子どもを預けて妻とデートしたい!消極的な妻に悩む夫へアドバイス

子どもができると育児や家事に追われて、夫婦の時間を持つことは難しいのが現実。

でも、たまには子ども中心の生活から離れて息抜きしたい、昔のように夫婦二人で出かけたいと思うこともありますよね。

子どもが生まれてからもデートをする夫婦が増えているということですが、一方でせっかく誘ってもなかなか実現しないという夫婦もいるようです。

今回は妻をデートに誘ってもなかなか乗ってきてくれない、と悩むパパからのご相談。

アドラー心理学を基にしたアドラー式子育ての熊野英一さんから、アドバイスをもらいました。

妻がデートをしない理由とは?

夫婦デートに行きたいのは誰?

質問者
結婚して10年経ちました。

5歳の息子がいて子ども中心の生活になってしまっていますが、たまには実家に預けて妻とデートしたいと思っています。

両親も特に反対しないので、問題ないと思いますが、お互い休みの日でも妻はなんだかんだ理由をつけてはぐらかされます。

何が問題なんでしょうか?

夫婦はそれぞれですから、本当の理由はもちろんわかりません。

しかし、質問を見る限り妻の方が乗り気じゃない雰囲気は伝わってきます。

あくまで一般的な視点にはなりますが、妻の心の内を想像してみましょう。

デートに行きたい!という気持ちは素晴らしい

男女を問わず、家族になると恋愛感情が薄まっていくという話はよく聞きます。

一緒に過ごすためにたくさん努力していた人がずっとそばにいてくれたら、当たり前の存在になってしまいがち。

アドラー心理学では、家族など近くにいる人に対して丁寧なコミュニケーションを取ることが一番難しいと思いと考えますが、質問してくれたパパは妻に対する思いが感じられます。

これは本当に素晴らしい!

例え、一方通行だとしても。

かつてはデートに誘ったら喜んで一緒に行ってくれた妻だからこそ、断られると余計にショックだと思います。

ただ、だからといって落ち込んでいるだけでは何も変わりません。

改めて、自分ができることはどんなことなのか?考えていきましょう。

そもそも妻はデートしたいのか?

最も基本的なことですが、考えたことはあるでしょうか?

あなたがデートしたい気持ちは存分に伝わってきます。

昔みたいに二人で笑いながら過ごしたい、楽しい時間を共有したい、などいろいろな思いがあるでしょう。

しかし、妻は「これだけ忙しいのに何言ってるの??」「もう休みくらいはゆっくりさせてよ!」そう思っている可能性もあるかもしれないのです。

これは確認の上で誘っているでしょうか?

質問を見る限り、そのコミュニケーションが抜けているようにも感じます。

そうすると、もしかしたら「行ったら行ったで自分の好きなことをするだけじゃないの??」みたいに、自分の「妻とデートしたい」という気持ちを押し付けられるような感覚や、自分勝手さが伝わってしまっていることも考えられます。

これでは、デートは成立しませんよね。

結婚は二人の合意で成り立つ大きな節目ですが、例え1回のデートでも、二人の合意がないと成り立たないのです。

それこそ昔は当たり前のようにわかっていたことを少し忘れてしまっているのかもしれないと感じますが、どうでしょうか?

夫婦デートはしたいけど、しないという選択

見えないハードルがあるかもしれない

夫婦でデートをするには、やはり少なからずハードルがあると思います。

まず子どもはどうするのか?これについては質問の中にもご両親が見てくれるとのこと。

他にも、互いに忙しい中で時間を作ることや、体力的な問題もあるでしょう。

さらに、家事についてはデートをしている間は進まないので、行く前か帰ってきた後にはやらなければならないですし、もし両親に預けたとすれば、その後にお礼をするといったことも出てきます。

そういったハードルに全部気づけているかと考えると微妙ですよね。

もしかしたら質問してくれた方の妻も、デートはしたいと思っているけど、いろいろなことを考えると、デートをしない方がいいと選択しているのかもしれません。

その辺りも妻とちゃんと話せているかが一つのカギとなりそうです。

妻が感じているハードルがわかれば、対応する方法が考えられることもあるでしょう。

ハードルを越えてまでデートがしたい相手かどうか

デートに限らず、趣味や勉強なども含めて、忙しい中で時間を作るのはなかなか大変なことです。

それでも時間を作るのは、価値や必要性を感じている場合ですよね。

ここまでですでに様々なハードルがあることがわかっているので、それを超えるものがなくては夫婦デートが成り立たない可能性が高いわけです。

そんな状況の中で、自分のしたいデートを押し付ける相手や、ハードルを越えることに協力してくれない相手と、果たしてデートをしたいと思うでしょうか?

他にも日常的にないがしろにされている、リスペクトされていない、人として大切にされていないなどを感じて不満がたまっていたとしたら、また別のハードルができてしまうわけです。

その状況でどれほど魅力的なデートプランをプレゼンしても難しいのも当たり前でしょう。

いろいろな部分において事前に妻と話して、思いや考え、そしてハードルを知ること。

そして、基盤となる関係性を築くために日常的なコミュニケーションが大切だと感じます。

これがわかれば今すぐに念願の夫婦デートができるというものではありませんが、心がけて行動することで、いつの日か最高のデートができることを願っています!


熊野さん、ありがとうございました!

改めておさらいすると…

ポイント

  • そもそも妻はデートがしたいか聞いてみる
  • 妻がデートする上でハードルと感じることも聞いてみる
  • そもそもその話ができる関係性を築く努力を日常的にする

仕方なく行くデートほどつまらなくて疲れるものはないですよね。

せっかくデートをするのであれば、二人とも楽しめる時間にしたいところ。

そのための努力が実った先に、子どもも含めてハッピーな未来が待っていると思って頑張っていきましょう!

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