ここ数年、待機児童問題が当たり前になり、「保活」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
今時大変な保育園への入園。
保育園だけでなく幼稚園選びも含めてパパたちはどのように「保活」に関わっているのでしょうか?
また、どのように選んだのでしょうか?
LINEコミュニティ「パパしるべ総研」のメンバーに聞いた、パパたちの保活&幼稚園選び事情をお伝えします。
そこから見えてきた問題とは??
保活にパパが関わるのは今や当たり前!?
“保活”という言葉が登場した時には、保育園に入るのにそんなに活動しないといけないの?
と驚いた人もいるかもしれません。
都市圏を中心に待機児童が問題になっている今では、もちろん地域や環境にはよりますが、入るための努力は必要のようです。
こういった保活などのニュースではほとんどがママ=女性が中心に取り上げられますが、家族のことですからパパにも関係がありますよね。
パパしるべ総研のメンバーたちはどのくらい関わっているのでしょうか?
保活&幼稚園選びに関わりましたか?
がっつり関わった:64.7%
少しは関わった:23.5%
ほぼ関わらなかった:5.9%
パートナーに任せた:5.9%
「がっつり関わった」という人が6割を超える結果!
もちろん、いつものことですが、こういったアンケートは関わるタイプの人たちが積極的に答えるタイプのものなので、かなりバイアスがかかった結果ではあると思いますが、それでも多く感じるでしょう。
ちなみに、回答してくれた皆さんの子どもたちはどんな施設に通っている(もしくは通っていた)のでしょうか?
お子さんが通った(通っている)園はどちらですか?
認可保育園:48.8%
幼稚園:23.3%
認可外保育園:14.0%
こども園:9.3%
その他:4.7%
世の中的にも共働き世帯が7割と言われていることを考えても、保育園や、保育園と同じ機能があるこども園を利用している人が約70%を占めるのは妥当な線ですよね。
ちなみに「その他」という回答には、「家庭的保育室」や「職場の保育施設」というものがありました。
園選びでパパたちが気になるのは「園庭」
保育園や幼稚園選びで気になるのは、どんなポイントで皆さんが選んでいるのか?
今回のアンケートではそこも聞きました。
一番多かったのは、利便性について。
- 家からの近さ・最寄り駅までのルート。
- 家からの近さ、田んぼに囲まれた立地環境。
- 夫婦で都合に合わせてどちらかが送迎をできる場所。
- 通勤路で送迎可能で、何かの時に直ぐに迎えに行ける距離。
こちらは保育園を利用した人たちの声。
送迎が必要となるし、それが毎日のことで、しかも長期間となるとやはり立地や利便性は重要ですよね。
そしてコメントにもあるように、突然の呼び出しもありますから、ここは欠かせないでしょう。
続いては、園の方針や雰囲気。
- 保育の体制や方針がしっかりしているところを優先で選びました
- モンテッソーリ教育を導入していた点
- 見学した際の先生たちの雰囲気(笑顔で活気があって少しの余裕・ゆとりが感じられたこと)
- 見学に行ってみて、園全体や先生の雰囲気、園の大事にすることや、その時の子どもの様子
- 教育方針と現場が一致していた
これもまた欠かせない重要な要素ですよね。
中でも多かったのが「見学」がカギを握ったケース。
特に「教育方針と現場の一致」という部分は現場を見ないとわからないですよね。
一方、ちょっと意外だったポイントを挙げた方もいました。
- 園庭の大きさ
- 広い園庭
- 園庭の有無
施設の面も気になるところですし、もちろん園庭もポイントには入ると思いますが、こんなに多いのか!と感じました。
これはもしかしたらパパっぽい目線なのかもしれませんね。
その他にはこんな声がありました。
- 給食があるかないか
- 待機せず入れる事
- 時間外で預かってもらえること
- そこしかいけなかった。月額10万円でしたが
- 妻が通っていた幼稚園だったので
妻が通っていた、というのは安心材料ですよね。
その他は、かなり切実ですね…。
保育園&幼稚園の情報収集はどこから?
最後に、保活&幼稚園選びで苦労したことや困ったことについて。
こちらはそれぞれの事情もあって本当にいろいろな声が届きました。
例えば、こんなもの。
- 田舎だったので、選択肢が少なかった。公立も競争率が高かった。
- 年度途中での入園ができず新年度になるまで短期間入れる認可外を探した。
- 引っ越しのための転園。
- 最寄りの園の説明会に参加した時、「毎週水曜日は"お母さんのお弁当"」と言われて、この園には行かないと決めたのが思い出。
- 引越しをして、その年度は広域入所で引越し前の保育園に通えたが、その次の年度の4月に入所できなかった。5月に1ヶ月遅れで、2歳児までの家庭的保育室に入園できたが、3歳児の転園の際に連携園に入園できず。引越し前から数えると、下の子も合わせると毎年のように保活をした。(今はようやくみんな希望のところへ落ち着きました。)
- 保育園は、抽選なので、選ぶ余地はなく、近いかどうかだけでした。認可に通えて良かった。
- 家から近い園を選ぶのか気に入った園を選ぶのかで迷いました。
本当に様々ですが、確かに考えてみると「引っ越し」はかなり大変ですよね。
続いて先ほど重要だと感じた「見学」について。
- 家族帯同で転勤していて、戻ってきたタイミングで入園予定だったので、見学するのが大変だった。
- コロナ禍で見学が制限されており、判断材料を集めきれなかった。都内で保育園の競争が激しく、その読み合いも大変だった。
- 幼稚園の数が多いからすべて見学行く時間がない。
ここにもコロナの影響が…悩ましいですね。
そして、見学はできてもそこからが大変。こんな声もありました。
- 何が決め手になるか妻との話し合い、意識合わせ。
- 働きながら平日に見学などを入れていたため、情報整理が大変でした。また保育内容など、比較しきれない部分を夫婦でどう共有するかも難しかった点です。
子どもの意見ももちろんありますが、やはり夫婦でのすり合わせは必須。
長く付き合うからこそここはしっかりとしておきたいところです。
そして、申し込み自体が大変だという声も。
- 自治体に提出する書類の点数稼ぎ
- 書類の提出や準備
- 幼稚園の願書提出時(かなり並ぶと聞いていたので)
- 申込み用紙の希望保育園欄を全部埋めるかどうか悩みました。結局通えそうな2つしか書きませんでしたが、第1候補に受かってラッキーでした。
- 第1候補が圧倒的に良くて、他の候補になったら非常に困るとこでした
保育園の場合、書類が本当に多い!
また、経験者はわかると思いますが、点数についてはもっと詳しく知りたいと思いますよね。
そんな点数も含めた情報についての声が最も多い声でした。
- 周囲に子どもの歳と近い知り合いがいなかったので、情報を仕入れられなかった
- 何を基準に選べばいいかわからなった
- どの順番で応募するか悩ましい
- どこの園がよいか基準がわからなかった。最後は子どもの希望です。
特に第一子の時は、情報の無さが本当に悩ましい。
ネットなどで調べればある程度のことは出てきますが、地域によっても違いますし、どこまで信用できるかもわかりません。
そして、何よりパパしるべとして気になった声は…
- パパがアクセスできる情報が少ない
こちらです。
もちろんまったくないわけではないですが、イチから、いや時にはゼロからの基本情報も含めて今さら聞きにくいケースもあると思います。
そこで!
パパしるべではこれからの保活&幼稚園選びのシーズンのうちに、情報をまとめて紹介できるようにしていきます。(ちょっと時間をください)
ぜひ一人でも多くのパパたちが関われるようにサポートしていきます。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
さて!
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