと改めて感じました。
また一方でこんな声も。
- ワンオペのネーミングが少し抵抗あります。
- リストバンドをつけている家族連れには話しかける勇気がなかった
なるほど。。。ネーミングは確かにそうかもしれませんね。
またパパだけ同士だと話せても、パパだけの親子と家族連れにはちょっとギャップが出てしまうかもしれないですね。
参考にさせていただきます!
また、今回はこういう声もありました。
ママなんですけど、つけさせてもらえますか?
実験の主旨としてはパパ同士のつながりですが、困ったときに助けてくれる人はパパでなくてもいいですよね。
そもそも公園にはいろいろな人も来ますから、こういうケースがあってもいいのかもしれません。
きっとまったく知らないママに話しかけるより、同じリストバンドをつけているママの方が話しかけやすいとも感じました。
実施するたびに、課題も見つかり、考えさせられることが出てきます。
これが実証実験の醍醐味なんでしょう!
さらなる発展を目指してブラッシュアップを続けていきます!