歯みがき&寝かしつけ!パパも驚く目からウロコの知識満載!~第3期おかざきパパマイスター養成講座レポート~

NPO法人ファザーリング・ジャパンが子育て支援事業に関わる愛知県岡崎市。

第3期を迎えた今年の「おかざきパパマイスター養成講座」では、パパのスキルアップにつながる内容が満載!

今回は第2回目の歯みがきと第3回目の寝かしつけに関する講座をレポートします。

初回のレポートはこちら

歯みがきの先生はラッパー!?

東岡崎駅前の改修状況が気になって仕方ないパパしるべ編集長のジョージです。

岡崎市役所はもちろん、おかざきパパマイスター養成講座の会場となる図書館交流プラザ「りぶら」は最寄りが名鉄の東岡崎駅。

ここが一昨年から本格的な再開発がはじまったのです。

完成するのは2030年の予定とのことですが、生まれ変わった姿を見られるまでこの事業が続くことを願っています。

さて、おかげさまで継続している「おかざきパパマイスター養成講座」は、第3期を迎えています。

今年の講座内容はこれまでに実施した子育て世帯向けのアンケートの内容を踏まえて考えました。

まず、第2回目は苦労しているパパママが本当に多い「歯みがき」を中心とした口腔ケアについて。

タイトルは「パパ必聴!現役歯科医師ラッパーが教える‟親子のお口と健康トラブル攻略テクニック”」。

講師として最高で最強の歯医者さんをお迎えしました!

その名もDr.COYASS!

東京・中目黒にある「中目黒コヤス歯科」の院長であり、歯学博士の小安正洋先生。

歯医者さんではあるのですが、一方で音楽活動もしていて、日本武道館のステージにも立ったことがあるというラッパーなんです。

メジャーシーンで活躍していた時は、アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のエンディングテーマを担当したこともあります。

スライドは234ページ!?

そんなパンチのきいた経歴を持つ小安先生のセミナーは、ラップのように爆速で進みます。

というのも、60分という持ち時間に向けて用意してくれたスライドは234ページ!

単純計算で1分4枚近く進めないといけないペース!!

果たして、時間内におさまるのでしょうか?

今回の受講者にはこれから出産を迎えるパパママもいたので、妊娠期からまだ歯が生えてくる前のお子さんがいる人に向けた口腔ケアのお話もたくさんありました。

多くの人が知っている「親子で同じカトラリーを使うことは良くない」ということについては、もちろん小安先生もやってはいけないこととして説明。

ただし、それだけではないと言います。

「生後19か月までに約70%のこどもが親から虫歯菌をもらっているというデータもあります」

衝撃的な数字に一同びっくり。

小安先生曰く、カトラリーを共用しないことなど基本的な対策をしていても、同じ生活空間で過ごしている以上は、感染のリスクを避けることがかなり難しいというのです。

では、どうしたらいいのか?

シンプルにパパママがしっかりと口腔ケアをしておくことが重要ということです。

妊娠中から口腔ケアをしっかりとしておくことは、様々なリスクを軽減することになるということも伝えられました。

幼児にオススメのおやつとは?

また、もう少し大きくなった幼児のお子さんを持つ親から質問されることが多いという、「歯みがき嫌い」のこどもの対策としては、意外な方法を提案。

「まずはとにかく親が楽しそうに歯みがきをすること」

こどもだって親が嫌々やっていることをやりたいとはなかなか思えませんよね。

親が毎日の習慣として「歯みがきすると気持ちいいし、すっきりするから楽しい!」という雰囲気を出していると、こどもだって前向きになるというお話はまさに目からウロコでした。

ちなみに、虫歯になるリスクをおさえるために小安先生がオススメしてくれたオヤツは「あたりめ」「鮭とば」「ビーフジャーキー」のおつまみ3点セット!

咀嚼することで顎の骨の成長につながり、虫歯対策となる唾液もたくさん出ます。

なにより、虫歯の原因となる糖質がないことがオススメポイント。

実際に小安先生の2人のお子さんは、日々のオヤツがこの3つだったそうです。

パパが極めたい「寝かしつけ」の極意とは?

いて第3回目のテーマはこれも多くのパパママが悩む「寝かしつけ」について。

タイトルは「イクメンの星が伝える!寝かしつけの極意とパパママの質のいい睡眠術」です!

講師にお迎えしたのは、愛知県在住で2020年に厚生労働省から「イクメンの星」に認定された寝かしつけのスペシャリスト、伊藤翼さん。

日本人の男性として初めてIPHI乳幼児睡眠コンサルタントを取得し、現在はNPO法人育Qひろばの代表も務めるということで、これはすごいイクメンなのかと思いきや…

「実は、もともと全然ダメダメのパパだったんです。」

と、伊藤さん。

第1子が産まれた当時は、自分では育児をしているつもりだったものの、実際は週末だけの限定的で勘違いしたパパだったと回顧。

それが第2子の誕生を機に、育休を取得しワンオペを経験したことで、覚醒したということでした。

特に苦戦したことをきっかけに、極めようと思って学んだのが「寝かしつけ」だったそうです。

そんな伊藤さんが教えてくれたのは、様々な寝かしつけの勘違いでした。

例えば、こどもを寝かせるときは、寝冷えをしないよう暖かくしがちですが、実は勘違いで、大人が少し肌寒いと感じるくらいがちょうど良いという温度設定のお話。

さらに、夜寝なくなるからと昼寝をあまりさせない方も多いと思いますが、これも勘違い。

体力的に起きていられる時間が短い赤ちゃんは、疲れすぎてしまうとかえって眠りづらくなってしまったり、ぐっすり眠れなくなったりすることが多いため、しっかりと昼寝をさせた方が良いということです。

聞いているパパやママの表情がとても真剣でした。

寝かしつけ時間ゼロの秘策

現在、お子さん2人を育てている伊藤さんが寝かしつけにかけている時間は、なんとゼロ!

これには会場のパパママもびっくり!しかしそんなことが可能なんでしょうか?

寝かしつけというと、抱っこしたり、トントンしたり、車に乗せたり、ベビーカーに乗せたり、みんないろいろな工夫をしていますよね。

実はここが寝かしつけを大変にしているポイントだというのです。

いろいろな方法で寝かせると、その寝方が癖になってしまうんだそうです。

また、赤ちゃんは自分が寝た環境と目が覚めた時の環境が違うと、覚醒しやすいんだとか。

そのため、抱っこなどで寝かして、寝室に運んだりすると覚醒しやすいということなんです。

では、伊藤さんはどのようにしているのかというと、眠くなったら寝かせるのではなく、時間を決めて寝かせるようにして生活リズムを作り、時間がきたら「じゃあね、おやすみ」と声をかけて自分たちで眠る習慣をつけたといいます。

つまり、親が様々な工夫をして寝かせるということをそもそもしなかったことで、一人で眠れるようになったというのです。

伊藤さんの下のお子さんは5歳。普通に考えれば、親が添い寝してちゃんと寝かしつけないといけない年齢ですが、それがまったく必要ないそうです。

すでに、寝かせる際に抱っこしたりトントンしたりしているパパママにとっては、目からうろこが落ちると同時に「もっと早く知りたかった…」というため息が聞こえてきました。

とはいえ、伊藤さん曰く、これからでも習慣をつけていけば、改善されると聞き、少しほっとした様子でした。

今期も盛り上がる座談会!

今期も、各講座の後にはパパ・ママに分かれる第2部を実施。

パパたちはグループに分かれ、座談会形式でトークを行います。

第2回目は「自分の目指すパパ像」や「家事や子育ての相談したいこと」について。

第3回目は、令和7年6月に実施した子育て世帯向けアンケートの設問の一つ「インターネットで検索していること」の結果をもとに、皆さんが家事や育児についてどのようなことを検索しているかを、グループごとに発表してもらいました。

各グループには、1・2期で「おかざきパパマイスター」に認定された先輩がファシリテーターとして入ることが多く、話を盛り上げてもらう役割をお願いしていますが、毎回その必要がないほど皆さんが積極的に話してくださるのがうれしいところ。

それまで漠然と心の内に秘めていた考えや思いを言葉にすることで、より父親としての意識が高まっていく時間になっているようです。

講座後に実施したアンケートにはこんな声も。

「みんな同じ様な悩みや、パパ像を持っている事がわかり、ホッとしました」

様々な考えを持つパパがいることを知るだけでなく、自分だけではないと感じられることで心が落ち着く、貴重な時間になっているようで、うれしい限りです。

また、面白いと感じるのは、みなさんの自己紹介です。

回ごとにグループのメンバーが変わるため、毎回最初はそれぞれの自己紹介から始まるのですが、回を重ねるごとにスムーズになっていくのです。

きっとそれまでパパとしての自己紹介をする機会はそれほど多くなかったと思いますが、ここで何回もやっているうちに慣れてくる様子。

これからパパとしていろいろな人と会って自己紹介をする機会も増えますし、それをきっかけに仲良くなることもあると思うので、ぜひこの講座で練習を積んでいただければと思います。

さあ、次回はいよいよ最終回。

おかざきパパマイスターの認定式のレポートです!

実は今回、認定式に一緒に来ていたママに、おかざきパパマイスター養成講座を受けたパパたちの変化などについても聞くことができました。

いったいどんな反応なのか?

お楽しみに!