パパが一人で子供を公園に連れて行った時に楽しめないパパを救うため、パパしるべ編集部がスタートさせた公園での実証実験「オレのワンオペ秘密基地」。
第3弾は、横浜市磯子区にある公園で2度目の実施。
リピートした場合にどんなことが起こるのか?よりつながりは強くなるのか?
その結果をレポートします!
前回大好評だったシャボン玉をパワーアップ!
パパしるべ編集長の杉山錠士です。
わが子を連れて公園に行ったときの経験とパパしるべ総研でのアンケートから、公園でなかなか繋がりを持てないパパたちが多いことからスタートした実証実験「オレのワンオペ秘密基地」。
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公園に受付を作りのぼりを設置。
遊びに来たパパたちに声をかけて、公園で遊んでいる間だけ、パパしるべがクラウドファンディングで作った一目でパパとわかる仲間の証「PAPATO」のリストバンドを身に着けてもらいます。
トイレに行きたいなど困ったとき、また孤独を感じた時に、同じグッズをつけている仲間に助けを求めたり、つながってもらえるきっかけを作ろう!ということです。
第3弾は、3週間前に一度実施した横浜市磯子区にある大型マンションBrillia City横浜磯子の、すぐ近くにある磯子台紅取第二公園に舞台を戻して実施しました。
3回目にして早くもおかわりとなるわけですが、同じところで何度か行うことで地域の雰囲気がどう変化するかも見たかったので、ここを選びました。
もちろん自治会長が協力的で実施しやすいこともあります。
過去2回の実施後のアンケートでは、やはり「一緒に遊べるグッズ」や「パパ同士をつなげる人」があるといい、という反応でしたが、人を用意するのは間に合わなかったので、まずはグッズの強化を図ってみました。
それがシャボン玉のアイテムたちです。
前回、習志野市のプレーパークで楽しそうなシャボン玉アイテムを出している方がいたので、アドバイスも聞いて、大きなシャボン玉を作るためのアイテムも今回は自作しました。
こちらは100均のハンガーを、ペンチを使って加工したもの。
シャボン玉の液をつける部分には、同じく100均に売っているテープタイプの包帯を巻きつけ、より液がしみこみやすいようにしました。
一回、娘の小学校で試してみましたが、やっぱりこの方が確実に大きなシャボン玉が作れます。
また、シャボン玉の液も、今回は自作ではなく市販されている「大玉用パワフル液」を購入。
その実力をチェックしようと考えていました。
もちろん、バルーンも用意しました。しかも、前回の4倍くらいの数。
これなら途中でなくなることも絶対ないでしょう。
まさに準備万端。
ところが…
そこには太刀打ちできないほどの強大な敵が待っていたのです。
子どもは風の子!でも、大人は…
まず、この日は朝まで雨がシトシト降っていて、そもそも実施できるか微妙な状況でした。
それでもなんとかあがって、ホッと胸をなでおろしていたものの、受付などの設営が始まった午前9時ごろの気温は4℃くらい。
そうです。最強の敵とは「寒波」と「悪天候」です。
実際は、すでに雨も上がっているのですが、遊具もまだ濡れているわけで、公園に出ようという空気感ではなかったかもしれません。
いよいよスタートという10時ごろにはだいぶ気温が上がってきましたが、それでも公園にいたのはほぼサッカー少年たちでした。
まだワールドカップが終わっていない時期だったこともあって、かなりガチめでサッカーを楽しんでいました。
しかし!そんなサッカー少年たちもシャボン玉には心惹かれた様子。
徐々に集まってきてくれました。
そして、サッカー少年たちを見守っていたパパは主旨を説明すると、快く協力してくれました。
なんてありがたいことでしょう。
聞けばこの公園にはよく一人で子どもを連れてきているそうで、アンケートで分かったワンオペパパの悩みの一覧を見て、
もう、これ共感しかないですね
と笑っていました。
自慢の新兵器は無事に能力を発揮してくれたし、市販のシャボン玉の液はやっぱりすごかったです。
やっぱり伸びが違いますね。これは本当に素晴らしい!
ただし、子どもたちがガンガン集まってくる中ではハプニングも満載でした。
まず、みんなのテンションが上がってくると、シャボン玉の液の消費スピードが半端じゃない。
さらに、地べたに液を入れたプレートを置いていたので、踏んでしまってガンガンこぼしまくるのです。
すでにわが子も小学校高学年なのですっかり忘れていましたが、小さい子の自由なふるまいに、「ああ、そういえば確かにみんなこんな感じだったな」と様々な悪夢を思い出しました。
には夫婦で大きいシャボン玉の中に小さいシャボン玉を入れるというテクニックに挑戦してくれる人も出てくるなど、その後は徐々に人が増えてきたのですが、やっぱり来るのは子どもが中心。
子どもは風の子とはよく言ったものですが、大人にとっては寒さはなかなかツラいものです。
実施後のアンケートもやっぱり回答数が少なく、ほぼ参考値にしかならない状況でしたが、こんな貴重な声も届きました。
- まだ着けていたのが、自分1人だけだった。ただ、仲間意識ができるのだろうと感じた。
- 妻も一緒に来ていた事や、終了間際に参加した事で、他のパパとの交流はほぼ無かったが、趣旨には強く賛同しました。
- 初めて知りました。とても大切な取り組みだと感じました!
そして、今回もまた「この取り組みがあったら次回も参加したいですか?」という問いには100%が「したい」と答えてくれました。
これは本当にうれしい限りです。
それにしても、やっぱり自然にはかなわないと言いますか、そもそもこんな公園遊びの企画を真冬にやろうということ自体がチャレンジ過ぎるのかもしれません。
とはいえ、子どもたちの遊びたい気持ちは真冬だろうが、真夏だろうが変わらないのも事実。
そう考えると、今後は公園に限らず、屋内での実施も視野に入れる必要もありそうですね。
どこかパパたちがスッと集まってくれるような屋内施設に心当たりがある方は、ぜひパパしるべに教えてください!
こちらの問い合わせフォームからお願いします!
さて、次は年明けになると思いますが、実証実験は引き続き続けていきますので、ご期待ください!