もともと太陽が苦手な女性陣に囲まれていたパパしるべ編集長ジョージ。
ところが昨年行った13年ぶり2度目の家族旅行で神津島に行って以来、アウトドアに興味を持った女性陣から「今年も行こう!」と提案されました。
そして向かった今年の夏旅!
ホテルや民宿ではなく、古民家を一棟貸しで宿泊してきました!
そこで感じた一軒家ならではの旅の楽しみとは??
▼昨年夏の神津島旅行の模様はこちら みなさん、この夏は楽しみましたか? 今年もまたあっという間に過ぎ去った夏。 メディアでは「3年ぶりに行動制限がない」という言葉が多くみられましたが、3年ぶりどころじゃない人もいるみたいです。 というわ ...
13年ぶり2回目の家族旅行で気づいた意外な“妻の変化”
家族旅行のリクエストは自然が豊かな古民家
パパしるべ編集長のジョージです。
昨年、13年ぶり2度目の家族旅行を存分に楽しんだ妻と二人の娘たち。
今年も夏になると、これまでのインドアぶりがウソのように
次はどこに行く?
とこちらの都合などお構いなしに「行く一択」で話がスタートしました。
妻、そして小6の次女たまちゃんに加えて、この春バレエ留学先のポルトガルから帰国して、本来7月には次の渡航先であるドイツに行く予定だった長女なっちゃんも一緒。
コロナ明けということもあり、海外渡航を希望する人が殺到しているそうで、ビザの取得は異常に時間がかかる状態(2,3か月はかかるそうです。留学を考えている方は気を付けて!)ということもあり、偶然日本にいるタイミングだったのです。
古民家に行ってみたい
女性陣からのオーダーは「涼しいところ」「自然が豊かなところ」そして「古民家」…古民家!?
アウトドアへの興味にはじまり、最近では田舎暮らしのYouTubeをひたすら観るようになり、果ては「移住とかどう?」と言い出している妻。
その延長で古民家に興味をもった様子なんですが…旅行で古民家ってどういうこと??
旅行予約サイト「Vacation STAY」で調べてみると、結構いろいろ出てくるものです。
ちょっと郊外にある古民家を一軒家丸ごと、コンドミニアム的に借りることができるんですね。
知りませんでした。
早速、家族会議の末、都心から割と近くて自然が多い埼玉県の秩父方面でちょうど良さそうな古民家を発見し、2泊3日の旅へ向かいました。
近場でも全然知らない場所がある
道中、久しぶりに持ち出した一眼レフカメラは助手席のたまちゃんに持っていてもらったのですが、勝手に写真を撮りまくる小6女子。
それはいいんだけど、なぜトンネルで撮る?もっと絶景はいっぱいあっただろうに。
それはさておき、2時間ほど走って着いたのは秩父郡小鹿野町。
まったくの初上陸。
そして、事前にあまり調べる時間もなかったので、前情報はほとんどありません。
というわけで、最初に向かったのはそういう時に頼りになる役場。
さすが、町の情報がいっぱいあったので、いろいろチェック。
海はなくても川がたくさんある埼玉県とあって、近くに水遊びができそうな川原もあり、近くには温泉も。
その他、滝などの見どころもたくさんあるようでしたが、今回はそこまで時間もないので、宿泊する古民家を中心にとにかくゆっくり過ごすことを考えて、予定を詰め込まないことにしました。
まったく知らないところに前情報なしに行くのがこんなに楽しいとは!
さすがに海外であれば不安もありますが、道中でも見慣れたコンビニやチェーンも見られたので「最悪どうにかなる」という感覚がありました。
ちなみに、観光交流館には本当にいろいろな写真がありました。
日本にも、同じ関東にもまだまだ知らない場所、知らない風習がたくさんあることを痛感しました。
宿泊先の古民家は懐かしい“実家感”
そんなこんなで到着したのが今回の宿泊地、古民家一棟貸しの一軒家。
外見からして年季が感じられます。
事前の情報でも
最大20名が泊まることができる古民家ログハウス。延べ床総面積は250平米以上
と書かれていましたが、中もとにかく広い!しかも久しぶりの和室!
もちろん今回初めて来たわけですが、理由はわかりませんが、実家に帰ってきたような安心感がものすごいのです。
ちなみに僕も妻もこういうところで育ったわけではないのですが、もしかしたらDNAに組み込まれているのかもしれないと不思議な感覚です。
左手に東屋。右手には蔵!
東屋はBBQコンロもあります。
そして蔵はリノベーションされていて中も広々キレイな住空間となっています。
残念ながら蔵は構造上エアコンをつけることができないそうで、さすがに今回のような真夏のタイミングではほとんど利用はしませんでしたが、涼しい季節に来たら満喫したいと思いました。
好きな時間に好きなモノを食べられるストレスフリー
今回はホテルや旅館とは違うので、基本的には料理も自分たちで用意することになります。
それを手間に感じる人もいると思いますが、我が家の場合は、いつもの安心したご飯が食べられることや、タイミングも営業時間にとらわれないのでとても心地よかったです。
近くに飲食店があり、外食もできる環境だったのも安心材料でした。
欲を言えば、もっと普段使っているキッチングッズなどを持っていけばよかったなと思います。
現地に着くまで具体的にどこまでグッズがあるかわからなかったので、途中で何度か近くの100均に行って買い足すことになったのは少しだけもったいなかったと感じています。
また、キッチンをはじめ水回りを中心にリノベーションが行き届いていたことも、安心して過ごせた理由のひとつでした。
本当にきれいでストレスはなかったです。
一番のハイライトは古民家の庭での朝BBQ!
先ほど、あまり予定を詰め込まなかったとは言いましたが、それなりに小鹿野町を中心とした秩父も堪能しました。
まずは川遊び!
古民家からは歩いて5分ほどのところに川があったので、ちょっとした水遊びも堪能。
え?この中に入ってくの?というところもありましたが、進んでいくと広い川原。
小6女子もしっかりとはしゃいでいました。
水遊びもそうなのですが、我が家の女性陣はなぜか石を拾うのが好き。
まるで、みんな宝探しをしているようで楽しそうですが、僕はちょっと退屈だったりします。
きっと、男の子がいたらビシャビシャになって遊ぶんでしょうね…(苦笑)。
そば、かき氷、秩父グルメも堪能!
秩父といえばやっぱりそば。
こちらは役場に置かれていたパンフレットを頼りに行きましたが、大当たりでした。
もともとそば好きの一家ですが大満足でした。
そして、20年以上行ってみたいと思っていた憧れの「阿佐美冷蔵」!
これはもう僕の思いが深くて、家族に付き合ってもらう形でようやく実現しました。
まあ、女性陣も喜んでくれたので本当によかったです。
庭でBBQができる幸せ
もうやっぱりこれがずっと楽しみだったBBQ!
しかもそれが庭でできるとは!
近所のスーパーでちょっと奮発した肉を買い、直売所で新鮮な野菜を買ってスタンバイ。
初級BBQインストラクターの資格はこの日のためだったのではないか、というほど張り切ってみました。
そりゃもうおいしかったですし、最高の時間でした!
ただ、張り切りすぎたようです。
正直量が多すぎました、買いすぎました。焼きすぎました。
これについてはごめんなさい。
ちなみにBBQのあとは、スイカ割りをしたり、花火をしたり、この広い庭を超満喫しました!
夜よりもすごかった朝食!
夜ももちろん満喫できたのですが、実はそれをしのぐほどだったのが朝!
厚めに切ったトーストに霧吹きで少し水分を含ませてからBBQコンロで表面カリカリまで焼く、アウトドアトースト!
アウトドア好きな知り合いから噂はたくさん聞いていましたが、これが想像以上のおいしさ!
あるあるですが、焼きあがるたびにあっという間になくなり、僕が食べられたのはかろうじて1枚だけ。
ま、それもよしとしましょう。
その気持ちはよくわかりますし、たくさん食べてくれている姿を見るだけで報われます。
2泊3日はちょっと短いようにも感じますが、自宅好きの我が家のメンバーにとってはこのくらいがちょうどよかったかもしれません。
飽きる暇なく全部を楽しみ、そして何より「また来たい」と思えるのがいいんだと思います。
帰りは、近くにある湧き水に立ち寄り、滞在中に空いたペットボトル全部においしい水を汲んで帰路へ。
ここでももっとたくさん入るタンクを持ってくればよかったなと感じました。
旅そのものももちろん楽しいものですが、こうして行く度にみつかる「もっとこうしたらよかった」。
これが積み重なっていくうちにさらに次の旅が楽しみになります。これも旅の良さなんでしょうね。
さあ、次はどこで何をしようか?そんな話題で盛り上がる我が家なのでした。