子育てをしている中では、子どものケガや病気で、保育園から急な呼び出しやお迎えに行かないといけないことはよくあること。
では、共働き家庭が多い現代はみなさんどのように対応しているのでしょうか?
今回も公式LINE「パパしるべ総研」のメンバーにそれぞれの家の対応方法を聞いてみました。
保育園の急なお迎えは..やっぱりママ!?
まずは、子どものケガや病気の時の保育園のお迎えに関して、対応の第一候補を聞きました。
お迎えが必要になったとき、対応の第1候補は?
ママが予定を調整:50.0%
パパが予定を調整:35.0%
祖父母にヘルプを依頼:10.0%
その他:5.0%
最も多いのは「ママ」で半数。
いまだに変わらないか…と思う方もいるかもしれませんが、「パパ」も3割以上となっています。
まだまだ肩を並べるまでには至りませんが、同じ質問を20年前にしていたら、おそらくママがほとんどだったのではないでしょうか?
では、第1候補がダメだった時の第2候補はどうでしょうか?
お迎えが必要になったとき、対応の第2候補は?
パパが予定を調整:50.0%
ママが予定を調整:40.0%
祖父母にヘルプを依頼:10.0%
第1候補、第2候補、いずれを見ても「祖父母」がかなり限定的。
これは核家族化を象徴するような結果かもしれません。
また、まずは夫婦で協力という姿勢も見えますが、二人ともダメだったときの第3候補となるとどうなるのでしょうか?
お迎えが必要になったとき、対応の第3候補は?
祖父母にヘルプを依頼:35.0%
ママが予定を調整:20.0%
パパが予定を調整:15.0%
その他:20.0%
外部サービスにヘルプを依頼:5.0%
パパ友ママ友にヘルプを依頼:5.0%
ここでようやく祖父母が最多。
「パパ友ママ友」「外部サービス(病児保育やベビーシッターなど)」はごくわずかという状況です。
また、「その他」には「近所の人」「パパが再調整」などがありましたが、多くは「なし」「どうにもならない」というものでした。
病児保育やシッターなど利用経験がない人は7割以上!
では、このような候補の流れになったのはどういう要因があるのでしょうか?
それぞれの事情を聞いてみました。
- 妻は仕事していませんので一番自由が利きます。私は車に乗れるので、便利です。
- なんとなく。でも、やはり女性がまずは休むという固定観念、先入観がある。
- 隣に祖父母が住んでいて、次に職場が近いのがママで、その次がパパなので。自宅から近い順です。
基本的に家にいる専業主婦家庭も含め、職場までの距離が基準となっている夫婦は多数いました。
またリモートの人がいる場合はそちらが優先になるというケースもありました。
- パパは管理職で、スケジュール調整がつきにくいため。
- 単身赴任の妻は仕事を休みづらい一方、自分は業績や昇進より家庭重視キャラが定着しているため。
- 自分が保育教諭でクラス担任をしており、急に休みにくいが、基本的にはお互い職場に相談して休めそうな方が休む。
仕事の内容などによるケースも多かったですが、「業績や昇進より家庭重視キャラが定着」というのは、こういった時の休みやすさには割と重要だったりしますよね。
- 妻の職場はこどもの病気などで休むときは、有休はとれず減給という訳の分からない仕組みなので、僕が休みとるようにしています。
これは厳しい…。
まだそういうところがあるということに驚きです。
- 祖父母は遠方だし、住んでいる地域では外部サービスの使い勝手もあまり良くない。おまけに外部に頼るという事に対して抵抗感が強い、田舎独特の地域性もあります。
最近は、病児保育やベビーシッターも充実してきているという話は聞きますが、この方のように「使い勝手」や「抵抗感」という部分もぬぐえないところかもしれません。
では、実際にどれほどの人が外部サービスを利用しているのでしょうか?
利用したことがある外部サービスはありますか?
利用したことはない:71.4%
病児(病後児)保育:23.8%
シッター(公的):4.8%
利用したことがない人が7割以上でした。
外部サービスについては、皆さんどう考えているのでしょうか?
- 使いやすいものがあるとよい。情報がない。
- 病児保育などを利用しても、結局就業時間には間に合わなかったり、迎えも早く行かないといけなかったりすることもあり、結局休むことになる。
- そこまではしなくてもよいのではないかと思うが、現状、無理はしていると思う。
- 使えるなら使ってみたいけど、選択肢がない。
- 今の家族と仕事の状況から積極的に使おうとは思わないが、必要性が生じたらお世話になりたい。
- 対応など心配。
- 病児保育などは、普段慣れていない人に看てもらうことになり、こどもの心理的にも負担がかかる。また、こどもの病気の時くらいは仕事を休むべきと考えるため。
- パパママが動ける状態なら使わなくても良い
- 登録はしていますが、なるべく使わない方向で調整しています。結果として使ったことなしです。
やはり「抵抗感」や心理的なハードルが多いように感じますが、それだけでなく利用できる時間などの「使い勝手」や、「情報の少なさ」という問題も見えてきます。
一方で、利用したことがある人たちの声がこちらです。
- 病児保育には本当に助けられました。かわいそうという声もありますが、先のことも考えたら有効な手段だと思います。また、自宅で診るより医療機関にいる方が急変にも対応してもらえて安心でした。
- とても必要、多くの方に知って欲しい。遠慮しないで使って欲しい。
- 夫婦とも仕事なので、必要に応じてシッターを頼み、子どもが馴染んだ人をお願いして助かった。
- 仕事を休めないこともあるので、使ってよかった。
- 病児保育は本当に救われました。子どもも楽しかったようでちょっと体調崩した時も、喜んで行きました。
利用したことがない人の「心配」という声とは対照的に「安心」という声もありました。
病児(病後児)保育は医療機関が関わっていることを考えると確かにそういう一面もありそうです。
いずれにしても感謝や前向きな声が多かったのは事実。
反対に利用して良くなかったという声は、今回届きませんでした。
改めて選択肢のひとつに入れることも検討していいかもしれません。
最後に。
保育園の急な呼び出しについて、各家庭の悩みや困っていることを聞きました。
- このご時世なので、祖父母の力はなるべくなら借りたくない。体調悪い時に預けて新型コロナでしたとなったらと考えると…。
- 職場の理解がないと、対応不可という話は至る所で聞く。地域内でも相互にというのが理想ではあるが、高齢者世代は「自分達も苦労したんだから若い世代も苦労しろ」といった空気感が自分の住むあたりでは主流で、ホント、どうにかならないものか…。
- 緊急時は祖父母にお世話になりっぱなしで頭があがりません。悩みと言うより感謝です。祖父母が病気で緊急出勤になった時の方が悩みそう。
- 普段からこども優先と伝えてはいるが、何日も続くと仕事に支障が出てきて大変。
- 朝一のミーティングが外せない時ほんとドキドキして調整した。その頃はリモートがなく全てリアルだったので。
- コロナ休園、コロナ休校は、日数が長く、互い違いにくるとしんどいですね。
コロナの影響、これは本当に悩ましいですね。
また、急なお迎えに祖父母も協力してもらうということも、これからの課題になってくるのではないでしょうか。
今回も、ご協力いただき本当にありがとうございました!
さて!
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