悩みを相談しても「みんなそうだよ」と話を聞いてくれない妻。どうすべき?

「夫婦だからこそ悩んでいることや困っていることを話したい!」

そう思っている人はたくさんいると思いますが、うまく共有できないこともありますよね。

今回は、妻に悩みごとを話しても、「みんなそうだよ」とちゃんと話を聞いてくれないことに悩むパパからのご相談です。

「みんなそうだよ」と言いがちな人の裏にある思いとは?

どうしたら上手く伝えることができるようになるのか?

アドラー心理学のスペシャリスト、熊野英一さんから具体的なアドバイスをいただきました。

同じようなことに悩むパパ、必見です。

「みんなそうだよ」の裏側にある妻の思いとは

質問者
4歳の娘がいますが、なかなかうまくコミュニケーションが取れていないと感じていて悩んでいます。

また、その悩みを妻に話すと「みんなそうだよ」と言ってちゃんと聞いてくれないのです。

妻は他の悩みについてだいたい「みんなそうだよ」と言うので、悩みがちゃんと消化されず辛いです。

どうしたらいいでしょうか?

夫婦は互いの悩みや困りごとについて、協力して向き合っていくことができればいいのですが、なかなかそうもいかないケースはありますよね。

悩みを聞いてくれない妻とどう向き合っていけばいいのか、一緒に考えていきましょう。

「みんなそうだよ」と言う人はどんな人?

育児のことだけでなく、仕事のこと、人間関係のことなど幅広く見ると悩みが全くない人はほぼいないでしょう。

なので、「みんなそうだよ」という言葉もそれはそれでその通りかもしれません。

ただ、コミュニケーションとしては、悩みを打ち明けたのに、そうバッサリと切り捨てられてしまうのは、寂しいものです。

まずは「みんなそうだよ」と言う妻に共感してみましょう。

あくまで推測にはなりますが、妻自身はとても頑張り屋さんで困難に取り組んでいくタイプのように感じます。

「辛いのは自分だけじゃない、みんなそう、だから自分も頑張らないと」と自分自身を奮い立たせて、我慢して頑張ることが当たり前だと思っているかもしれません。

そんな妻にしてみれば、(妻から見れば)大したことがないことに悩み、それを打ち明けてくるあなたに対して、「私だって辛いけど頑張っているのに甘えるな!」と思ってしまうところがあるのかもしれません。

どうでしょう?そんなことはないですか?

頑張り屋さんの弊害

きっと「頑張り屋さん」であることは妻のストロングポイントになっていることでしょう。

そして周囲からも自分自身もそれを評価していると思います。

それ自体は決して悪いことではありませんが、同じことを周囲にも求めてしまっているのではないかと思います。

夫婦とは言え違う人間。

ストロングポイントも違えば、タイプも違います。

なのに、同じものを求められるのはとても辛いところ。

これでは決していい関係とはいえないでしょう。

また、無理をして頑張りすぎている場合であれば、妻自身にも常にストレスがかかっている状況になると思うので、いつかキャパオーバーとなって爆発してしまう恐れもあります。

さらには、体調を崩したり、うまくいかなくなった時に必要以上に自分を否定することにも繋がりかねません。

では、そういう妻とどう付き合っていけばいいのでしょうか?

話を聞いてくれない妻を変えようとしない

完璧を求めるのをやめましょう

アドラー心理学のポイント

不完全な自分を受け容れよう

アドラー心理学では、人はそれぞれ「自分らしくありのままでいること」が、心地よく過ごすためには大切だという考え

高い理想を持って取り組むことは素晴らしいことですが、理想通り完璧にこなそうとして、辛いという思いに蓋をするなど無理をすることは、「ありのまま」とは言えません。

あなたの妻のような頑張り屋さんは、

  • 「辛いと感じる自分はまだ頑張りが足りない」
  • 「スムーズにできない自分は能力が足りない」

といったことを考えて、「もっと頑張ろう」としがち。

そして、そんなダメな自分を認めたくないと思っているでしょう。

とはいえ、そのできないことがある自分こそ、ありのままの姿。

そんな自分と上手に付き合っていくことが大切です。

だからこそ、不完全な自分を受け容れることが必要なのです。

妻もそれができれば、きっと肩の力が抜けて、悩みを伝えても跳ね返すようなことはしなくなると思います。

やはり「妻に共感ファースト」が大事

だからといって妻に、「そういう言い方はよくない」といった否定をすると、妻が大事にしている「頑張っていること」を否定されたように感じて、火に油を注ぐことになるでしょう。

まずは、妻がイライラしたり困ったりしているときに、その思いに共感し、「大丈夫だよ」などサポートする姿勢で寄り添い、いたわることから始めてみましょう。

妻を変えることは難しいし、それ自体が妻のありのままを崩すことにもなります。

であれば、変えようとはせず、そのままの妻と付き合いながら、自分自身が悩みや困りごとに共感する姿勢を見せていくことで、妻の緊張がほどけていく可能性は高くなると思います。

これからお子さんが大きくなっていくと、もっと難しいことに直面することもあるでしょう。

今のうちに、二人で協力してやっていくための関係を築くチャンスかもしれません。

時間はかかるかもしれませんが、ぜひ根気よく向き合ってみてください!


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • 「みんなそうだよ」という人は頑張り屋さん
  • 妻が完璧を求めて頑張りすぎないようにサポート
  • 否定することはせずに共感して寄り添う姿勢で付き合っていく

悩みを聞いてもらいたいという気持ちがあるからこそ、苦しいですよね。

時にイライラしちゃうこともあるかと思いますが、それこそイライラしてしまう不完全な自分も受け容れてゆっくりと進んでいきましょう。

熊野さんのアドラー式コミュニケーションの講座では、家庭はもちろん仕事でも使えるコミュニケーションのコツを学ぶことができます。

「子育てが思い通りにいかない」「仲良くしたいのに夫婦関係がギクシャクしてしまう」「職場の人間関係がうまくいかない」など、悩みを抱える方は自分で解決できるためのコミュニケーション術を学びます。

こちらも気になった方はぜひチェックしてみてください!

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