紙コップの可能性が広がる!? 「おかざきこそだて会議2024」は今年も大盛況!~岡崎市子育て支援事業レポート~

愛知県岡崎市とNPO法人ファザーリング・ジャパンが協働で行う、子育て支援事業の一環として毎年行っている恒例のイベント「みんなの声でつくる!おかざきこそだて会議」。

今年もたくさんの方が遊びに来てくれて大いに盛り上がりました!

ステージイベントをはじめ様々なスケールアップがあり、楽しみがより満載だった今年の模様をレポートします!

楽しめるだけじゃない!参加型イベントの醍醐味

各地の子育てイベントに参加するのを楽しみにしている、パパしるべ編集長のジョージです。

職業柄、規模も違えば、来るお客さんの雰囲気も違う様々な子育てイベントに参加してきましたが、個人的に毎年もっとも楽しみにしているイベントが、「みんなの声でつくる!おかざきこそだて会議」です。

岡崎市内で活動している、たくさんの子育て関連の団体の方の協力のおかげで実施しているので手作り感も満載ですし、何より子育て中の市民の皆さんが楽しそうに参加してくれる本当に温かいイベントなのです。

3年目を迎える今年は11月に、図書館交流プラザ「りぶら」で開催させていただきました。

今回はその模様をレポートしていきます。

普段なかなか聞けない周りの人たちの本音

まず、"みんなの声でつくる!"とタイトルにあるように、イベントのメインコンテンツともいえるのが、「シールアンケートワークショップ」。

夏に岡崎市内の子育て中の人たちに実施したアンケートの結果を掲示し、来場した皆さんに実態を知ってもらうとともに、共感したコメントにシールを貼ってもらうワークショップです。

事前アンケートの回答数は回を追うごとに増え続け、今年は1600件を超えました!

全部に目を通すのは本当に大変でしたが、うれしい悲鳴です。

会場のホール内では熱心にアンケート結果やコメントを見てくれる人たちも多く、どのコメントにシールを貼ろうかと真剣に悩む姿も見られました。

ちなみに、多くの共感シールが貼られたのはこんなコメントでした。

「旦那さんの激務がなくなれば家事負担してくれる。とにかく残業しないと生活できない世の中を変えて欲しい」

(30代 女性 子ども2人)

本当に、みんなの願いですねこれは…。

「精神的・時間的な余裕を持っていたい。子どもに優しく接したい」

(40代 女性 子ども2人)

過酷な現状が浮き彫りになっていますね…。

一方で男性たちの共感が多かったのはこちら。

「どうしても『家事分担をちょうど半分』というのが出来ないので、母親の方が負担が多くなってしまうが、それを歯痒く思っている父親も少なからずいるのを理解してほしい」

(30代 男性 子ども1人)

パパたちのリアルな気持ちが多くの賛同を得ていました。

忙しくて家事や育児ができないことをそれでいいと思っているわけではない、という心の叫びが伝わってきますね。

毎回、皆さんの普段ぶつけることができずにしまっている声が聞こえてきて、それを共有できる機会になっていることは素晴らしいと思います。

皆さんの声は来場した内田康宏市長にもしっかり届けました!

ホールに現れたのは…牛!?

そして、今回初登場となり多くの子どもたちが楽しんでくれたのがこちらです!

イベントに協賛してくれた森永乳業さんによる「模擬搾乳体験」!

ホール中央に鎮座した巨大な牛の模型に子どもたちも大興奮!

普段はなかなかできない模擬搾乳体験には行列が絶えませんでした!

今年も圧巻のステージ!

これまでも岡崎市内の様々なイベントで子どもたちを楽しませてきた子育て支援団体の皆さんにステージを盛り上げてもらいましたが、今年はさらにスケールアップしました!

まずは、これまでもお世話になってきた「あ・そ・ぼ」さんのファミリーコンサート。

さすが、百戦錬磨!会場のボルテージを一気に上げてくれます。

そして、こちらも恒例になっている「産後ケア ママイル」さんのバランスボールエクササイズ。

客席の皆さんも一緒にバランスボールで楽しみます!

今回は新たにこんなステージも!

岡崎市健康増進課の皆さんによる「お産劇」!

出産時の胎児の拍動を測るモニターの音などリアルな演出が満載でした。

さらには!

「まざりんプランツ」さんによる「親子リズム体操」!

こちらも客席と一体となって盛り上げてくれました!

とにかく経験豊富な皆さんのステージングは毎回子どもたちのハートをガッチリキャッチしていて、勉強になります!

工作や英語遊びなどがまだまだ飽きさせません!

一階の会議室では、「和っ家」「岡崎友の会 乳幼児グループ」「共育サロン・まなびんパーク」の皆さんが子どもたちに楽しい工作を体験させてくれました。

そして、和室では…

これまでも担当してくれた「食アレスマイルネット」さんによる素敵な読み聞かせ。

3階では「ヒッポファミリークラブ岡崎」さんの「英語やいろんな国のことばで遊ぼう!」。

「暮らしの教育機構」さんによる絵本の販売もありました。

さらに!2階の創作室では、今年度から始まった新たな取り組み「おかざきこども会議」の発表会!

小学5年生から高校生の委員が「新しくなる東岡崎駅」についてアイデアを発表。

パパたちも負けてられない!

今年も子どもを連れて遊びに来てくれたパパがたくさん!

これは本当にうれしい限りです!

皆さん、すっかり慣れた様子で楽しんでいました。

そして、忘れちゃいけないのがこのイベントで、昨年から大活躍している「おかざきパパマイスター」養成講座を受講しているパパたちの存在です!

事前に話し合った結果。

今年は「紙コップ」をテーマにいろいろな遊び方を考えてもらいました。

会場に到着したパパたちがせっせと作っていたのが…

岡崎市が誇るゆるキャラ「オカザえもん」の顔!

モザイクアートを作ろうとデザインしたのはいいけど、黒い紙コップが見つからず、奥さんに協力してもらい、黒い紙を貼って作ったそうです。

ちなみに足元を見ると…

しっかりと日付が。素敵な遊び心ですね!

さらに!

こちらは紙コップとストローを使ったクレーンゲーム。

子どもたちも夢中になっていました。

他にも、紙コップ工作コーナーや紙コップボーリングなどパパたちの創意あふれる工夫満載の遊び方に大はしゃぎ。

もちろん積んだり崩したりというシンプルな遊び方をする子もいて、思い思いの時間を過ごしていました。

ラストはもちろん子どもたち熱狂の「菓子まき」

普段であれば通路になっている「お堀通り」にも、この日はブースがたくさん。

「サークル風」「ねんねサロン岡崎」「トリクマカフェ&ハッピーdoファミリー」などの皆さんが、相談会や工作を実施してくれました!

本当に時間が過ぎるのがあっという間。

イベント終盤になると、再びステージが盛り上がります。

去年もイベントに参加してくれた保育芸人の「ポリスじろう」さんが登場!

現役ベビーシッターでもあるポリスさんにとって子どもたちを盛り上げるのはお手の物。

同時にパパやママたちには、いろいろな子どもたちと仲良くなる時に使うコミュニケーションメソッドも聞かせてくれました。

この日、イベントの各ブースをめぐって皆さんの様子を見ていただいた内田市長は、その盛り上がりを大いに喜んでくれました。

そして、そんな市長も参加してくれたクライマックスと言えば…

子どもたちが狂喜乱舞する「菓子まき」タイム!

市長が投げたお菓子をキャッチする機会なんてそうそうありません!

「菓子まき」を担当してくれた、おかざきパパマイスター養成講座を受講しているパパたちの前には子どもたちが集まる集まる。

昨年に続き、菓子まきの熱狂の中無事に幕を閉じた「おかざきこそだて会議2024」。

参加してくれた皆さん!ありがとうございました!

さらに土曜日にはあのイベントが待っています!

そして、今週末は今年最後の「PAPATOパークおかざき」です!

パパたちが子どもを連れて遊びに来てくれたら、パパマイスターたちが一緒に遊んでくれます。

特別何か持って行かなくてもOKです!

現状、ちょっとお天気が心配なので、事前にHPで開催場所をチェックしてからお越しください。

当日の午前中には開催状況を更新しておきます。

ぜひ、ステージ前にある「PAPATOパークおかざき」ののぼりを目指して来てください。

PAPATOパークおかざき

  • 開催日時:12月21日(土)14時〜
  • 場所:東公園(雨天の場合はげんき館)
  • 参加費:無料

詳細はこちらをチェック!

日に日に盛り上がっている空気を感じる岡崎市、まだまだ一緒に盛り上げていきましょう!