妻と夫婦喧嘩したことがない!でも心の中では不満が残る夫にアドバイス

先日、パパしるべのLINE公式アカウントで「夫婦喧嘩に関するアンケート」を実施。

原因や様々な悩みについてリアルな実態がわかりました。

一方で、その回答の中にも「まったくしない」という夫婦がいました。

ちょっと羨ましいと思う人もいるかもしれませんが、その裏側で悩んでいるパパもいるようです。

今回は夫婦喧嘩を今までしたことがないけど、心の中ではモヤモヤしているパパからのご相談。

アドラー心理学を基にしたアドラー式子育ての熊野英一さんから、今後の妻とのコミュニケーション方法についてアドバイスをお伝えします。

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夫婦喧嘩はしない方が上手くいくわけではない

質問者
付き合っている頃から数えて6年間、妻とは喧嘩したことがありません。

もちろんイラっとすることはあるのですが、妻に言われると言い返すことができなくて飲み込んでしまうことばかり。

両親の夫婦喧嘩も見たことがないので、しない方がいいと思っているのですが、なんだかストレスが溜まっているような気がして、一回ちゃんと夫婦喧嘩をしてみたいと思うこともあります。

こんな自分は変わっているのでしょうか?

ほとんどの夫婦が、大なり小なりぶつかり合って夫婦喧嘩をした経験があると思います。

そういう意味では、変わっていると言ったらそうなのかもしれません。

ですが、そもそも夫婦喧嘩しないで済むならその方がいいので、喧嘩そのものだけではないモヤモヤする気持ちについて考えていきましょう。

我慢は決して美徳ではない

かつては、何か気に入らないことや、納得していないことでも関係性などいろいろなことを考えて我慢することが美徳という考え方がありました。

もちろん、我慢強いというのはその人の長所であり、ちょっと面倒やことや嫌なことを投げ出さずに続けることができることで、いい結果に結びつくこともあると思います。

ただ、コミュニケーションを密にとって協力していく関係であれば、我慢、言い換えれば自分を犠牲にすることで円滑に進んでいる関係は長続きしない可能性をはらんでいます。

我慢には限界があると思います。

いつか、我慢しきれなくなってしまった時に破綻してしまう関係ですから、健全だとは言えないですよね。

もちろんこれは夫婦に限ったことではありません。

相手に言わない方がラクなところもある

自分の言いたいことを言わないという方法は、目の前で起こりそうなもめごとや争いごとを減らすことになるかもしれません。

ただ、「喧嘩しない」ということだけを優先した安直な方法でもあります。

根本的な解決には至ってない「その場しのぎ」でしかなく、だからこそ同じようなことが繰り返される可能性も極めて高い。

その上で、自分に嘘をつき続けたあなたが突然限界を迎えて破綻するようなことになったら、相手からすると急に最悪の状況が訪れるわけで、納得しにくいでしょう。

そういう意味でも言いたいことを言わないということは、相手にとって失礼な行動でもあると思います。

言いたいことを言うのが苦手という気持ちには共感できますが、大人として互いに言いたいことが言える関係を築いていくために努力や工夫することはしていった方がいいと思います。

言わない方がもめないし、否定されて傷つくこともない、あくまで想像ですが、心のどこかで「言わない方がラク」だと感じているところはありませんか?

何より、あなたのやり方を学んだお子さんが同じような行動をとって、今あなたがしている辛い思いをしてしまう可能性も充分に考えられるので、勇気を出すタイミングなのかもしれません。

夫婦喧嘩をしなくても言いたいことは言える

両親は本当に夫婦喧嘩をしていなかったのか?

質問の中に「両親の夫婦喧嘩を見たことがない」と書かれています。

実際にそうだったのかもしれませんが、あなたが見ていないところでしていた可能性は十分にあります。

子どもの前では喧嘩をしないと決めている夫婦もたくさんいます。

また、本当に夫婦喧嘩をしていなかったとしても、「言いたいことは言っていた」ということも考えられます。

ただ、それが喧嘩になるほど感情的にならずに済むタイプだったのかもしれません。

互いに言いたいことを言ったうえで、折り合いをつけて双方が納得して進むということができていたのであれば、それはベストだと言えるでしょう。

世の中には、相手に自分の考えを押し付けて論破したり、マウントをとったりして優越感にひたる人もたくさんいます。

そういう人を見て、「相手とは違う自分の意見を言うこと=喧嘩になる」と決めつけてしまっているのかもしれないと感じます。

言いたいことを言うために必要なもの

夫婦といえ別の人間ですから感じ方も違えば、考え方も違います。

だからこそ意見が違うことも当たり前のはず。

本来、どちらもそれぞれの考えのもとなのでその意見には上も下もなくて、その時にどちらを選ぶか、または折衷案を取るか、と考えればいいはずですよね。

あなたの妻はそれができずに、意見を言ったら必ず感情的に言い返してくると思いますか?

これもまた「相手は受け容れてくれない」という決めつけに見えます。

「この人であればこちらの意見も冷静に聞いてくれる」という信頼がないようにも感じます。

もしかしたら「自分なんかが言っても聞いてくれないだろう」と、相手が自分のことを信頼していないとも思っているかもしれません。

言いたいことを言い合うためには、この「相互信頼」がもっとも大事なポイントです。

もちろん信頼を通り越して、なんでも言いたいことを言えばいいわけではありません。

相手が傷つくことや、単なるわがままをぶつけるのは、相手を尊重していないことであり、甘えているように感じます。

互いに尊重して思いやる「相互尊重」もまた大事なポイントです。

質問の最後には「夫婦喧嘩をしてみたい」とも書かれていましたが、一見、言いたいことを思うままに吐き出してぶつけることはスッキリしそうに見えるかもしれません。

が実際は必要以上に相手を傷つけてしまって、結果的に遺恨を残してしまうことだってあると思います。

互いの意見を出し合って、同じゴールを目指して対話をするためには「相互信頼」と「相互尊重」の両方が必要です。

反対に言うと、この両方があれば、むやみに夫婦喧嘩をしなくても済むはず。

その辺りのことを踏まえて、次に妻と違う意見があったときには勇気を持って伝えてみてほしいと思います。

もちろん、感情的にならずに穏やかに。

そうすることで少しはモヤモヤが減ることを願います。


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 争いにならないためだけに言いたいことを言わないのは安直な選択
  • 言いたいことを言ったら必ず感情的な夫婦喧嘩に発展するわけではない
  • 「相互信頼」「相互尊重」を意識して、言いたいこと伝えればOK

読み進めながら「なるほど」と思った方もたくさんいるとは思いますが、「でも感情的になっちゃうんだよな」と思った人も同じくらいいそうな気がします。

「相互信頼」はもちろん「相互尊重」も忘れずにいきましょう!

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