料理をするパパと、仕事に邁進するママを描いた普及の名作「クッキングパパ」は、1985年の連載開始から40年を迎えました。
かつては「料理はママの役目」が当たり前でしたが、今は男性も積極的に料理をすることが求められる時代。
では実際、どれくらいのパパが料理をしているのでしょうか?
今回はパパしるべのLINE公式アカウント登録パパたちに料理事情をアンケート。
頻度や夫婦の分担スタイル、得意料理から料理をするメリットまで、リアルな声をご紹介します。
パパが料理をする頻度と夫婦の分担事情
1日3回チャンスがある上に、大人と子どもで作り分けたり、食べる時間がずれたりすると、さらにやる機会が増えるので、おそらく家事の中では最もたくさんやらないといけない「料理」。
“おふくろの味”なんて言葉があるようにかつてはママが中心の家庭がほとんどでしたが、共働きが多い今はどのくらい事情が変わってきているのでしょう?
ただし!
いつものことですが、回答してくれているのは「パパしるべ」のLINE公式アカウントに登録している方々なので、基本的に家事育児に積極的で、しかもこういったアンケートはやっていない人が答えにくいのでかなりバイアスがかかった結果になっていると思うので、あくまで参考値としてみてもらえたらと思います。
では!まずはパパたちがどのくらいの頻度で料理をしているのか、聞いてみました。
料理をする頻度を教えてください
アンケート結果
- ほぼ毎日:30.3%
- 週に3,4日(週末を含む):27.3%
- 週に3、4日(週末を含まない):6.1%
- 週に1,2日(週末を含む):18.2%
- 月に数回:9.1%
- 年に数回:3.0%
- ほとんどしない:3.0%
- まったくしない:3.0%
「ほぼ毎日」が3割超え!!!
週に3日以上のパパに至っては6割を超えています!これもすごい確率ですね。
では、夫婦ではどう分担しているのでしょうか?
料理の分担は夫婦でどうしていますか?
当然ですが、分担するかしないか、どう分担するかは家庭ごとにかなりバリエーションがあるようです。
もし分担に悩んでいるようであれば、参考にしてみてください。
続いて、これほど料理をしていうパパが多いようなので、ちょっとハードル高めな質問もしてみました。
離乳食を作ったことはありますか?
アンケート結果
- よく作った(作っている):27.3%
- たまに作った(作っている):30.3%
- ほとんど作っていない:27.3%
- 作ったことはない:15.2%
普段の料理とはまた少し違うスキルが求められる離乳食。
さすがにこちらは「よく作った」が3割を切りましたが、離乳食の時期はママがまだ育休中で、自分でやりたいと思っているケースもかなり多いと思うので、その中でこの割合はかなり高いと感じます。
いつから始めた?料理をするパパたちの意外な特徴
かなりのパパが料理をしていることがよくわかりましたが、気持ちの面ではどうなんでしょう?
苦手だけどイヤイヤやっている人も多いのでしょうか?
ということで、聞いてみました。
料理は得意ですか?
アンケート結果
- とても得意:15.2%
- わりと得意:45.5%
- あまり得意じゃない:33.3%
- 苦手:6.1%
得意な人が6割!
しかも「とても得意」という自信満々のパパが、15%もいるというのは素敵なことですね。
回答しているのがパパしるべの公式LINEアカウントに登録している積極的なパパだとしてもこれだけいるのは素晴らしいですね。
料理は好きですか?
アンケート結果
- 大好き:18.2%
- わりと好き:63.6%
- あまり好きじゃない:15.2%
- 好きじゃない:3.0%
なんと8割以上が好き寄りの回答。
少なくともイヤイヤやっている人はかなり少ないようです。
しかも面白いのは前の問いで「あまり得意じゃない」と答えた人のうち、6割以上が好き寄りの回答をしているんです。
やっぱり好きは得意かどうかとは別なんですね。
そんなパパたちの料理歴はどのくらいなんでしょうか?
いつから料理をしていますか?
アンケート結果
- 中高生以下から:38.7%
- 大学生から:35.5%
- 社会人になってから:12.9%
- 結婚してから:6.5%
- 子どもが産まれてから:6.5%
これまだ驚きの結果ではないでしょうか??
「中高生以下から」が最も多くて4割弱。
「大学生から」が続き、この2つでなんと7割を超えています!
「結婚してから」「子どもが産まれてから」はかなりの少数派だったことは衝撃的ですね。
では、そんなパパたちの得意料理はなんなのでしょう?
得意料理はなんですか?
かなり割れましたが、ツートップとなったのは「パスタ」と「カレー」。
特にカレーは「バターチキンカレー」というこだわりのみえる回答が届きました。
これも続いて多かったのは「鳥のから揚げ」と「野菜炒め」。男料理の定番ですよね。
加えて複数回答があった意外なものが「蒸し野菜」。確かに手間は少ないですし、栄養バランスを考えるといいですよね。
「ヘルシオの蒸し野菜」という具体例も届きました。
また、ジャンルで多かったのは「中華」。
ズバリ中華料理全般という方もいましたが、「チャーハン」「レバニラ」「麻婆豆腐」という具体的なメニューも挙がりました。
中でも驚いたのはコチラ。
- 何でも作るからこれというのは特にないけど、強いていえば雲白肉かな?
雲白肉(ウンパイロー)!!!
ってどんな料理だったっけ?と思う人は多いと思います。
作ったことがないので詳しくはわかりませんが、作ってみたくなりました。
その他にはこんなメニューが挙がりました。(一部抜粋)
「肉のソテーやグリル」「煮込み」「ハンバーグ」「ホットクックのシチュー」
「ぶり大根」「サーモンフライ」「白身魚のムニエル」
「炊き込みご飯」「豚汁」「焼きそば」「ナムル」「卵焼き」「味噌汁」
他にはこんな声も届きました。
- 学生時代に居酒屋のキッチンでバイトしていたので、居酒屋系料理(味濃いめ)
- 時短料理がすき
- 冷蔵庫にある物で作る名もなき料理
名もなき料理!ここまでできるようになれば最高ですね!
料理をするパパたちの飽くなき向上心
もう止まらない料理好きパパたちの思い。素晴らしい!
でも、どうやらまだまだ満足しているわけではないようです。
それを表しているのがこんな質問の結果です。
料理がうまくなりたいと思いますか?
アンケート結果
- とても思う:66.7%
- ちょっと思う:33.3%
なんと!こちらに至っては「思わない」が0%!
答えてくれた全てのパパが料理の向上心を持っていることがわかりました。
では、特にどんな料理を作れるようになりたいと思っているのか?もちろんこちらも聞いています!
今後作ってみたい、作り方を覚えたい、上手になりたい料理を教えてください
- クロワッサンを焼けるようになりたい・滑らかなカスタードを作りたい・ソースとドレッシングのバリエーションを増やしたい(40代)
- 高級レストランで出るような料理(40代)
- 肉じゃがなど、ひと手間かけた料理(50代)
- 低温調理(40代)
- 鰻の捌き方(50代)
- ケーキ(30代)
- 薬膳料理(40代)
- 魚をさばくのはもっと上手くなりたい(40代)
- 子どものために、栄養バランスをしっかりと考えた食事をレパートリーに加えたい。(30代)
- トルネードオムライス(ドレス・ド・オムライス)(40代)
- 鶏肉の南蛮漬け(30代)
- 離乳食(30代)
- 和食中心で家族で食べるおかずには困らないが映えないのでおしゃれな洋食系を作れるようになりたい(30代)
- 時短でできるよう、手際良くしたい(50代)
- あまりバリエーションがないので作り置きができる系統の副菜(30代)
- 子どもとクッキー作りたい(40代)
皆さん凝ってますね!この辺は男性っぽい回答なのかもしれません。
最後に料理をするパパたちが感じている、料理をすることの良さや魅力について聞いたところこんな声が届きました。
- こんな味にしたい!こんな味で食べたい!という欲求を手軽に叶えられるようになる。ちょっとした変化をつけられるようになるのでいつもと同じメニューでも飽きにくい(40代)
- スモールステップで達成感がある。おいしくできると気分があがる。(50代)
- レシピ通りに作ればだいたい「おいしい」と言ってもらえる 30代
- 好きな味付けができる(50代)
- 妻の負担減少、子ども達に男女問わず家事をするのが当たり前の理解になること(40代)
- 子どもと一緒にできることが増えること。料理を通じて生き物や命に関心を持ってもらいやすい。(30代)
- 家族好みのなるべく添加物や砂糖を使用しないで、おいしく出来る事(50代)
- 自分にとってはストレス発散になる(40代)
- 手間や大変さが理解できる(30代)
- 自分の好きな味付けができる(30代)
- 無心になって気分転換。家族との会話が増える(40代)
- 理科の実験みたいで面白いですよ(40代)
なるほど!確かにそうだなーと思える共感コメントであふれていますね。
ちなみに変化球としてはこんな声も。
- 独身時代から料理も買い物もしない妻に「ごはん作ってくれるなら結婚する」と言われ幸せだった記憶を思い出す(50代)
これはオリジナリティ全開の良いところですね!
でも、なんだかうらやましい気もします。
そして、圧倒的に多かったのがこんな声でした。
- どんな味にしたら妻が「おいしい!」と言ってくれるから試行錯誤することが楽しい(30代)
- ママや子どもが食べてくれる喜び(50代)
- 家族が喜ぶ(30代)
- 家族が美味しいと言ってくれることに尽きますね(40代)
- 家族が美味しくご飯を食べてくれることがうれしい(30代)
- 子どものおいしいの声(40代)
- おいしいとたまに言ってもらえると幸せ(40代)
- おいしいと言って笑って食べてくれる家族が見られる(30代)
「自分が役に立っている」という、いわゆる自己有用感を得ることができるチャンスはそれほど多くないとも言われます。
しかし料理は比較的リアクションを得やすいものだと思うので、自己有用感を得やすいものだと思います。
家族も喜ぶ上に自分の幸せに感じることができると思えば、料理って本当にいいものですね。
忙しい中ではなかなか大変ですし、思うようにできないところもあると思いますが、こんな声を聞いて刺激を受けた方は、少しだけでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
今回もご協力いただきありがとうございました。
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