料理には本当に様々なメニューがありますが、バリエーションを広げるのはなかなか難しいところ。
そこで、今回は簡単にバリエーションを広げる手助けをしてくれる調味料の中から、世界各地で人気の個性的なモノをピックアップしてみました!
普段の料理にちょっと付け加えるだけで刺激度アップ、そんな大人のちょい足しにおすすめの調味料をご紹介します。
ちょい足しにおすすめ!ベトナムの食べるラー油「サテトム」
ベトナムのマーケットなどではどこでも売られているというオーソドックスな調味料「サテトム」。
「トム」はタイ料理でおなじみの「トムヤムクン」にも入っていますが、エビのこと。
「サテ」は元々、肉を焼いたりする料理のことでしたが、今は「サテ」に使う調味料という意味だそうです。
まずは、シンプルにサラダチキンで味見。
直訳すると「エビの調味料」なので、エビの風味も感じられますが、唐辛子やニンニクなどの香辛料も入っていて結構辛め。
ただ、レモングラスが入っているので清涼感もあってスッキリとした食後感があります。
子どもの食べる料理に使うというよりは、もう少し刺激が欲しいかなと思った時におすすめです。
生春巻きや餃子などのつけだれにちょっと足すのもおすすめですが、試してみた中で絶品だったのがコチラ!
卵かけご飯!
味が濃いので、今回は黄身だけで濃厚な感じにしてみました。
少しだけ醤油を足すと、味の土台がさらにしっかりするので、辛さよりもエビとレモングラスの風味が際立ちます。
ネクストブレイク必至!奥行きが広がる辛味噌調味料「サンバルブラチャン」
続いては、シンガポールから。
シンガポールやマレーシアでよく使われる調味料「サンバル」という辛いソースと「ブラチャン」というエビを発酵させたペースト。
この二つは、一緒に使うことが多いそうなのですが、どうせならもう先に混ぜちゃおう!というのがこの「サンバルブラチャン」です。
こちらもまずはサラダチキンで味をチェック。
エビと唐辛子となると、さきほどの「サテトム」と似ているのでは?とイメージしていましたが、全然違います!
しっかり甘みがあるんです!
各地の料理では味に深みが出ることから砂糖を使うことも多いですが、「サンバルブラチャン」にも砂糖がしっかり入っています。
さらにベースになっている味噌も効いているので、旨さが凝縮されています。
またペースト状なので、かけるタイプというよりはちょっと溶かしたり、混ぜるものに使いやすいです。
味噌汁に混ぜてみたらグッと深みが増して、和食から一気にエスニック料理に変わりました。
オススメは、炒め物に使うこと。
現地でも「サンバル」も「ブラチャン」も炒め物に使うことが定番のようなので、やはりピッタリ。
シンガポールやマレーシアは中華料理の影響も色濃い地域なので、中華風の組み合わせにバッチリです。
今回は空心菜で試してみましたが、ご飯もお酒も進む最高の一品になりました。
「サテトム」は以前から、雑誌やテレビで取り上げられて知名度が高いと思いますが、「サンバルブラチャン」はまさにこれから注目を集めていく調味料。
先にチェックしておきましょう!
スッキリ爽やか!見た目もキレイな調味料「カシスマスタード」
辛い物ばかりだと子どもは食べられない!という声も聞こえてきそうなのでラストはフランスからちょっと違う刺激的な調味料を。
名前のままですが、カシスの風味がついた粒マスタードです。
いったいどんな味になるのか?
気になるのでまずはサラダチキンでチェックしてみましょう。
パッと見は梅干しペーストのようにも見えますが、もちろん味は違います。
マスタードといっても粒マスタードなので、辛みは少なく、酸味もありますが、しっかりとカシスの爽やかな果実味もあって今まであまり体験したことがない味わいです。
さらに!
そもそもが粒マスタードですからお肉にも合います!
今回は赤身の牛肉にそのままつけてみましたが、一気に高級感がアップ!
家庭での日常使いにも使えますが、友達が遊びに来た時にちょっと添えて出したりすると、話題にもなりますし、注目も集められるのでおすすめです。
調味料ひとつでこれだけ広がるバリエーション!
世界にはまだまだいろいろなものがあると思うので、皆さんもぜひおすすめを探して試してみてください!