子育てをするために仕事をセーブしていたら、その間に大企業へ転職した同期。
「子育てを優先して働く今の生活に不満はない。でも、大企業に転職して活躍する同期の姿に、ふと劣等感や焦る気持ちを抱いてしまう…」と悩むパパ。
本記事では、子育て中の働き方に悩むパパに向けて、劣等感との向き合い方やなくす方法を紹介します。
アドラー心理学のスペシャリストの熊野英一さんのアドバイスを通して、今のあなたの選択に自信を持てるヒントをお届けします。
「劣等感」は必ずしもネガティブな感情だけではない
子どももとてもかわいいし、現状に不満があるわけではありません。
が、まだ独身の同期が春から大企業に転職し、楽しそうにしている話を聞いて、何だか劣等感と焦りが出てきました。
この気持ちはもう仕方ないのでしょうか?
春は変化の季節。
SNSなどを通じて、友人や知人が楽しそうにキラキラしている姿を見て、心がざわつく経験をしている人も結構いると思います。
そんな気持ちはどうしようもないかというと、きっとそんなことはないと思います。
ちょっとした考え方のコツをお伝えしようと思います。
劣等感はあって大丈夫
周りの誰かが成功している姿を見て、焦りやプレッシャーを感じたり、自分は劣っているんじゃないかと感じたりすることは誰にでもあること。
なので、質問者さんの気持ちはとても自然な感情だと思います。
大切なのは、その劣等感を”いけないもの”として無いものにしたり、目を背けたりしないこと。
感情に”善し悪し”はないので、「ああ、自分はこういう人をみて劣等感を持つんだな」くらいに、それはそれとして受け入れていきましょう。
また劣等感があるということは、あなた自身がもっと良くなりたいと思っていて、向上心を持っている証拠でもあると思います。
アドラーは劣等感をポジティブに捉える
アドラー心理学のポイント
「不足感や劣等感は、満足を目指す原動力となる」
アドラーは、劣等感を「自分がこうなりたいと思っている“理想”と今の“現実”とのギャップ」だと捉え、「その理想に向かって自分が前に進むきっかけにすればいい」と説いています。
つまり、劣等感こそ「極めて健全な成長へのバネ」というわけです。
確かに、自分が遅れている、能力が足りない、などと感じると苦しい気持ちになるかもしれません。
でも、その分“伸びしろ”があるとも考えられます。
特に子どもが産まれるまではほぼ制限なく働けていたのに、それが叶わない環境になったことで変化への戸惑いがあり、心がついていかないということもあると思います。
本音としては、今すぐにでもその同期と同じように大企業に転職してバリバリ働きたいと思っているかもしれません。
しかし本当にそれがあなたにとっての幸せで、成功なのか。
もっと突き詰めて考えていった方がいいかもしれません。
誰かの成功が、あなたの成功とは限らない
幸せや成功は他人と比べるものではない
今回のケースで言えば、同期の方は大企業で働き、おそらく大きな仕事をしたり、給料も高かったりするのでしょう。
確かにビジネスの面で言えば、それも成功なのかもしれません。
一方で、妻と力を合わせて子どもを育て、家族で笑いあって過ごすことは失敗でしょうか?そんなことはないと思います。
“この瞬間”“仕事の面だけ”といった限定的な見方をすれば、あなたの方が劣っていると感じるかもしれませんが、長い目で見たときに、本当にあなたが劣っているでしょうか?そんなことないですよね。
そもそも人はみんな、スタート地点も違えば、目指すゴールも違います。
どうやってたどり着くかも全然違いますよね。
比べる必要はありません。
というより、本当は基準が違いすぎてどうやって比べたらいいかすらよくわからないですよね。
あなたのゴール、つまりあなたが目指す成功や幸せはなんなのか?これをもう一度考えてみてください。
その上で、今ある幸せを投げうってでも同期の方のようになりたいかも考えてみれば、劣等感もおさまってくるんじゃないかと思います。
成功者から学んで劣等感を上手く利用しよう
劣等感は誰にでもあるものと言いましたが、あなたから見た同期の方のように、傍から見たら成功しているように見える人にもきっと劣等感はあるんだと思います。
ただ、それでも腐らずに頑張ったからこそ、周りからうらやましいと思われるような存在になれているじゃないかと思います。
その姿は賞賛していいと思います。
そして、見習うべき姿勢だと思います。
ぜひ、あなたも自分の理想やなりたい姿を見つけたら、その人のように頑張ってみてはどうでしょうか?
ひがんだり、妬んだりするのは最も意味がないと思います。
失敗を恐れてもっともらしい言い訳を探して何もしないのも、結局何も変えることはできません。
とはいえ、急に劇的な変化をすることは難しいので、今できるスモールステップからチャレンジしてみましょう。
それこそ、今あなたが持っている劣等感というバネを上手に利用して動き出してみましょう!
うまくいけば、もう劣等感を持っても怖くなくなると思います。
熊野さん、ありがとうございました!
改めておさらいすると…
ポイント
- 劣等感は成長のきっかけとポジティブに考える
- 成功や幸せは人それぞれ。比べずに自分のなりたい姿を考える
- 成功した人を見習って一歩踏み出すことにもチャレンジを!
春は気持ちを新たにするにはピッタリの季節。
モヤモヤする気持ちがあったとしても、それを吹き飛ばすような軽やかなステップで進みだしてみましょう!
著書のご紹介
また、熊野さんのアドラー式コミュニケーションの講座では、家庭はもちろん仕事でも使えるコミュニケーションのコツを学ぶことができます。
「子育てが思い通りにいかない」「仲良くしたいのに夫婦関係がギクシャクしてしまう」「職場の人間関係がうまくいかない」など、悩みを抱える方は自分で解決できるためのコミュニケーション術を学びます。
こちらも気になった方はぜひチェックしてみてください!
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