2月に入り、「保育園が決まった!」という声がSNSでも増えてきました。
うれしい反面、「ママ友やパパ友、ちゃんとできるだろうか…」と不安になる人も少なくありません。
今回は、保育園が決まったけれど人付き合いに自信がないパパからの相談に、アドラー式子育ての熊野英一さんが回答。
ママ友・パパ友の作り方を“無理なく”始めるコツをお届けします。
肩の力がふっと抜ける考え方とは?
パパ友・ママ友は本当に必要?
4月から念願の保育園入園が決まりました。
ただ、自分も妻もそれほど社交的な方ではなく、大切だと言われるパパ友やママ友ができるか?ちゃんとやっていけるか不安です。
ここういうときはどうしたらいいでしょうか?
まずは保育園入園決定、おめでとうございます。
かつてほどではないと思いますが、いまだ希望通りに保育園に入れない人もいる状況もあると思うので、それはよかったと思います。
同時に湧き上がる不安はそれぞれあると思いますが、今回はパパ友ママ友について。
どうしたらいいか、一緒に考えていきましょう。
まずは思い込みを捨てよう
質問の中に「大切だと言われるパパ友ママ友」とありますが、本当にそうでしょうか?
もちろん人は仲間がいた方が頑張れることもあるでしょうし、情報交換などの意味でもいい関係を作れるのであれば、いた方がいいのかもしれません。
ただ、実際はパパ友やママ友と呼べる関係の人がいなくても保育園生活を送ることは不可能ではありませんし、いないままに卒園した人もいます。
パパ友やママ友は、「確かにいた方がいいけど、無理に作る必要がないもの」ともいえるかもしれないので、できるかどうかについて、そこまで肩に力を入れて考えなくてもいいと思います。
とはいえ、不安だからといって最初からコミュニケーションのシャッターを閉じてしまうのはどうでしょう。
もしかしたら、パパ友ママ友と想像以上に楽しい保育園生活を送れる可能性を残しておくためにも、オープンにしておいてもいいと思います。
みんなはうまくやっているのに…
おそらく保育園では、悩んでいるあなたを尻目に、仲良く話している保護者達を見かけることもあると思います。
この状況をネガティブに捉えて、「自分はあんなに早く仲良くなれない」とか「自分だけ孤立している」とか妄想をふくらませてしまいがちですが、本当にそうでしょうか?
単純に話す機会がなかっただけかもしれませんし、実はその人たちはもっと前から保育園に通っていたために仲良しなのかもしれませんよね。
「パパ友ママ友は絶対に必要」「みんなはすぐに仲良くなれている」というのは、思い込みかもしれません。
そしてその思い込みのために孤立感を持ってしまったり、自分はできていないと感じてしまったりする必要はありません。
あなたのペースで、必要だと感じるのであれば、少しだけパパ友ママ友づくりにチャレンジしてみてはどうでしょうか?
保育園ママ友・パパ友の作り方は“友達になる”より“貢献”から
世の中、社交的な人だけではない
質問には「自分たち夫婦は社交的ではない」ということが不安の背景として書かれていますが、そもそも世の中は社交的な人だけではありません。
目の前にいるパートナーのように、同じく社交的ではない人もいます。
なので、同じように悩んでいる人がきっと保護者の中にはいると思います。
わざわざ自分が合わせるのに疲れるほど社交的な人と友達になる必要はありません。
もしかしたら、その感覚が合う人もいるかもしれないので、その人を探せばいいと思います。
保育園でできる最初の一歩は“あいさつ”から
それでも話しかけたりするのはなかなか…と躊躇してしまうというあなたのような人に伝えたい、アドラーの言葉があります。
アドラー心理学のポイント
「仲間への思いやりが、自分を育てる」
これは、他者に関心を向けて、貢献することで、視野が広がり、自己肯定感や人間関係を築く力が育まれることを示しています。
思い込みから自分を解き放って人との関係を始めるためには、いきなり「友達になろう」と話しかけるようなハードルの高いことに挑戦するのではなく、貢献するような感覚で関わることから始めてみてはどうか?ということです。
貢献といっても大げさなものではありません。
ただ、笑顔で話しかける、他の子のこともほめるなど、ちょっとしたことでも周りの人が気分が良くなることで、十分貢献していることになると思います。
そうして「自分も役立てる」と感じる機会が増えると、自然とつながりがうまれてきます。
パパ友・ママ友作りは“待つ”より小さく動く方がラクになる
また、苦手意識を持っていると自分からなかなか踏み出せずに“待ち”の姿勢になってしまいがちです。
そうなると、より不安が募ってしまうもの。だったら、自分から行っちゃいましょう。
そもそも「クラスいちのまとめ役」を目指す必要はありません。
また、話しかけた人全員と友達になる必要もありません。
自分たちと感覚が近い人と巡り合うためには、ある程度数を打つ必要はあると思います。
あまり深く考えずに顔を合わせるいろいろな人にあいさつをしてみて、そのリアクションを見ながら、仲良くなれそうな人を見つけていけばいいと思います。
まずは勇気をもって、明るいあいさつで周りの人に貢献してみてください。
きっと、いいパパ友やママ友が見つかると思います!
熊野さん、ありがとうございました!
改めておさらいすると…
ポイント
- パパ友ママ友は絶対に必要、というような思い込みを手放してみる
- いきなり友達になろうとするのではなく、貢献する気持ちで接してみる
- 感覚の合う人はきっといる!ある程度数を打つことも大事
これから入園となると、いろいろな妄想を膨らませがちですが、よくイメージした不安のほとんどは起こらないともいうので、入ってからゆっくり対応していきましょう。
著書のご紹介
また、熊野さんのアドラー式コミュニケーションの講座では、家庭はもちろん仕事でも使えるコミュニケーションのコツを学ぶことができます。
「子育てが思い通りにいかない」「仲良くしたいのに夫婦関係がギクシャクしてしまう」「職場の人間関係がうまくいかない」など、悩みを抱える方は自分で解決できるためのコミュニケーション術を学びます。
こちらも気になった方はぜひチェックしてみてください!
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