夏休みに子どもたちが苦戦するものといえば宿題。
これは今も昔も変わりません。
もしパパがそんな宿題の必要性について子どもたちに問われたら、どう答えるでしょうか?
今回は「パパしるべ」のLINE公式アカウントに登録している1300人以上のメンバーに、「なんで宿題をやらなきゃいけないの?」と子どもに聞かれたらどう答えるか?
聞いてみました!
パパたちも苦手だった夏休みの宿題、どう終わらせた?
僕らが子どもの頃、親にこんなことを聞いたら、言い終わる前に「さっさとやりなさい!」と言われたのかなと思います。
でも、その時感じた理不尽を放っておかずに向き合ってみましょう!
まずは、今回回答をしてくれたパパたち自身が夏休みの宿題とどう向き合っていたのか?聞いてみました。
パパ自身は夏休みの宿題はどのように終わらせていましたか?
- 早々に終わらせる:23.5%
- はじめから計画的に:11.8%
- 計画はざっくり。でも焦るほどではない:23.5%
- ギリギリまで粘ってラストスパート:23.5%
- 結局終わらずに謝り倒す:5.9%
- その他:11.8%
見事に割れました。
でも、結局終わらないという人がかなりの少数派であることもわかります。
時代的にもどういう形であっても、終わらせることだけは全うしていたような感じでしょうか。
ちなみにその他の回答の中にはこんな声も。
工作や自由研究以外は、早々に終わらせる。それ以外は、夏休みギリギリ
細かく計画を立てて1週間で破綻、最後3日で仕上げるパターンでした笑
そういう人いたな・・・と思い出されます。
苦手だった夏休みの宿題はなんですか?
1位:自由研究
2位:読書感想文
3位:日記・絵日記
やっぱりこの3つが王道3トップなんでしょう。
この辺りはきっと今も変わらないところかもしれません。
ちなみに、1位の「自由研究」が圧倒的に多かったのが印象的でした。
もしかしたら、今の親世代があまり自由にやる機会が少なくて「自由」というものに慣れていなかったのかもしれません。
また「自由」と言いながら面白そうなことをやろうとすると「それは違う」と言われてしまった経験もあったのかなと、勝手に推測します。
ただ、最近の小学校ではこの3トップについて夏休みの宿題では出さない。
もしくは「読書感想文はポイントをまとめるまで」とか「日記は夏休み中3回」といったように、ハードルを下げて実施するところも増えているようです。
夏休みの宿題は必ずしも必要ではない...!?
では、ここからが本題です。
「なんで宿題をやらなきゃいけないの?」と子どもに聞かれたら、パパたちはどう答えるのでしょうか?
実にバリエーション豊かな答えが届いています。
将来のメリットを伝える
- 「大人になって宿題が出たときに、出来るようになる練習」
学校は、練習で、失敗しても良いと思っているから。
<あつし(40代)> - 「自分で計画を立てて実行する力をつけるため」
夏休みという有限の時間を最大限楽しむことを考えたとき、嫌でもやらないといけないことをいかに片付けるかがポイントになります。 その片付け方は毎日コツコツでも最終日に一気にでも、どのようにしてもいいのですが、ポイントは「自分で計画をたてて実行すること」だと思っています。 宿題の内容が人生の役に立つかはわかりません。しかしこれから先、この計画と実行するという生きていく中で必須のスキルについて、 自分の中での最適解を見つけたり、痛い思いをして次に繋げたりするなど、練習することができる機会だと考えているためです。
<Kent(30代)> - 「楽に生きるため」
仕事する上で、ある程度ベースになる知識があった方が圧倒的に楽。学生の時は勉強以外に大切な時間も沢山あるので、時間効率を高めるために「楽に覚えてこなせる」やり方を研究することが大事で、実際に学年上位とか要領良く遊んでいる人はそうしているから。
<510(40代)> - 「宿題をしてくること=約束をちゃんと守ることだから」
宿題やったから、といって全員が成績良くなったりしない。じゃ、何で宿題があるのか?それは「宿題をしてくること=約束をちゃんと守ること」だと思います。約束を守るトレーニングが宿題なのです。社会人になると、お互いに約束をすることで世の中が成り立っていることが分かります。仕事はもちろん約束が無ければ成立しませんが、電車やバスの運行、スーパーの開店時刻や品揃え、病院の診察時間や救急体制……その全部が約束を交わし合っているから成立します。それがあるから、みんな安心して生活出来るのです。社会人になったら、みんな自分の役割を認識してお互いに約束を守る……当たり前にそうすることが出来るよう子どもの頃からトレーニングする、それが宿題です。だから、宿題の内容には、正直あまり意味がないかなと思います。
<Mickey(60代以上)>
いずれも「確かにそうだな」と思わされる回答ですよね。
子どもによってはちょっと難しく感じるかもしれませんが、丁寧に伝えていきたいことだと思います。
子どもにわかりやすい解説
- 「ポケモンでレベルアップさせるのと一緒」
娘が明日ポケモンをレベルアップさせるんだって言ったのを聞いて、勉強も同じかなと。
<まっつん(40代)> - 「せっかくやってきた勉強を忘れないようにする為だよ」
せっかく頑張った1学期の勉強を忘れちゃうなんてもったいない、ということを訴えかけてみたいです。
<かっちゃん(30代>
うまい!子どもも「なるほど!そうか!」となりそうな感じがします。
人生訓的な回答
- 「夏休みでも勉強は毎日やるものだからね」
人生、日々勉強だから。
<MASA2P(40代)> - 「誰かの役に立つためだよ」
大人になっても、誰かの役にたつためには勉強をし続けなきゃダメなんだよ。だから、大人になってもずっと勉強を続けて、いろんな人を助けてあげられるように、勉強をするクセをつけといて欲しいんだ。
<case-k(30代)>
ふ、深い。
哲学的というかなんというか大人でも「ほー」と唸るような回答です。
やらなくていい
実は今回の回答で多かったのが、この「やらなくていい」という方向性の回答をするパパ。
そういうことを言うと「もうこれだからパパは!」と、宿題をちゃんとやらせたいママとぶつかるという話も聞こえてきそうですが、そこにはどんな思いがあるのでしょうか?
- 「え、やりたくないならやらなくていいよ。その後怒られて困るのはお父さんじゃなくて君だし。まあ一緒にやった方が早いし一緒にやる?」
親から言われてやる、は好ましくないと考えているので!
<KAI(30代)> - 「やらなくていいよ。もっとやりたいことあるならそっちやっていいよ」
やれと言われたことしかやらない子になってほしくない。イヤイヤやったところで身につくものは限られている。<まよ(30代)> - 「○○ちゃんはどう思う?パパは、別に○○ちゃんが宿題をやってもやらんくても困らないから、どっちでもいいんだけど、宿題はやらなくちゃいけないの?」
ちょうど昨年度、小2の娘と話していました。なんでやらなくちゃいけないか、自分もわからないので。
<じゃっきー(30代)> - 「どうしてかな?」
子どもなりの答えを考えて欲しいから、どうしてかな?って言いながら一緒に考える。
<幸せリーダー(40代)> - 「え、そんなん。知らんかった。誰が決めたん?」
そんなルール知らないから。
<大腸の糖(40代)> - 「やらなくていいよ」
自分自身、やりたくなかったから。
<よっしー(40代)>
人によっては、なかなかレジスタンスな姿勢の方もいましたが、「やらなくてもいい派」の考えを聞いていると、子ども自身の考えや思いを尊重するような姿勢もあります。
「答えを与えること」よりも、「自分で考える」ことを重視している方が多いように感じました。
これってアドラー心理学で言うところの「課題の分離」というところにあたると思います。
※親子の課題の分離についてはコチラにも詳しく解説されています。
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本当にバリエーション豊かな回答がありましたが、参考になるものはありましたか?
もちろん、パパが何を言うかだけではなく、子どもがどう受け取るか?
また、その言葉をしっかりと伝えられるだけの関係性というのも重要だと思います。
それぞれの思いや価値観のもと、とにかく残りの夏休みを楽しんでいきましょう!
ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!
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