改正育児・介護休業法の改正を機に、今まで以上に注目を集めている男性の家事育児参画。
パパ自身も時代の変化の中で、それぞれが思っていることがあるはずです。
しかし、その声はなかなか世の中に発信されません。
そこで「パパしるべ」では、環境の変化が大きい2021年の「子育てをする今どきパパたちのホンネ」をまとめた「パパのホンネ白書」の製作に乗り出します!
今回はその概要をお伝えします!
なぜ今「パパのホンネ白書」なのか?
そもそも「白書」といえば、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
「経済白書」や「外交白書」といった官公庁が発行したものもあれば、「いちご白書」「幽遊白書」「親バカ青春白書」「あすなろ白書」「ビバリーヒルズ青春白書」といったエンターテインメント作品のタイトルに使われているものが浮かぶ方もいるでしょう。
調べてみると、イギリスの外交報告書が起源と言われている「白書」は、中央省庁などが編集した刊行物で、世の中の実態や政府が行っている施策の現状分析などをまとめた発表資料で、白い表紙だったことから「white paper」=「白書」と呼ばれるようになったもの。
転じて現在では省庁や自治体だけでなく、一つの分野において調査した実態や現状分析をした発表資料として、幅広く使われています。
先日パパしるべでも紹介した積水ハウスの『男性育休白書』もその一つ。
男性育休の現状調査や様々な分析がされています。
では、なぜ今「パパのホンネ白書」なのか?
それは、注目が集まっているからです。
少子高齢化や労働力不足、女性の社会進出などの社会課題を改善するためには、男性の家事育児参画が必要だという声は、もう聞き飽きるほど聞いたと思いますし、なかなか前に進まなかったところです。
しかし、改正育児・介護休業法も可決して、これまで男性の家事育児参画の大きなきっかけになると言われてきた男性の育休を取り巻く環境が変わります。
実際に取得率も12.65%と大きく増えました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大企業はリモートワークを実施し、週末も外出が難しいため家族で過ごす時間が増えました。
パパが家にいる時間が増えたという暮らし方の変化は、男性自身も、家族にも大きな影響を与えていると思います。
そんな今、パパたちが何を考えているのか?感じているのか?
これをまとめて世の中に伝えたいと考えたのです。
パパだってみんなと思いを共有したい!
職場でも家庭でも空気を読んで言いたいことを飲み込むことってありますよね。
もちろんこれは男性に限ったことではありませんが、「女子会」や「ママ会」など気の置けない仲間たちとたまったストレスを吐き出す場を作るのが上手な女性が多いことを考えると、男性の方が心の中にはたまっているものが多そうです。
また、今の子育て世代が子ども時代を過ごした1980年代から90年代は「弱音を吐くな」「涙を見せるな」と男性に強い姿が求められてきた時代です。
その価値観がいまだ心のどこかに残ることも多く、ネガティブを吐くことは憚られると感じている男性はいまだ多く存在するでしょう。
だからこそ、なかなか世に出ることがないものではないでしょうか?
「パパしるべ」で過去にインタビューした、お茶の水女子大学の理事で副学長の石井クンツ昌子先生も言っていましたが、パパに対する公的なサポートは女性に比べて少なく、悩みや思いを共有する場面は限られています。
また、以前実施したパパ友に関するアンケートではパパ友に悩みを相談するという回答もあり、思いを共有できる機会は求められていると考えられます。
パパのホンネは、もちろん幅広い人たちに届けたいところですが、他のパパたちにも届くことで、パパ自身の精神的な支えにもなってくれるのではないでしょうか?
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「パパのホンネ白書」目指すは1000人!
改めて「パパのホンネ白書」の具体的な内容は、この「パパしるべ」のオープンに先立って運営をスタートさせたLINEの参加型アンケートコミュニティ「パパしるべ総研」で毎週行っているアンケートの内容を抜粋して紹介し、専門家の分析を交えてまとめていきたいと考えています。
これまですでに20回ほどアンケートを実施し、記事としても紹介しています。
2021年9月時点での友だちの数は260人ほど。
まだまだこれでは「パパのホンネ」を知るためには足りません!
ぜひ、一人でも多くのに回答に参加していただきたいのです。
目標は大きく1000人です!
声がたくさん集まるほど、注目も集まります、考える人も増えます、そして社会が動く…かもしれません。
少しずつ変わり始めたこの状況を止めたくないのです。
我々の子どもたちが子育てをする時に、少しでも今以上にいい環境を作るためには動き続けることが必要だと感じています。
回答に参加してもいい!と思ってくれた方はぜひLINEの参加型アンケートコミュニティ「パパしるべ総研」にコチラから友だちになって下さい!
ぜひ、多くの声を届けるためにご協力よろしくお願いします。