9月、新学期の始まりは学校に行きたくない子どもが増えるタイミングです。
気持ちが憂鬱になって前向きになれない時があるのは、何も子どもだけではありません。
大人にだって、パパにだってそういうときはあるはず。
どのくらいの頻度で仕事に行きたくないと感じるか、またその理由は?
そんな時は休むのか、それともどうやって切り替えて出社しているのか。
今回は「パパしるべ」のLINE公式アカウントに登録している1400人以上のメンバーに、昨年も実施した「仕事に行きたくない時」についてアンケートしました!
▼昨年のアンケート結果はこちら
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4人に1人が「ほぼ毎日」!? パパだって仕事に行きたくない時はある
もうすぐ夏休みが終わって2学期が始まります。 子どもたちが学校などに行くことをためらうようになるのは、こういった長期休暇からあけるタイミングが多いと言います。 では、パパたちは「仕事に行きたくない」と ...
仕事に行きたくないパパ「ほぼ毎日」の割合が激増!?
今回まず、ひとつ目に聞いた質問は「仕事に行きたくない(したくない)と思ったことはありますか?」というものでしたが、これは昨年同様「100%」。
まあ、でもこれは誰しもバイオリズムがありますから、当然のことかもしれません。むしろ安心かも。
気になるのはここから先です。
続いてはそれがどのくらいあるか?ということ。
仕事に行きたくないのはどのくらいの頻度ですか?2023年版
- ほぼ毎日:47.4%
- 月に数回:26.3%
- 年に数回:21.1%
- その他:5.3%
えーと……マジっすか!?
「ほぼ毎日」が半数に迫る勢いとは、ちょっと衝撃的な結果だと思ったのですが、こういった結果が出た以上、むしろ半数の人の反応は「やっぱり」「だよね」なのかもしれません。
ちなみに、昨年の結果は…
仕事に行きたくないのはどのくらいの頻度ですか?2022年版
- ほぼ毎日:26.1%
- 月に数回:34.8%
- 年に数回:34.8%
- その他:4.3%
おおむね4人に1人。
この時はこの結果でも衝撃的だったのに、今年は2倍近くに膨れ上がっているとは。
その背景にはどんな理由があるのでしょうか?
仕事に行きたくないのはどんな時ですか?
1位:仕事が憂鬱なとき
2位:人間関係が憂鬱なとき
3位:体調がよくないとき
4位:家のことが落ち着いていないとき
この順位は昨年とほぼ同じ。
今回はもう少し深堀りしてみました。
仕事が憂鬱と答えた人の具体的な理由
1位:忙しすぎる
仕事にやりがいを感じない(社会のためになっていない、成果として見えないなど)
やりたくないことをやっている
どれもいかんともしがたいところがあるように感じますが、体力的にも精神的にも心配になってしまいます。
人間関係が憂鬱と答えた人の具体的な理由
1位:上司との関係
2位: 同僚との関係
2位(同率):取引先など外部との関係
ここでは「上司」が圧倒的でした。
立場が上の人といい関係を築くことがいかに難しいものかが浮き彫りになっていますよね。
一方で、「部下」との関係についてはかなり少数派でした。
「人間関係」よりも「仕事そのもの」が上というのは、なかなか厳しい現実だと思います。
「人間関係」はある種、巡り合わせというか運のようなところもあると思いますが、仕事もそうなのでしょうか。
いずれにしても難しさばかりが伝わってきます。
それでも半分のパパは休まず仕事に行く
行きたくないと思ったら休みにする確率は?
行きたくないと思うことはあっても、本当に休むのはなかなか勇気がいることですが、実際に休みにする確率はどのくらいなのでしょうか?
休みにする確率
回答者の平均は・・・14.7%
どんなに行きたくなくてもほとんどの人は行くということですね。
去年の平均が「22.6%」だったのでそれよりも下がっています。
また、「0%」つまり休むという選択をまったく考えないと言う人は約半分!
去年がほぼ3人に1人だったので、これも増えています。
働き方改革って進んでいるんじゃなかったでしたっけ?
「毎日行きたくないと思っている人が増えて、でも半分の人はだからといって休むことを考えていない」どのデータを見ても、ただただ心配になります。
それでも行くぞ!という時はどうやってモチベーションを上げていますか?
昨年も聞いたこの質問を今年も。
涙ぐましい努力が詰まっています。
- 道すがら甘いものを買って食べる。(30代)
- 夜はおいしいものを食べると決めて出かけます!(40代)
- 休んでも仕方がない。そのストレスを解消して、週末、おいしいものを食べに行こうと考えます。(50代)
やはり一番多かったのが「おいしいもの」。
食べ物の力は偉大です。
- 大学時代ぐらいに好きだった音楽を聴く。(50代)
- 乗り越えられる!と思って、戦闘曲を心にならして行く。(50代)
- 電車通勤中に録画したテレビを見る、ラジオを聞く。とりあえず気分をかえる。(30代)
食べ物の次に多かったのが音楽などのエンタメ系。
これもまた大事な心の栄養素ですよね。
- 帰ったらすることを計画!楽しみが先にあると頑張れる!…はず。(30代)
- 休みの日の楽しい予定を目指して頑張る。(30代)
先に待っている楽しみでモチベーションを上げるのも王道ですよね。
そのためにも楽しい予定をたくさんいれることが大事かもしれません。
- 子どもの写真を見たり、生活が苦しかった時のことを思い出して悔しさをバネにする。(30代)
- やりたい仕事に取り組めるタイミングで気分を上げる。(40代)
子どもの写真はパパママならではの最強アイテム!
と、皆さんいろいろな工夫をしているようでしたが、中には「モチベーションを上げない」という選択をする人もいました。
- 娘に「仕事行きたくない~」と言うと「仕事行かないとお金もらえないよ」と言われて仕方なく…いつものパターンです。(40代)
- とりあえず現地にたどり着く。あとは惰性。(40代)
- モチベーションはないまま、とにかく職場に行っています。(30代)
- 今日は行くけど、また今度休もうと思って行く。(40代)
ちょっとなんて言っていいのかわからない感じですが、とにかくお疲れ様です。
もしかしたら、「まあこんなもんだよ」と感じている人も多いかもしれない結果。
でも、やっぱり客観的に見るとパパたちのことが心配になってきます。
ちょっと、アドラー心理学のスペシャリストの熊野さんにもこの結果を見てもらおうと思います。
次回、木曜日の更新では、熊野さんが見たこの「会社行きたくないアンケート2023」の分析!
楽しみにしていてください!
ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!
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