子供に甘い親はダメ?実は8割の父親が自覚していた本音をアンケート

「子供に甘い親」と言われるとドキッとするパパも多いのでは?

実際にママから「パパって本当に子供に甘いよね」そんな声を聞くことがたくさんあります。

でも、その甘さって本当に悪いことなのでしょうか?

今回の記事では、父親たちのリアルな本音や“甘くなってしまう瞬間”、そして甘やかすことへの葛藤や考え方をパパしるべのLINEアンケートからひもときます。

子供をつい甘やかしがちなあなたにとって、ヒントになる視点がきっと見つかるはずです。

「子供に甘い」と自覚している父親は8割以上!

「パパとママが二人で叱るのは良くない」なんてことを聞くことも多いですが、そうなると必然的にどちらかが叱る役になり、それがママになるケースが多いように感じます。(もちろん逆もあると思いますが)

そんな中、パパたち自身はどのように感じているのでしょうか?

まずはズバリ聞きました。

自分は子どもに「甘い」と思いますか?

  • とても思う:46.2%
  • ちょっと思う:38.5%
  • あまり思わない:7.7%
  • 全然思わない:7.7%

基本的に甘いと自覚しているパパは8割以上!

そうなんです。

正直なところ「甘い」という自覚はあるんですよね。

そう思った背景も聞いてみました。

甘いと自覚する理由を教えてください

とても思うと答えたパパ

  • 怒れないから(30代)
  • 普段構えないから(30代)
  • 求められると、ダメと分かっていても与えてしまうから(30代)
  • 子どもの甘えにすぐのってしまう。それを妻に怒られている(40代)
  • 自分の父親が厳しかったため(50代)
  • 「パパ大好き、抱っこ」と言われると、抱っこしてしまう。(40代)

ちょっと思うと答えたパパ

  • 他の人は駄目と言うことでも、このくらいはいいんじゃないかな?と思うことは多いから(30代)
  • 妻の知らないとこで、子どもの欲しい物を購入したり、オヤツをあげる。(40代)
  • 子どもや自分の目先の得・楽を優先しがちだから(40代)
  • 意識して甘めにしている。「多少のワガママを言っても親は自分を受け入れてくれる」という安心感をつくることが、子どもの自己肯定感の醸成に繋がるから。(30代)
  • 起きたことはしょうがないと思って叱るよりも、次どうしたらいいかを考えることが多いから(40代)

あまり思わないと答えたパパ

  • 厳しくするところは母親より厳しいと思う。母親がしてくれているしつけと役割分担ができていると考えています。(50代)

全然思わないと答えたパパ

  • 理由もなく教育方針から外れて甘やかすことはないため(30代)

そりゃ「パパ大好き」なんて言われたら、多くのパパは断るなんてできないですよね。

さらに具体的に甘くなってしまった経験も聞きました。

「これは甘かったかな」と思った出来事は?

  • 食べ物を与えすぎた時(50代)
  • 子どもが要求する、いつもと違うオヤツが欲しいとせがむので、仕方なく買物に行く。(40代)
  • お風呂に入れるのに、早く・楽に入れるためお菓子を出しに使ったこと(40代)
  • 保育園から帰る時に、「帰宅後のおやつをナシにする代わりに公園で少し遊ぶ」と約束したのに、帰宅後におやつをねだられて了承したこと(渋々ですけど)(30代)
  • 姉妹でガチャガチャをして一人だけ良いのが出てしまい、一人が泣いてしまったので1回だけだったはずなのに再度ガチャしてしまったとき(40代)
  • ママより多くミルクをあげる(30代)
  • チョコレートのアイスが好きというので、習い事が終わる度に食べさせてしまった(50代)
  • 6歳と2歳の息子の2人に抱っこと言われて、二人同時に抱っこしてしまった。(合計35kg)(40代)

どれもあるあるですね(笑)。

ただ、最後の「息子2人を抱っこ」については甘いというより、頑張って応えていてすごい!と感じてしまうのは僕が同じパパだからでしょうか。

子供に甘い父親、ママはどう思ってる...!?

おおむね子どもに甘いと自覚しているパパたちですが、ママたちの視線をどう感じているのでしょうか?これも聞いてみました。

妻やパートナーからは「甘い」と思われていますか?

  • 確実に思われている:46.2%
  • ちょっと思われていそう:46.2%
  • 絶対に思われていない:7.7%

こちらは自身の甘いという自覚よりも多く、9割以上のパパが「甘いと思われている」と感じている様子。

その理由とは?

  • いつも言われるわけではないが、たまに甘いというニュアンスのことは言われる。(確実に思われている 40代)
  • 家族の会話の中で「お父さんは子ども達に甘いからね〜。」とよくよく言われるので(確実に思われている 40代)
  • 妻が叱る役で、パパがフォローしているから(確実に思われている 50代)
  • 妻は子どもに色々指摘しており、それに子どもが反発して険悪になることが多いから。また、それに伴い父に子どもが懐きがちになり、妻が不機嫌になっているから。(ちょっと思われていそう 30代)

一方、やはり反対のケースもあるようです。

  • 「私の言うことはあまり聞かないけどあなたの言うことは聞く」と度々言われるため(絶対に思われていない30代)

これも結構あるあるですよね。

というか昔はこういうケースが多かったように思います。

パパママどっちがいいかは別として、役割分担だと思えばこれもアリなんでしょう。

子供を甘やかすことへの親の考えと悩みとは

ママたちに甘いと思われながらもなぜパパは子どもに甘くなるのか?

パパ自身たちの心の内はどうなんでしょう?

子どもについて甘いことをどう思いますか?

  • 大いに甘くていいと思う:30.8%
  • ちょっとくらいは甘くていいと思う:61.5%
  • 出来れば甘くしない方がいいと思う:7.7%

「甘くていいと思っている」という人が9割以上。

どうやら、うっかり甘くなってしまっているわけではなく、“あえて”という人が多いようです。

甘めのパパたちにもう少し詳しく思いを聞いてみました。

なぜ、そう思いますか?

大いに甘くていいと思うと答えたパパ

  • いざという時の父だから(30代)
  • いつかはそんな甘い世の中ではないとわかる。それまでは親に甘えていいかなと。(40代)
  • そのうち、甘く出来なくなるから(40代)
  • どこかで、甘くない現実がくるから、甘くて良い時は、甘くて良いと思う(40代)

ちょっとくらいは甘くていいと思うと答えたパパ

  • 時には甘やかすことも大切。ただし何の理由もないと甘やかしになってしまうため。(30代)
  • 心の発達や独り立ちするにも、甘えられる時期にしっかり甘えてほしい。(40代)
  • 甘すぎたり、常態化したりするのは良くないが、子どもが「愛されている」「大切に思われている」と実感し、親が安全基地となる為に、少しの甘さはあって良いと思います。(40代)
  • 時代が変わって優しさが尊重されるようになってきたから(50代)
  • 意識して甘めにしている。「多少のワガママを言っても親は自分を受け入れてくれる」という安心感をつくることが、子どもの自己肯定感の醸成に繋がるから。(30代)
  • 母親との役割分担で父親の方が厳しい場面もあるので(50代)
  • 家庭や限定的な場面で甘くても、他所へ行った時に礼儀正しくできればいいので、締めるべきところはここじゃないと思う(30代)

ママたちからすると「本当かよ!」とツッコミたくなるかもしれませんが、パパたちもまったく何も考えていないわけではないということだけ伝わればいいなと思います。

さらにこんな声も届きました。

子どもへの対応で悩みがあれば教えてください

  • 甘やかすと社会でやっていけなくなる、という思いを持っている親の考えは理解する。しかし、子どもは放っておいても社会の厳しい面に直面する日が来るため、親はそこで子どもの逃げ場になれる立ち位置でいる方がよい。(30代)
  • 厳しさと甘えのバランスが難しい(50代)
  • 自分が厳しすぎるのでは…と思うことが多々。(公園でアイスを食べたいとごねた時に、正当な理由がないと買い与えない等)(30代)
  • 色々な文献や子育てにおいて、親子の関係は大切だと言われているが、将来わがままな子にならないか、どこまで甘やかしてよいかのボーダーラインに悩む。(40代)
  • 世間の認識的に悪いイメージが多いと感じる。甘やかすと礼儀知らずになるとか、自制ができなくなるとか、親がいないと何もできなくなるとか思われているのだと思うが、果たしてそうなのかなと疑問に感じる(30代)
  • 父親と母親の対応を一致すべきか(50代)

確かにバランスも難しいですし、夫婦で対応を揃えるかも悩むところだと思いますが、そもそもバランスを取ろうとか下心はなくてもいいような気もします。

また、「甘いと子どもがこうなってしまう」みたいなこともよく見かけますが、甘いだけで変わるかどうかはわかりませんし、子どもの個性にもよると思うので、考えすぎてもどうにもならないかもしれませんよね。

大事なのは夫婦が納得できる範囲で対応することだと思うので、これを機に一度夫婦で話し合ってみてはどうでしょうか?


今回もご協力いただきありがとうございました。

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