パパは知ってる!? 赤ちゃんの保湿が必要なのは入浴後だけじゃない

春に実施した「パパがやってみたい大賞＆ママがパパにやってほしい大賞2024」で、花王のビオレuシリーズが上位に。

それを受けて、パパしるべではパパたちの保湿意識に注目してきました。

ママとパパとの保湿意識にはどれほど差があるのか？

赤ちゃんの保湿が必要なのはどんなタイミングなのか？

意外と知られていない赤ちゃんの正しい保湿ケアについて、お伝えします！

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赤ちゃんの肌は生後3ヶ月でもっとも乾燥する...!?

「パパしるべ」編集長の杉山錠士です！

赤ちゃんの肌を見つめて50 年！

育児用品をはじめ、マタニティ用品・介護用品・保育サービスなどを手掛けるブランド「ピジョン」といえば、子育て世代にはすっかりおなじみ。

そんなピジョンが、赤ちゃんを中心とした成長・発達の基礎研究や、行動観察を通じたお困りごと・ニーズの掘り起こしなどお客様を真に見つめ続け、商品・サービスに繋げるための研究を行ってきた中央研究所のプレスリリースを発見しました。

参考

「生後たった“3ヵ月”で迎える“生涯最大のお肌の乾燥期”から肌を守る新常識洗いながらセラミドを補い保湿する『うる肌洗い（うるはだあらい）』のスキンケア」

リリースによると、赤ちゃんの肌は生後3ヵ月頃から皮脂分泌量が低下しはじめ、生涯最大のお肌の乾燥期を迎えるとのこと。

正直なところ、二人の娘を育ててきて、お風呂にもたくさん入れてきましたが、知りませんでした。

意外とパパが知っている??

では、ママたちはこのことを知っているのでしょうか？

中央研究所がママを対象に行ったアンケートの結果がコチラです。

生後3ヶ月で、生涯もっとも肌が乾燥する時期を迎えることを知っていましたか

知らない、知らなかった：61.8%
聞いたことはあるが、詳しくは知らない：28.0%
詳しく知っている、理解している：10.2%

どうやら、ママたちも知らない人の方が多いようです。

一方、同じ質問をパパにしてみた結果がコチラ。

知っている・理解している：38.1%
聞いたことはあるが詳しくは知らない：23.8%
知らない・知らなかった：38.1%

ええ！パパの方が知っている割合が大きい！

ただ、毎度のことですが「パパしるべ」のLINE公式アカウントに登録しているパパたちはかなり子育てに積極的な傾向があるので、あくまでこれは参考値かもしれません。

反対に言うと、子育てに積極的なパパたちでも理解しているのは4割程度とも言えます。

ここで改めてパパたちの保湿意識について確認すべく、こんな2つの質問もしてみました。

肌の保湿は大切だと思っていますか？

すごく思う：52.4%
ちょっと思っている：33.3%
あんまり思わない：4.8%
正直全然思っていない：9.5%

肌の保湿はしていますか？

自分はしている：9.9%
子どもはしている：42.9%
自分も子どももしている：33.3%
自分も子どももしていない：14.3%

保湿が大切だと思っているパパは8割以上。

そして少なくとも子どもに対しては、保湿をしているパパが4人に3人を超えています。

「パパしるべ」に登録しているパパというバイアスを踏まえても、かなり保湿意識は高いと感じられますよね。

でも、実はちょっとした落とし穴もあるようです。

赤ちゃんの保湿が必要なのは、入浴後だけではない...!?

個人的な感覚ですが、保湿というと、お風呂上りに乳液などを塗ることが一般的だと思っていました。

また、その意識は多くのパパママも同じのようです。

赤ちゃんの沐浴・入浴において、どの程度保湿を重視するか？

まずは、中央研究所が行ったママ向けのアンケート結果がコチラ。

中央研究所が行ったママ向けのアンケート結果

一方、パパたちの結果がコチラ。

パパしるべが行ったパパ向けのアンケートの結果

ママとパパのアンケート結果をまとめると、下記になります。

質問内容	ママの回答	パパの回答
汚れをちゃんと落とす
とても重視している	46.0%	52.4%
やや重視している	35.4%	38.1%
どちらともいえない	11.2%	9.5%
あまり重視していない	2.2%	0%
まったく重視していない	5.2%	0%
入浴後の保湿
とても重視している	51.2%	57.1%
やや重視している	31.6%	38.1%
どちらともいえない	12.0%	9.5%
あまり重視していない	2.0%	4.8%
まったく重視していない	3.2%	0%
入浴中の保湿
とても重視している	31.8%	9.5%
やや重視している	37.4%	38.1%
どちらともいえない	18.8%	23.8%
あまり重視していない	7.8%	0%
まったく重視していない	4.2%	28.6%

「汚れをちゃんと落とす」「入浴後の保湿」については、むしろパパたちの方が重要視しているような結果となりました。

ただ、一方で「入浴中の保湿」についてはパパで重視している人は1割にも満たない状況。

ママの方は「とても重視している」が3割程度いますが、それでも汚れや入浴後の保湿とは大きな差があります。

ところが！リリースを見るとこんな言葉が。

「入浴中に肌は水分を含み飽和状態になり、角層細胞が広がることで保湿成分『セラミド』などのうるおい成分が体外へ流出していることもあまり知られていません」

これは知りませんでした…。

きっと、肌の乾燥が心配で保湿もちゃんとしないと！と思っているパパも知らなったのではないでしょうか？

このリリースを監修した、皮膚科医の日比野佐和子先生はこの結果を踏まえて、赤ちゃんの肌バリアを保つスキンケアの新常識“うる肌洗い”3つのポイントを挙げています。

ポイント1

◉セラミド配合のボディソープを選ぶ

沐浴・入浴によるセラミドの流出で、水分はどんどん蒸散してしまうので、沐浴・入浴の最中からセラミドを含んだボディソープでうるおいを補うことが重要です。

ポイント2

◉「弱酸性」「低刺激」のボディソープがおすすめ

赤ちゃんの肌のバリア機能を維持するためには、肌を弱酸性に保つことが重要です。

アルカリ性のソープは泡立ちがよく洗浄力も高い一方で、汚れ以外にセラミドなどのうるおい成分も洗い流してしまい、洗いすぎに繋がりやすくなります。

未熟な赤ちゃんの肌には刺激を与えすぎない「弱酸性」「低刺激」なものを選びましょう。

ポイント3

◉こすらず泡で包み込むようにやさしく洗い上げる

汚れを落としたいと思うあまり、強くこすったりしてしまうのはNG 。

泡で包み込むように優しく洗い上げましょう。洗いすぎないやさしい沐浴・入浴がおすすめです。

赤ちゃんは汗をかきやすいため、これからやってくる暑い時期は自然と沐浴・入浴の回数も増えますが、沐浴・入浴中もセラミドなどのうるおい成分は流出し、乾燥が進むため注意が必要とのこと。

お風呂に入れることを担当しているパパも多いと思いますので、これからは「うる肌洗い」を心がけていきましょう！

今回もご協力いただきありがとうございました。

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