50代でパパになる喜びと不安|体力・老後の心配とどう向き合う?

晩婚化が進む中、40代以降で第一子を授かるパパも増え、50代でパパになるケースも珍しくなくなりました。

喜びの一方で、「体力は大丈夫?」「子どもが大人になる頃には自分は何歳?」と将来への不安を感じる人も多いはず。

今回は、50代で待望の第一子を授かり喜びつつも先行きに不安を抱くパパからの相談に、アドラー式子育ての熊野英一さんがアドバイス。

年齢を重ねてパパになる不安とどう向き合い、前向きに子育てを楽しむかを考えます。

50代でパパになると不安になるのは自然なこと

質問者

結婚から10年。不妊治療を経て、ようやく第一子が産まれました。

とてもうれしいのですが、もう50代なので、この子が大人になるまでのことを考えると、お金のことも心配ですし、健康でいられるかが不安です。

これからどういう心構えでいればいいでしょうか?

待望のお子さん!おめでとうございます!

タイミングは神様のご縁ですから人それぞれですよね。

とはいえ、不安もあると思いますので、向き合い方や心構えを一緒に考えていきましょう。

不安はモチベーションになる

子どもが産まれた時の不安は年齢に問わず誰もが抱くと思います。

人によって内容は違うと思いますが、それ自体は普通のことです。

アドラー心理学では「どんな感情も自分のパートナーであり、上手に付き合っていけばいい」と考えます。

それはポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も同じです。

そもそも人間は、様々な技術や医療を発展させてきましたが、それは不安を払しょくしようと努力を重ねた結果です。

つまり、不安は努力するためのモチベーションになるということです。

現実的に考えた時、50代でお子さんが産まれたら、成人するまでに定年を迎えるのでお金のことを不安に思ったり、そもそもそれまで元気に働けるかと健康に対して不安になったりすることはとても自然なことです。

だったらその不安を払しょくすることを、モチベーションに前に進んでいってみてはいかがでしょうか?

人生をどう生きるかは自分で決められる

アドラーはこんな言葉を残しています。

アドラー心理学のポイント

「どんな人生を生きるかは、その人の目標によって決まる」

避けられない現実を嘆くのではなく、自分が何を目指し、どのように生きるかを考えることが大切だという教えです。

そもそもアドラー心理学では、行動や言動は全て自分で決めたものという「自己決定論」の考え方があり、「誰もが自分の人生の主人公」と考えます。

あなたがどんな人生を生きるかはあなた次第です。

そのためにあなたはどんな目標を立てますか?

健康面、お金の面に不安を払しょくするために今できることを考えて、目標に設定することで、きっと今ある不安よりも未来に目を向けることになるのではないでしょうか?

もしかしたら、あなたが未来を考えるいいきっかけになったかもしれませんね。

高齢でパパになるからこそ生まれる子育てのメリット

家族で不安を共有することが大切

もうひとつ気を付けてほしいのは、この不安をあなた一人で抱えてしまわないようにすることです。

そもそもこれは家族全体の問題。

まずはパートナーと現状と、あなたが抱いている不安をしっかりと共有して、一緒に考えた方がいいと思います。

また、ゆくゆくは子どもも一緒に話すことをオススメします。

成長を重ねていくうちに、「自分のパパは周りのパパに比べて年齢が高い」ということに気づくときは来ると思います。

しかし、その前から「うちはそういう家族だからこうやっていこう」と前向きに家族全体で取り組む姿を示していくことで、ショックも軽減されると思います。

また、家族以外にも友人や先輩、後輩いろいろな人の話を聞いてみてもいいと思います。

それこそAIにも話してみたらどうでしょう?

不安で悩んでいるときは、視野を広げることも大切だと思います。

人生経験があるからできる子育て

現状、あなたは不安の部分にフォーカスしてしまっているように感じます。

若くしてパパになることも、年齢を重ねてパパになることも、それぞれに不安や悩む部分もあれば、反対にメリットがあります。

経験値があったり、仕事では自分でコントロールできる立場にあったり、貯蓄に余裕があったり、子どもに対しておおらかに対応できたり、人生のベテランだからこそのメリットに目を向けてみてはどうでしょうか?

他の家族と比べることなく、あなたとあなたの家族だからこそのユニークな目標をもっていけばきっと大丈夫です!

前を向いて今できることに集中していきましょう!


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 不安なのは当たり前。モチベーションに変えて目標設定をする
  • 家族全体の問題として一緒に考えていく
  • ベテランだからこそのメリットに目を向けてみる

年齢の問題だけでなく、悩み始めると悪いところばかり目についてしまいますよね。

いったん深呼吸して視野を広げて、いいところを見て笑顔で進んでいきましょう!

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